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失言

2010-11-19 23:41:34 | 日記
自衛隊は暴力装置、と仙谷官房長官が発言し、すぐに訂正謝罪したが、私は何年か前の柳沢伯夫大臣の「女は子供を産む機械」発言を思い出した。また、柳田稔法相の「法務大臣の国会答弁は2ツの言葉で足りる」も、予算の議論そっちのけの国会で、毎日取り上げられている。失言の理由についてはアレコレあって、たとえば柳田法相の場合は、仲間うちのパーティーの席だったので、つい口が滑ったそうだが、どんな場所であろうと、失言するのは油断より前に言葉のセンスの無さであるだろう。 油断を生むのは心の驕りであって、国会議員ならずとも、人間、ちょっとした地位に就くと周囲からチヤホヤされ、お追従笑いを自分の持つユーモア(洒脱)と錯覚するから始末が悪い。 とにかく、上に立つ者は、まず本(私が薦めるのは、山口江分利満)を読んで、笑いの基本を学んだらいい。 それだけでも言葉のセンスは、かなり磨かれるということだ。入院して1週間は、ICU(集中治療室)にいた。こういうことを書くと病院に怒られるかもしれぬが、優秀な看護婦さんが揃っていた。弱っている私を元気づけるためか、みんなが、うるさくない程度に声をかけてくれたが、これが、言葉(会話)のセンスである。 いちばん耳に残るのが、「淋しかったら呼んでください、あたしA子です」というもので、その一言で、どれだけラクになったか。センスのいい言葉は重病人をも救うのである。

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