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遭難と交通事故

2010年01月03日 | 日記

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2010 01 03 遭難と交通事故【わが郷・日記】
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本格的な冬山登山は未経験なので、今回の遭難?に関しての詳細なコメントは出来る立場はありませんが、高山の麓の温泉街で数年ほど暮らした経験から、感じたことを綴って見ようかと思います。参照記事のパーティーの安否はまだ不明です。無事に帰還してくれる可能性は多いと思われます。現在東シナ海にある高気圧が、本州の上に来てくれれば、山の天気も回復するでしょう。
         http://tenki.jp/chart/

暮れから正月にかけての気圧配置は、北海道あたりに、猛烈な低気圧のある、例の厭なパターンでした。冬場の台風で風は台風以上かも知れません。別名は爆弾低気圧といいます。昨日点検したのですが、物置のシルバーシートが、無残に強風に吹き千切られて、ボロボロになってしまっていました。

 

標高1,600㍍ほどの温泉街は晴れていれば、それこそ一面の銀世界で、浮世離れした別天地なのです。これが吹雪のときは、氷点下20℃近くに気温は下がり、風も20㍍/秒くらいは当たり前です。それがもっと上の山の稜線では、壮絶さはその倍にもなります。かなり前のことですが、冬の初めに穂高の写真を撮りに、乗鞍を歩いたことがあります。4の5のカメラなど重い機材や、鋼鉄の三脚などで荷の重さは30㎏をかなり超えていましたが、激変した天候で、吹雪に遭った事があります。身体が重い荷物ごと吹き飛ばされそうで、引き返した経験がありました。三重、四重の防寒衣を刺し通す様な烈風は、足許を掠いに狙いを定めて、時折アタックをかけてきます。写真屋の遭難はあまり聞いたことはありません。天候が悪ければ、とても写真など撮れませんから、早々と撤収しました。

そのような中でも、山頂にアタックをかける山屋さんの心意気は、唯々敬服するばかりです。しかし、思うのですが、山で死んではつまりません。飛ばされるあるいは、不注意での滑落、そして雪崩。交通事故での死者が無くならないのと同様に、山に遭難は付きものと達観しては、不幸は多くなるばかりです。カメラのキャップを開けられないような気象条件での山登りは、とてもゴメンです。山の悪天候は、数日周期で繰り返します。そのような荒れた山の景色をながめながら、雪の街で暮らしていると、冬山登山はタイヘンだとつくづく思いました。一回の山行きには、必ず荒天に遭遇する。これが山里で暮らしたものの実感です。それでも登るのなら、絶対、事故に遭わぬ装備と、技量で山に入って欲しいと思います。今日明日は、山の天気は和らぐのでしょうか。ぜひとも元気で下山してきてほしいと思います。

真夜中に停電したことがありました。吹雪で電線が切れたのです。さっそく電力会社の担当者がやって来ました。猛吹雪の深夜です。その切れた辺りは、マイナス30℃近くまで下がる、特異な気象の荒れ地でした。2~3時間で電気は復旧、作業の方々も帰ってきました。温泉で凍えた身体を温めて、なにげに笑っていました。仕事ですからこれくらいは当たり前とすましていました。

 課題分類  冒険と危機管理

 

 

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