風の谷通信

専業農家からの引退を画策する高齢者。ままならぬ世相を嘆きながらも、政治評論や文化・芸術・民俗などに関心を持っている。

11-098フクシマの小児甲状腺ガン

2016-10-01 18:34:57 | この道の先に

風の谷通信No11-098

フクシマの子どもたちに見られる甲状腺ガンについて判りやすい記事が載った。原文ブログは「東京江戸川放射線」という。   http://radiation7.blog.fc2.com/ 
トラックバックもブックマークも上手にできないので引用転載させて頂く。

以下要約引用

フクシマの小児甲状腺ガンが激増している。しかもリンパ節転移とか(肺など)遠隔部位への転移や再発が起きている。

県当局に連なる専門家たちの解説は次の通り。集団検診による発見なので「過剰診断」だ。甲状腺の「乳頭ガン」であってチェルノブイリ(のタイプ)とは異なる。従って(原発事故による)放射線の影響とは考えにくい。

実際に県の小児科医会は県に向って要望書を出して、被曝の影響とは考えにくい/検診を増やすと潜在性ガンを見つけることになるので検査規模を縮小せよ/と説明した・・・という。

(なんだと? 検査したら隠れている病気を見つけるから検査するな・・・という。医師会が?そう言った?   冗談だろう???)

 

原文側からの意見。この主張は全く間違いである。チェルノブイリ事故のあとで発生しているのはまさにこのタイプの「乳頭ガン」である。このタイプの増加、まして通常は見られない早期発見例での遠隔部位転移が見られているとなれば被曝を疑わない方がどうかしている。

 要約引用以上

なんでフクシマでこんなに御用学者がはびこるのか知らん?ある人曰く「加害者は被害を隠す」。イヤそれどころか「加害」が無かったとさえ言い逃れしようとしているのだ。今も仮り住いしている人達や甲状腺の手術を待っている子ども達や子供を抱えた親たちは東京電力を恨んでいるだろう。東電が今も存続して、トップ役員たちが責任を問われず、給料やボーナスをもらって平然と暮らしながら、事故のあと片づけと補償を国任せにしていることを、あまつさえ帰還促進による補償逃れや原発再稼動をたくらんでうごめいていることをどれほど恨んでいることだろう。加害者たちよ、被害者の恨みを知れ。