うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

3度目の春

2014年03月13日 | まち歩き
朝、建物の入り口に日の丸が掲げれられているのを見た。会社の子に、なんだろう、と間抜けなことを聞いてしまった。会社の子は心得ていて、国旗に黒いリボンのようなものが巻かれていることも知っていた。
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あの日、オフィスから新宿にいた親を迎えに行き、親戚の家まで歩いた。今日、一昨年、昨年の同じときと同様、あのときと同じ道をたどってみた。




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あのときは都心を離れる人が列を作り、さながら大晦日の初詣の一群を連想させた。今、この道を通ると、ジョギングをする人たちが列をなしている。





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前回歩いたときは、途中で道がわからなくなり、あの日歩いた道を完全にトレースできなかった。今日は国会議事堂のところから、首相官邸の横を抜ける道を思い出して歩いてみた。あの日、道に迷って、警備をしていた警官に道を尋ねてここを通ったのだ。少し風が出ていた。竹藪のそよそよという音が、すごく印象に残っている。都会の真ん中なのに、さっきまで人がごった返して、緊迫した空気が漂っていたのに、この場違いな雰囲気はなんだろう?




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赤坂プリンスは当時、すでに営業を終え、明かりの消えた真っ黒な状態でそびえていた。今は解体も終了し、再開発が始まっている。

3年前と今の違いは、以前は道がわからなかったのに、今は距離感がつかめていて、時間が短く感じられることだ。あのときは赤坂に出るまでが大変で、四ッ谷からの道はどこまで続くんだろうという感じだった。

意味のない行為だ、といわれると一言もないが、僕なりの、あの日を忘れないための儀式だ。




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