うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

真夜中のスーパー

2017年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

胃がキリキリするような思いをしながらひとり残業し、疲れた体を引きずって電車に乗る。一つ手前の駅で降り、駅前のスーパーに入る。

そこは、オフィスとは全く異なる平和な日常が広がっていた。

長閑なテーマ音楽が流れ、若い勤め人、主婦などが熱心に野菜やお総菜などを選んでいる。

いつも見かける店員さんもいる。お互い会話を交わすわけでもなく、向こうが覚えているかはわからないが。

まっすぐ家に帰るより、この店で客や店員さんたちとひと時を過ごすことで、とても癒された。

どの店もそうかというと、コンビニとか、他のスーパーとか見ているとやはりふんいきが違う。よそよそしかったり、どこか寂しげだったり。。

16年ほど前にできた店だが、それ以来、毎日のように使っていた。

震災の後、前日と同じ時間に行ったらもう閉店だったり、商品の棚が空っぽだったりということもあった。

4年ほど前の今頃、改装工事が始まり、1週間ほど休業してリニューアルした。しばらくの間、どこに何があるのか迷ったが、改装前の様子はもう覚えていない。。

まあ、そんなものだろう。よく行く店というのは、自分の家の様にどこに何があるのか体が覚えている。そのときは離れられないほどなじんでいるが、使わなくなってしばらくすれば、もう忘れてしまう(その点、本屋というのは不思議と書架の位置を記憶しているものだな。まあ、違って記憶しているところも多いかもしれないけど)。

この店も、行かなくなると忘れるかな。もっとも、これからもこの近辺には頻繁に行くので、引き続き使うことになるとは思う。

コメント
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