海南 84
湘北 82
桜木が清田から、オフェンスファウルを奪い取った。
「いくぜ!リョーちん!!」
「花道、ちょっと、耳かせ。・・・・・・・、わかったか?」
桜木に耳打ちをする宮城。
「なぜ、この天才が!?」
「わかってねぇな。天才にしか、できねぇから、お前に頼んだんだろ?」
「ふっ。そういうことか!?期待以上のものを見せてやるぜ!!」
「おっ。さすが天才だな。」にや。
(花道のやつ、ノったな。)
海南は、なおもゾーンでインサイドを守る。
刻一刻と時間の過ぎる中、湘北は冷静にパスを回していく。
「時間がないぞーー!!」
「早く攻めろーーー!!」
「花道!」
「おうよ!!」
『キュ!』
桜木が、ゴール下の絶妙の位置で、ポジションをとった。
海南ディフェンスに緊張が走る。
『ビュン!』
そこに宮城からの針の穴を通すような鋭いパスが放たれた。
「桜木だ!!」
「囲め!!」
海南のゾーンが一気に桜木になだれ込む。
「ふん!!」
『バチィーン!!!』
桜木は、宮城のパスを、キャッチすることなく、真横に叩いた。
「なにっ!!」
「ナイスだ!花道!!」
海南ゾーンを引き寄せ、パスアウト。
宮城の指示通り、桜木は最高のパスを出した。
「巧いわ!!」
「完璧に海南の裏をかきましたね!!」
弾かれたボールの先には、潮崎がいた。
他の4人に比べ、マークの甘かった潮崎に最高のパスが通る。
「潮崎!3年間の思いを込めろ!!」
宮城が叫ぶ。
「よし!!」
『シュ!』
ノーマーク、潮崎の目の前には、障害物はなかった。
静かにボールをリリースする。
(入れーーー!!)
緩い回転のシュートは、真っ直ぐに海南ゴールに向かう。
「入れ!!」
ベンチから安田が叫ぶ。
「入って!!」
彩子が叫ぶ。
両手を握り、祈る晴子。
アーチの低いシュートは・・・。
『ガコン!!』
(外した!!!)
心の中で叫ぶ潮崎の目の前には・・・。
『ドガァァァ!!!!』
『ギシギシ・・・。』
ワンハンドでリングを掴む桜木の姿が映った。
「シオが外すのはお見通しだ!!ハッハッハ!!」
「桜木のリバウンドダンクだーーー!!!!」
「ついに同点ーーー!!!」
「桜木一人で追いついちまったーーー!!!」
「桜木さん!!アンビリーバブルやーーー!!!」
「凄い迫力だな。ははっ。」
『ピィーー!!!』
「ノーカウントーーー!!!」
審判が腕を激しく交差させる。
「白#10!!オッフェーーンス!!!」
ゴール下には、神が倒れていた。
桜木がリバウンドに跳ぶ際に、神に接触していたのであった。
「ノーカウントーーー!!!」
「神がテイクチャージだーーー!!!」
「なっなんてやつだーーー!!!!」
「すげーーぞ!!神!!」
「桜木4つめだーー!!」
「なにーーーー!!この天才のダンクをーーー!!!」
「桜木が跳んでくるのもお見通しだよ。」
「なっ!!この天才の名言を!!!」
(しかも、4つめ・・・。)
(じ・・・神さん、マジですげーよ。あの状況で、オフェンスファウルを奪っちまうとは・・・。)
「信長、借りは返した。」
「あっありがとうございます。」
「さぁ、次は、点を獲るぞ!!」
「はっはい!!」
「神君の冷静さが、桜木君のリバウンド力の上をいったわね。」
「神君はどこまで冷静なんだーー!!」
「バスケットカウントをとられるかも知れないあの状況で、
テイクチャージを奪いにいった大胆さと勇気も忘れてはならない。
仙道君や流川君とは違った深みがあるわね。」
「あぁーー。幻のダンクになってしまった。」
「くそー。神のやつめ。」
湘北のベンチが意気消沈する。
「ふむ。さすが、神君ですね。点を獲るだけがエースではないことをよく理解している。」
「今度は、ディフェンスで、うちの勢いを止めた。」
「神君に出来て、流川君にできないことですよ。」
(ぬっ!)
一瞬不機嫌になる流川。
(俺だって・・・。)
「私は、流川君がチャージングを奪ったところを見たことがありません。」
「そういえば・・・。」
「私も・・・。」
「俺もだ・・・。」
(ぬっ。記憶にねぇ・・・。)
「桜木君でさえ、数々のチャージングを奪ってきました。
しかしながら、1年生より湘北のエースと呼ばれてきた流川君には1度もありません。
どういうことかわかりますか?」
「相手が強いから?」
「苦手だから?」
「難しいから?」
(奪う気がねぇから・・・。)
「奪う気がないからでしょう。」
(ビクっ。あたり・・・。)
「オフェンスでやり返せば、いいと思っているからでしょう。」
(ビクっ。あたり・・・。)
「ずば抜けたオフェンス力に頼りすぎている。私が、流川君をエースと認めないゆえんです。
仙道君や沢北君のように、オフェンスでもディフェンスでもチームを勝利に導いてこそ、
本当のエースであり、No.1高校生ですよ。流川君。」
「先生・・・。決勝で仙道を止めたら、認めてくれるっすか?」
「攻守でチームを引率し、日本一になったら、流川君を日本一のエースであり、日本一の高校生プレイヤーだと認めます。」
「・・・うす!!」
(先生、当たり前のこといってますよ。)
彩子は少し苦笑いした。
海南 84
湘北 82
続く。
湘北 82
桜木が清田から、オフェンスファウルを奪い取った。
「いくぜ!リョーちん!!」
「花道、ちょっと、耳かせ。・・・・・・・、わかったか?」
桜木に耳打ちをする宮城。
「なぜ、この天才が!?」
「わかってねぇな。天才にしか、できねぇから、お前に頼んだんだろ?」
「ふっ。そういうことか!?期待以上のものを見せてやるぜ!!」
「おっ。さすが天才だな。」にや。
(花道のやつ、ノったな。)
海南は、なおもゾーンでインサイドを守る。
刻一刻と時間の過ぎる中、湘北は冷静にパスを回していく。
「時間がないぞーー!!」
「早く攻めろーーー!!」
「花道!」
「おうよ!!」
『キュ!』
桜木が、ゴール下の絶妙の位置で、ポジションをとった。
海南ディフェンスに緊張が走る。
『ビュン!』
そこに宮城からの針の穴を通すような鋭いパスが放たれた。
「桜木だ!!」
「囲め!!」
海南のゾーンが一気に桜木になだれ込む。
「ふん!!」
『バチィーン!!!』
桜木は、宮城のパスを、キャッチすることなく、真横に叩いた。
「なにっ!!」
「ナイスだ!花道!!」
海南ゾーンを引き寄せ、パスアウト。
宮城の指示通り、桜木は最高のパスを出した。
「巧いわ!!」
「完璧に海南の裏をかきましたね!!」
弾かれたボールの先には、潮崎がいた。
他の4人に比べ、マークの甘かった潮崎に最高のパスが通る。
「潮崎!3年間の思いを込めろ!!」
宮城が叫ぶ。
「よし!!」
『シュ!』
ノーマーク、潮崎の目の前には、障害物はなかった。
静かにボールをリリースする。
(入れーーー!!)
緩い回転のシュートは、真っ直ぐに海南ゴールに向かう。
「入れ!!」
ベンチから安田が叫ぶ。
「入って!!」
彩子が叫ぶ。
両手を握り、祈る晴子。
アーチの低いシュートは・・・。
『ガコン!!』
(外した!!!)
心の中で叫ぶ潮崎の目の前には・・・。
『ドガァァァ!!!!』
『ギシギシ・・・。』
ワンハンドでリングを掴む桜木の姿が映った。
「シオが外すのはお見通しだ!!ハッハッハ!!」
「桜木のリバウンドダンクだーーー!!!!」
「ついに同点ーーー!!!」
「桜木一人で追いついちまったーーー!!!」
「桜木さん!!アンビリーバブルやーーー!!!」
「凄い迫力だな。ははっ。」
『ピィーー!!!』
「ノーカウントーーー!!!」
審判が腕を激しく交差させる。
「白#10!!オッフェーーンス!!!」
ゴール下には、神が倒れていた。
桜木がリバウンドに跳ぶ際に、神に接触していたのであった。
「ノーカウントーーー!!!」
「神がテイクチャージだーーー!!!」
「なっなんてやつだーーー!!!!」
「すげーーぞ!!神!!」
「桜木4つめだーー!!」
「なにーーーー!!この天才のダンクをーーー!!!」
「桜木が跳んでくるのもお見通しだよ。」
「なっ!!この天才の名言を!!!」
(しかも、4つめ・・・。)
(じ・・・神さん、マジですげーよ。あの状況で、オフェンスファウルを奪っちまうとは・・・。)
「信長、借りは返した。」
「あっありがとうございます。」
「さぁ、次は、点を獲るぞ!!」
「はっはい!!」
「神君の冷静さが、桜木君のリバウンド力の上をいったわね。」
「神君はどこまで冷静なんだーー!!」
「バスケットカウントをとられるかも知れないあの状況で、
テイクチャージを奪いにいった大胆さと勇気も忘れてはならない。
仙道君や流川君とは違った深みがあるわね。」
「あぁーー。幻のダンクになってしまった。」
「くそー。神のやつめ。」
湘北のベンチが意気消沈する。
「ふむ。さすが、神君ですね。点を獲るだけがエースではないことをよく理解している。」
「今度は、ディフェンスで、うちの勢いを止めた。」
「神君に出来て、流川君にできないことですよ。」
(ぬっ!)
一瞬不機嫌になる流川。
(俺だって・・・。)
「私は、流川君がチャージングを奪ったところを見たことがありません。」
「そういえば・・・。」
「私も・・・。」
「俺もだ・・・。」
(ぬっ。記憶にねぇ・・・。)
「桜木君でさえ、数々のチャージングを奪ってきました。
しかしながら、1年生より湘北のエースと呼ばれてきた流川君には1度もありません。
どういうことかわかりますか?」
「相手が強いから?」
「苦手だから?」
「難しいから?」
(奪う気がねぇから・・・。)
「奪う気がないからでしょう。」
(ビクっ。あたり・・・。)
「オフェンスでやり返せば、いいと思っているからでしょう。」
(ビクっ。あたり・・・。)
「ずば抜けたオフェンス力に頼りすぎている。私が、流川君をエースと認めないゆえんです。
仙道君や沢北君のように、オフェンスでもディフェンスでもチームを勝利に導いてこそ、
本当のエースであり、No.1高校生ですよ。流川君。」
「先生・・・。決勝で仙道を止めたら、認めてくれるっすか?」
「攻守でチームを引率し、日本一になったら、流川君を日本一のエースであり、日本一の高校生プレイヤーだと認めます。」
「・・・うす!!」
(先生、当たり前のこといってますよ。)
彩子は少し苦笑いした。
海南 84
湘北 82
続く。
リリースしてからもリングに当たるまでは継続です
それだとこの場面はチャージングの前に24秒オーバータイムです!
ご指摘ありがとうございます。
今後も、変な記述があれば、よろしくお願いいたします。
安西先生と一番話した回数が少ない流川が
「認めてくれるっすか?」なんて
言わないと思うんですが・・・
流川は、安西先生の家にも訪問してますし、たぶん「アメリカ行きを許せ、認めろ」みたいな発言していると思います。
そんな想いから、出た発言と思ってください。
ご理解下さい。