昨日、天国へ行ってしまった『うー』。
実は、ペットなんて所詮は『家畜』と思っていた。
『うー』との出会いは、僕にとって凄く運命的だった。
いつも行くペットコーナーがあるホームセンターで、
動物を見るのが子供たちの楽しみだった。
そこにミニウサギの『うー』が居た。
他の子より目が大きくて、毛並みも良く見えた。
それでも、ペットは大変だから見るだけにしようと言って帰宅した。
帰宅して『あの子可愛かったねぇ…』と家族みんなの心を掴んだ『うー』。
ちゃんと世話できるなら・・・・どの家でも必ず言うであろう会話。
それで、もう一度ホームセンターに戻って、もしあの子が居たら
連れて帰って来よう・・・・と言うことになった。
今だから言えるのは、一番『まだ売れずに居て欲しい』
と思っていたのは僕だった気がする。
そして、『うー』は待っていた。
コーヒーのマグカップに入るほど小さな体のウーと一緒に
ケージも購入して、リビングの真中に置いてやった。
最初は電気のコードをかじって、ゲームのアダプターは全滅。
柱の部分をかじって削ってしまったり・・・・
それでも、広い場所をこしらえて走れるようにしてやった。
毛球症になって3日入院した時は、もう駄目かな?って思った。
その後は、病気にならないように我々が気を遣って育てた。
色々な事が思い出されますね。
『うー』が居なくなって、お袋が亡くなった時と同じような喪失感に陥った。
考えてみれば、ペットとしてきた『うー』は、いつの日か
『家族』になっていたんですね。
『うー』は嫁さんの愛情一杯の介護で、最後まで生きようと頑張っていた。
娘たちも、毎日声をかけて励まして、いつも家族の中に『うー』がいて、自分たちも癒されていた。
『うー』の生きる姿を見て、色々教えられた。
『生きると言う事は、死ぬ事ときちんと向き合う事』だと。
一生懸命生きれば、幸せな一生を終えられるんだって。
どんなことでも始めが有れば、必ず終わりが来る。
どんな終わり方をするのか?
それが大事だなって・・・・・