Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

歴史の道

2013-06-12 23:28:28 | 

 

古き道の傍らに
淡き青のほのかな花火が開く。
木漏れ日は
ときに強い日差しと変わり、
また影を落とし
湿り気のある風に変わる。
放たれたコアジサイの淡き花の思いは
その道に似合う。
いつまでも放たれた思いを見つめるわけにはゆかない。
あの尾根を曲がれば
次の思いが開けるに違いない。

山あいに開く
淡き思いと
歴史の道に積もった
人々の埃が
いつまでも
どこまでも
解き放たれる。
かすかな、ひとり思い。


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