キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

夾子電動大樂隊@台湾フェスタ2016

2016年08月01日 |   └─POPS中華
週末代々木公園を会場に開催された「台湾フェスタ2016」に行ってきました。タイフェスなどが開催されるあの場所です。暑い盛りの開催だし、目当ては日曜の最後に出演する、台湾のバンド「夾子電動大樂隊」なので、終わりの方に間に合えばいいかとゆっくり出かけました。




ステージでは、前半はアマチュアの音楽演奏やタイワンダーなどのマスコット(ゆるキャラ)の登場する出し物などがあったようですが、後半は台湾のミュージシャンたちがかわりばんこに登場します。
そしてそのトリを飾るのが、夾子電動大樂隊です。





この台湾フェスタ、第一回目の開催だとのことですが、似たような趣旨のイベントは既に錦糸町や上野などでも複数開催されています。私はあまり屋台に並ぶとか好きではないので行ったことなかったんですが、今回ばかりは出かけないわけには行きません。そうだ、数年前にもタイフェスに「カラバオ」(タイの国民的バンド)が出ると聞いて、そう思って出かけてみたら人の多さ、屋台への長蛇の列に辟易したのでした。人気がありすぎるのも考えものですね。

今回の台湾フェスタは第一回目ということもあり、それほどの人出ではなかったものの、やはり屋台には長蛇の列で、いろいろ買うのはあきらめて、ビールだけ買いました。


代々木公園には虹が出ていました!



台湾原住民系歌手「バライ」

早めにステージ前に席を確保しようと、ビールを手に行ってみると、すでに数人の友人たちが来ていて座ってました。ちょうど出演者入れ替えのタイミングだったこともあり、うまく前方に皆で固まって座ることができました。





ヤンダーウエイというギター一本で弾き語りする歌手のなかなか良い演奏を聞いて、次はいよいよ我らが夾子電動大樂隊の登場です。
司会者が紹介してくれます。



デビューから20年になるこのバンド、台湾ではもう伝説の域に入っているらしいインディーズバンド(地下楽隊)です。幾度もメンバーチェンジを繰り返しながらも続いてきて、ついに初来日公演です!
実質的には作詞作曲を全てこなすボーカルの小應(シャオイン)とそのサポートミュージシャンなのでしょうけど、良いメンバーを揃えたな〜と思いました。
サウンドチェックに現れた小應、「これはサウンドチェックです。10分後に始めます。」と日本語で説明。
おおっ、日本語に磨きをかけてきた?



ライブが始まりました。
1時間弱の短いステージでしたが、小應はエネルギッシュに歌い、語っていました。
久しぶりに見たけど、この数年の俳優としての活動が、彼のパフォーマンスを更にレベルアップさせているように感じました。

そうなんです、小應は音楽活動もしつつ、映画にも出たりしてるんです。
最初の映画は、陳昇も出ていた(なぜか出演者がほとんどミュージシャンだった)「愛情霊薬」。
そして大出世作となったのは「海角七号」です。
あの映画の中で、バイク屋の奥さんに横恋慕する修理工「水蛙」の役で、一大ブレークしたんでした。
「海角七号」はこんど舞台化されるそうですよ(演出は宮本亜門だとか!)
数年前には台湾のテレビドラマで、長澤まさみとも共演してました。
最近も映画が続いているようです。






曲はとてもエキセントリックなものが多く、小應も鬼気迫る歌い方なのですが、一曲終わるごとに深々とお辞儀をして「ありがとうございます」と折り目正しくあいさつする姿とのギャップ萌え。

楽しませていただきました。








蛇足のおまけ
ステージでのイベントが終わったときに、主催者と尽力した政治家さんが登壇されての挨拶がありました。そこまでは良かったのですが、なぜか最後に日台の友好のためにとか言うことで万歳三唱がありました。
その掛け声が「マンセー」・・・・????
なぜ?
なぜ?
なぜ?

日本なんだからふつうに「バンザイ」でいいでしょ?中国語(マンダリン)なら「ワンスエ」。台湾語なら「バンスエ」かな?
「マンセー」って韓国語だよ…


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