☆My Everyday Life in Canada☆

カナダに来て17年。2人の子供達の成長記録と梅ちゃんからの日常エピソード色々☆

遊びながらのお片付け

2024-03-28 | デイケア
きっと各ご家庭でも悩ましい事の1つに「お片付け」があるのではないかと。。

私がお預かりのお子さん達も、まだ言葉でのコミュニケーションが流暢な段階じゃなくても、とても多くのことを理解していることに感心させられる一方で なぜか「おかたづけ」という言葉には。。。。大半の子達が反応してくれない😅 

え?絶対知ってるよね?理解してるよね?「おかたづけ」「おもちゃや本をもとにもどす」ってどういうことか😄 

具体的に「〜ちゃん、この〜をあそこの〜へしまってくれる?」と聞くと、すんなり動いてくれる場合もありますが、そうでない時も多い。。

お片付けに関する曲をかけていた時期もあるのですが、これもたまーに「お!今日はどうしたことだ!?」と反応がよい日もあれば、ほとんどは曲を聴きながら踊っていたり、BGMのように聴きながら、片付ける様子がなく。。

私の理想は みんなが片付けている間に、できるだけ手早くランチをお皿に盛り付けてランチの時間を迎えたいのだけど、食事前の手洗いもほとんどの子がお手伝いが必要だったり、おむつ替えなどもある上に、結局片付けも自分でやらなくてはならなく、あたふたしてる割に 目指すランチ時間がどんどん過ぎていく。。

キンダーのクラスでは、大半の子が片付けに参加していますが、中には男女問わず毎度 積極的に片付けをする子もいれば、全く片付けをする様子がみられない子達もいるので、特に我が家の今の環境では1、2歳児達が大半なので、同じような働きを期待するのは、無理があるよな。。。と。

ここ数ヶ月、色々と試してみて 効果的なのは「遊びながら片付けちゃう作戦」

一時期、絵や写真のカードが好きな子達がいて、物の名前を伝えたり、小さなポーチに全部入れたり。そんな遊びをしていたけれど、気がつくと床にばら撒かれていて、「〜にしまう」を伝えても知らん顔😓

そこで、もう遊んでいなくて散らかっているおもちゃなどを、遊びながらしまって、再びばら撒かれないように、散らかりやすい物は手の届かない場所にしまっていくことにしました

カード類は「あ!これは何だ?パンダかな?」などと言いながら見せると、その時それに興味を持った子が「それ欲しい」と、近づいて来ます。
そこで、カルタ取りのように、「ぞうはどこかな?」などと質問すると、それに乗って来た子達が探して見つけてくれます。 で、見つけたら「見つけられたね。じゃあ、ここに入れて」と、いう感じ。

私がパパっと片付けた方が実際早いんだけど、協力してくれた時は「そのアイテムがまとまった時に、これで全部しまたね。片付けもできたね。〜ちゃん、ありがとう」等と伝えています。
子供達は遊んでいたつもりだけど、片付けもできた作戦です。

ぼちぼち片付けを始めようかなと思う少し前くらいから声かけすると、大人的な時間に対するストレスが減ります。


例えば今日は
しばらく遊んで放ったらかしのチョーク。

最近、数を数えることに楽しさを感じてくれてる様子が多くの子達に見られるので
「このチョーク、何本あるのかなあ〜」などと言って、私が2、3本拾いながら「い〜ち、に〜、さ〜ん。。」とゆっくり入れ物に入れていくと、何人か興味を持った子達がきて、拾ってくれたので、その子が1本1本入れる時に数を数え続けました。

これ、午前、午後と合計3回やりましたが、3回とも成功。
それぞれ別の子達が参加してくれました

室内では、こんな感じにブロックが散らかっていたので、興味を示してくれそうな1歳後半の子に
「見て〜!あーか。色なし。あーか。色なし。次は?」と聞いたら
「これ!」と言って、赤い積み木を拾い、隣に並べて入れてくれました
お!これはいい手応え!! と、このまま半分以上の積み木を同じ子が片付けてくれました。


そして、ランチの時間も迫って来たので、この積み木は再び誰かがひっくり返さないように、階段ゲートの裏に移動。


こちらの卵のおもちゃ。6つの異なる形に合う卵を入れられるようになっています。

これは、空の状態を見せ「見て! この形わかるかな? 丸、ハート、三角、四角。。実は、この卵の後ろに同じ形が隠れてるんだよ!」と1つサンプルで見せると、興味を持った子がささっと来てくれて

このあと全部入れてくれたので「〜君、全部同じ形見つけられたね。そして卵の片付けもしてくれてありがとう。もうすぐランチだから これ、しまっておこう」と、収納場所にすんなり収納。

これは一部の例ですが、これらも「もうすぐランチだから〜出したおもちゃを片付けて〜」と言ってもね、おそらく結果的に私が全部片付けていたと思います

子供達とのやりとりや、作業に時間が必要になるけれど、結果的に遊びながら 部屋は片付くし、私の質問に対しての回答や、やりとりから、言葉の他にも、数、形、パターンなどの学びの要素も取り入れられました。

我が家の場合は、複数のお子さん達がいるので、その中の誰かしらが興味を持った事で、成功したかもしれませんが、子供達が「何に興味を持っているか。興味をもちそうか」その予想に基づいた遊びの提案をすることで、より成功率が上がると思います

そして興味は移り変わるので、声かけも試行錯誤(子供相手は大人も想像力、観察力鍛えられます)
なので、ご自宅で自分のお子さんだけを対象に片付け遊びをする場合も、その子が今どんな遊び方だと興味を示すか」を観察して、提案すると、「使ったものを元に戻す」事ができる確率が上がるかもしれませんよ〜。





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