totoroの小道

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2007 海の命 2時間目

2022-03-13 14:08:06 | 6年 国語

T:めあてを書いて。
S:なぜお父さんはロープを体に巻いたままこときれていたのか
T:昨日の最後は、①②③をノートに書くことだったね。もう一度人数をとっておこう。
S:準備はいいですか?

S:お父さんは、どうしても捕まえたいと思ったから、自分でもほどけないように縛ったんだと思う。
S:私もYさんと一緒で、どうしてもとりたいから、体に縛ったんだと思います。
S:他の漁師たちがほどこうとしたけどとれなくて、結局ロープを切るしかないほどに縛ってあったのは、どうしても取りたかったからだと思う。プロの漁師のお父さんなら普通はほどけるように縛ると思う。
S:太一もロープを取って一度息を吸いに水面に上がっているから、太一にできることがお父さんにできないはずはないから。
S:お~
T:今の、お~は、どういう意味で『お~』なの。
S:Iさんが、始めて自分から発表したから!!
T:そうかあ~。それは、うれしいね。
S:拍手パチパチパチパチパチ!!
T:Iさんの発表に対する『お~』には、もう一つ別の意味があるでしょ!!
S:うん、今まで出てこなかった証拠が出てきた。
S:太一ができたのに、もっとすごい漁師だったお父さんができないはずはない。
S:太一のお父さんの方が、優秀だった。
T:平野先生は手首に縛るって言っていたけど、もちろんプロの漁師だから自分でほどけるんだね。
S:では、自分でほどけないように縛ったんだ。
S:反対がわも、とれなかった。モリは抜けない。
S:だって、何人で抜いても抜けなかったもの。
S:自殺みたい。
S:結局が大事な言葉だね。
S:結局は、どうしても、仕方なく。
S:どうしてもとれなかったんだね。

T:どうして、ほどけないように縛ったの?
S:自信があった。
S:今までのクエと違ってこのクエは暴れない。それで興奮してどうしても取りたくなってしまって、ほどけないように縛ったと思う。
T:整理するね。モリは抜けない。
S:お父さん一人の力じゃあ抜けない。ほどけない。
T:おとうさんは、このままいたら死ぬことは?
S:分かってる!
T:これって、普通じゃあないでしょ?息ができなくて。
S:クエと勝負。どうしても獲りたかった。
S:死んじゃったらとれない。どうしても獲りたいんなら一度うかんで、何度でも挑戦するはず。

T:お父さんは、クエを捕れると思ったの。クエを捕れないと思ったの。クエを捕りたいと思ったの?
S:クエを捕りたいと思って獲れないように縛ったか、獲りたいと思って縛ったかだね。
S:グループで話し合ってみたらどう?

①くえはとれない  0人
②くえを獲れる  20人
③クエを捕りたい  9人        

S:父がほどけないように縛ったのは、獲りたいからで、獲れるという自信があるわけではないと思う。
S:お父さんがお腹にロープを獲れないように縛ったのなら、絶対獲れる自信が合ったと思う。
S:獲れると絶対思っていたら、強く縛る必要はないと思う。
S:死ぬか生きるかだ。
S:自信をもって縛ったと思う。
S:私もそう思います。
S:獲りたいのは漁師ならだれでもそう思う。もちろんそう思っていたけど、体にほどけないように巻いたということは、かならず獲れると思ったからだと思う。
S:何で自信があるとほどけるように巻くの?
S:自信があるなら、いつも獲っているようにやると思う。いつも通りでよかった。
T:今までのクエと違うの?
S:大きい。
S:前も大きなクエを何匹も捕っているから、自信がある。
S:ずっと前からクエを捕ってきているけど、このクエは今までと違って大きいから、獲りたいんだと思う。

T:今、k君は、『このクエはいつものクエでない』っていったよね。どこかに昇降はない。
S:動かない。
S:まるで岩のような魚。
S:瀬の主
S:全く動かない。
S:切るしか方法はない。

T:では、この辺を調べよう。
S:岩のような。たとえだね。
S:昔、岩を調べたね。
S:いわばしるたるみのうえの......
T:確か、『とても大きな石』と調べたように思うなあ。
T:比喩だよね。何を岩に例えたの?重さ?大きさ。色?
S:大きさ。
S:重さも岩みたい。
S:動かないこと。
S:岩をロープで引くなんてできないよね。
S:全く動かない岩みたいだと知ってた。
S:2mもある大物をしとめてもとかいてあるから、とれる自信があった。

T:いつものクエではないので、お父さんもいつものお父さんでなくなったと思うのね。お父さんほどの漁師が、この魚が捕れるかとれないか判断ミスはしないと思うのね。そうすると、残る手掛かりはさっきでた中で残っている『瀬の主』だと思うんだ。
S:一番強い魚。
S:各グループで話し合おう。
S:瀬は、深い浅いは別として、流れの速い海のことだね。
S:海流のことだと思う。
T:じゃあ、あとは主の意味だね。

①一番多きな魚。
②昔からいるボス
③長老
④番長
⑤親分
⑥神様

T:これが分かると、なぜお父さんが普通でない行動をしたかが分かってきます。
S:神さまかな?
S:おでんくんに例えます。おでん君で、池の主がいなくなったら、おでんの味は落ちてしまうでしょ、この海も主がいなくなったらまとまらなくなっちゃうと思うんだ。だから、神さまかな?
S:先生、よく分からないから先生はどう考えるの?
T:意味がよく分からないんだね。では、先生が説明するね。もののけ姫って言う映画で、昔から山にも神さまがいたよね。
S:イノシシ!!
T:そう。その山の主が倒れたら、モリは枯れたり、普通の森になったりしたね。それがいなくなったら、それらしくなくなっちゃう、そういう存在だね。もともとの自然を守っていた、神さまみたいな存在のことだと思うよ。この瀬に、どうしてもいなくてはいけないものだね。
S:獲ってはいけないものを、獲ろうとしたからだ。
T:神さまであって普通の魚でない証拠があるよ。
S:光る、緑色の目だ。
S:暗闇で、光ってるんだ。

T:ここで時間がきたので、続きは3時間目ね。


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