日立の井戸水用エコキュートには、たくさんの欠陥・不備があります。
項目のほとんどは、プログラムの改良・手直しで、現場ではサービスマンの
定期点検+フィルターの交換時でのROMの差し替えで済む話なんですが、
さっぱり直そうとはとしません。
(井戸水用にもかかわらず、フィルターを付けさせられ、年1回交換に
なっています。この代金分もエコじゃありません。なお、交換時に見ると
少し黄ばんでいるなあというだけです。井戸も共同井戸で70トンタンクが
付いています。業者による水質検査も清掃も行っていて問題はありません。)
さて、まったくエコでない理由を書き忘れていたので、書いておきます。
日立の方式は、まず、熱交換を2回行います。
湧き上げ時と、給湯時の2回です。エネルギーロスは必ずありますから、
熱交換1回分のロスは、そのまま無駄になります。
次に、湧き上げた水は外の給湯に使わないことが問題です。
1回の風呂に40度のお湯を300リットル使うとしましょう。
給水温を10度とすると、40度まで上げて給湯するのに
(40度-10度)x300リットル=9000度xリットル
の熱水量を使います。
この使った熱量は、全部をタンクからのお湯でまかないます。
エネルギーロスが無いとして、
(タンク温度ー40)xタンクから回した水量=9000度・リットル
タンク温度を90度とすると、タンクから回した水量は180リットルと、
結構な量であり、これがタンクを大きく、しかもタンク温度を上げないと
多人数家族をまかなえない理由でもあります。
(開発資料が謳う低温では、まったく役立ちません。)
このタンクから回した熱水量(=40度xタンクから回した水量)は、タンクの
下部に戻り、次の湧き上げまでは使わないままになりますが、次の湧き上げで
お湯からタンク温度まで沸き上げればいいというので、少しは還元されまが、
温度は必ず下がり続けますから、ロスはかなりになるはずです。
最大で、(40度ー環境温度)xタンクから回した水量
の分のエネルギーロスになるのです。
通常のエコキュートなら、タンクのお湯も給湯に使いますから、
タンク温度xタンクから出す水量+給水温x(300ータンクから出す水量)
=40度x300
です。タンク温度が90度、給水温10度とすると、タンクから出す水量は
112.5リットルとなります。
ということで、日立方式に比べたら、普通の給湯器の方がエコであると思います。
そもそも日立は、どれだけエコかの根拠を示していませんでした。今もかな?
開発資料は公開しているものの、結果資料・評価資料が公開されていない製品です。
ついでに
妹のところは、台所の給湯温度を90度近くにしています。
目的は単純明快、「湯沸かしポットはいらない」よね。(居間にポットが無いのは
我慢するということ。カップ類は台所にきれいなのがいつでも有るし)
「料理でお湯湧くまで待つなんてバカじゃん」です。
日立の井戸水用では、この運用は不可能です。
湯沸かしポットを無くせないのです。
料理で湯が沸くのを毎回待たないといけないのです。
料理に湯沸かしポットの出番とすると、湯沸かしポットは居間ではなく、台所に置く
ことなるのです。
不可能な理由です。
まず、タンク温度が90度が限度っぽいです。
なので、給湯温度を上げすぎると、悲惨なことになります。
お茶のため80度360ccで計算してみましょうか。
タンク90度、給水温10度とし、360ccいれますか。
(90度ー80度)xタンク出し水量=(80度ー10度)x360
タンク出し水量=2520cc
計算上は可能ですね。タンクから2.5リットルって、いいのかな?で、給水サイドの
熱交換器の温度が80度って設計範囲内か不安一杯。なんせ、タンク推奨温度が60度
あたりの低温設計のはず。で、評価試験ないんだよ、この製品。
85度だと、5400cc。このあたりは、まだいいか?
89度は、28440リットル。壮大な無駄です。
項目のほとんどは、プログラムの改良・手直しで、現場ではサービスマンの
定期点検+フィルターの交換時でのROMの差し替えで済む話なんですが、
さっぱり直そうとはとしません。
(井戸水用にもかかわらず、フィルターを付けさせられ、年1回交換に
なっています。この代金分もエコじゃありません。なお、交換時に見ると
少し黄ばんでいるなあというだけです。井戸も共同井戸で70トンタンクが
付いています。業者による水質検査も清掃も行っていて問題はありません。)
さて、まったくエコでない理由を書き忘れていたので、書いておきます。
日立の方式は、まず、熱交換を2回行います。
湧き上げ時と、給湯時の2回です。エネルギーロスは必ずありますから、
熱交換1回分のロスは、そのまま無駄になります。
次に、湧き上げた水は外の給湯に使わないことが問題です。
1回の風呂に40度のお湯を300リットル使うとしましょう。
給水温を10度とすると、40度まで上げて給湯するのに
(40度-10度)x300リットル=9000度xリットル
の熱水量を使います。
この使った熱量は、全部をタンクからのお湯でまかないます。
エネルギーロスが無いとして、
(タンク温度ー40)xタンクから回した水量=9000度・リットル
タンク温度を90度とすると、タンクから回した水量は180リットルと、
結構な量であり、これがタンクを大きく、しかもタンク温度を上げないと
多人数家族をまかなえない理由でもあります。
(開発資料が謳う低温では、まったく役立ちません。)
このタンクから回した熱水量(=40度xタンクから回した水量)は、タンクの
下部に戻り、次の湧き上げまでは使わないままになりますが、次の湧き上げで
お湯からタンク温度まで沸き上げればいいというので、少しは還元されまが、
温度は必ず下がり続けますから、ロスはかなりになるはずです。
最大で、(40度ー環境温度)xタンクから回した水量
の分のエネルギーロスになるのです。
通常のエコキュートなら、タンクのお湯も給湯に使いますから、
タンク温度xタンクから出す水量+給水温x(300ータンクから出す水量)
=40度x300
です。タンク温度が90度、給水温10度とすると、タンクから出す水量は
112.5リットルとなります。
ということで、日立方式に比べたら、普通の給湯器の方がエコであると思います。
そもそも日立は、どれだけエコかの根拠を示していませんでした。今もかな?
開発資料は公開しているものの、結果資料・評価資料が公開されていない製品です。
ついでに
妹のところは、台所の給湯温度を90度近くにしています。
目的は単純明快、「湯沸かしポットはいらない」よね。(居間にポットが無いのは
我慢するということ。カップ類は台所にきれいなのがいつでも有るし)
「料理でお湯湧くまで待つなんてバカじゃん」です。
日立の井戸水用では、この運用は不可能です。
湯沸かしポットを無くせないのです。
料理で湯が沸くのを毎回待たないといけないのです。
料理に湯沸かしポットの出番とすると、湯沸かしポットは居間ではなく、台所に置く
ことなるのです。
不可能な理由です。
まず、タンク温度が90度が限度っぽいです。
なので、給湯温度を上げすぎると、悲惨なことになります。
お茶のため80度360ccで計算してみましょうか。
タンク90度、給水温10度とし、360ccいれますか。
(90度ー80度)xタンク出し水量=(80度ー10度)x360
タンク出し水量=2520cc
計算上は可能ですね。タンクから2.5リットルって、いいのかな?で、給水サイドの
熱交換器の温度が80度って設計範囲内か不安一杯。なんせ、タンク推奨温度が60度
あたりの低温設計のはず。で、評価試験ないんだよ、この製品。
85度だと、5400cc。このあたりは、まだいいか?
89度は、28440リットル。壮大な無駄です。