▼幸福は、生きゆく哲学で決まる。
ゆへに希望をもつことだ。
希望こそ人生の宝だ。
希望がなければ自分でつくることである。
▼心強き女性は太陽である。
輝く一人の女性がいれば、周囲も、どれだけ明るくなるか。
女性の使命は、あまりにも大きい。
▼心の奥の、ひめられた感情や情緒に、もののみごとに反応する力は、女性に与えられた天分とも言えましょう。
ある一つの事柄に対する直観的な敏感さは、男性の遠く及ぶところではありません。
▼身近な隣人や友人たちとの対話から、巨大な変革が始まる。
▼自分は何のために生きるのか。
使命とは、その自覚の異名である。
自分の「命」を、いったい何に「使う」のか。
大目的に生き抜く使命を深く自覚した瞬間から、境涯は大きく広がる。
▼君自身の花を咲かせよう。
君の一歩が世界を変える。
悩みに負けない生命力を漲らせるのだ。
▼真の友はあらゆる宝の中で最も大きな宝。
二宮フサ訳
原題は「人間考察もしくは処世訓と箴言」というフランス・モラリスト文学の最高傑作であり、ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世(1613-1680)の代表作である。
扉に引用されている「われわれの美徳は、ほとんどの場合、偽装した悪徳に過ぎない」という一句はあまりに有名である。