トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2020.10.20  福井県 経ヶ岳から赤兎山往復

2020-10-21 08:24:57 | ブログ

北岳分岐点より赤兎山(中央)を望む。バックは白山国立公園の山並み。

数年振りに福井県の最高峰である経ヶ岳に出かけました。以前に法恩寺山経由で周回したことがあり、その時に明るく解放感ある山の雰囲気が気に入って再訪したいと思っていました。今回は石川県との県境にある赤兎山まで足を延ばし往復する計画です。

7時頃に銚子ヶ口展望駐車場に到着。ここには立派な駐車場があります。今日は快晴に近く、大野の町が眼下にひろがっていてとてもすがすがしいです。大野城も確認できました。今日は誰も登山をしていないのかなと思いながら準備をしていると1台の大きな車が到着。ご夫婦で経ヶ岳を往復されるとのこと。

7時22分、駐車場を出発。
気持ちの良い森林帯を抜けると保月山に到着。ここまででも十分にハイキングが楽しめます。続いて急登を終えると樹林帯が終わり広大な笹原が突然、目の前に現れて杓子岳に到着。ここから経ヶ岳に続く緑の笹原の中につけられた小径歩きは山旅の幸せを感じさせてくれます。右下には池ノ大沢湿原が広がっていて大自然の中にいる雰囲気です。この湿原をのんびりと一度は歩いてみたいものです。
9時35分時前に経ヶ岳に到着。10時を過ぎていたら赤兎山はあきらめる予定でしたが、10時前に到着したので10分ほど展望を楽しんだ後、9時46分、赤兎山に向かいました。頂上で探しても見つからなかった三角点が少し進んだところにありました。少し進んだところで突然、左足が膝まで落ち込み、びっくり。さらにずぼずぼと埋まっていきそうで慌ててとびだすというハプニングがありました。10時7分に法恩寺山との分岐である北岳に着。以前に来た時のような笹藪漕ぎもなく、踏み跡もしっかりついていました。一か所、大岩の基部に誤って落ちたらどこまで落ちていくかわからないような径50cm程度の穴が開いているところがありました。落ちたら運よく怪我をしなくても絶対に一人では戻れないでしょう。所々、踏み跡の幅が狭くて且つ、傾斜しているので、笹で足元が隠れているところではスリップに注意です。スリップすれば急斜面の笹の滑り台を一気に滑り落ちていってしまいます。赤兎山と経ヶ岳のほぼ中間に位置する大舟山に11時16分到着。ここには小さな古びた木のプレートが枝にかかっていました。秋晴の下、このような人のこない静かなピークでのんびりするのが大好きですが今日はさっさと通過です。大舟山から樹林帯の雰囲気になります。今回はフレームの入った背の高い48Lザックできたので、道にはみ出している樹の枝に頻繁に引っかかり、疲れも出てきて悪態をつくのが多くなりました。少々、息が上がりかけたころ小原峠からくる広い登山道に飛び出しました。その合流点には人気のある観光登山道で見かける立派な道標が建っていて、そこで一息いれていると、さすがに人気の山だけあってハイキングスタイルの多くのパーティーに出会いました。10分ほど休憩して頂上へ向かい、12時30分にやっと頂上に到着。頂上は笹が切り取られたところで以前に来た時の広々とした印象とは大きく違っていたのが予想外でしたが、周囲の山々の展望はさすがで、特に正面に大きく聳え立つ白山山塊の雄大さには圧倒されました。ここから避難小屋の方に足を延ばせば広大な草原が広がっているはずですが、今回はその余裕がありません。ここから見る経ヶ岳ははるか遠くに感じ、また同じところを戻る体力的自信がなくなるほどでした。15分くらいで腹ごしらえをして再び経ヶ岳へ向けて出発。前方に聳える経ヶ岳は遠く威圧的でしたが思いのほか順調に進み、3時間はかかると覚悟していたところを2時間弱で経ヶ岳に戻ることができました。ここからは日没との競争です。途中で休憩をとるのはあきらめて黙々と下り、西陽が水平に差し込み森林帯が赤く染まり始めたころの17時03分に無事、登山口に到着し、10時間近くの山旅が終わりました。


反省、他
1.整備されていない低山ルートでは背の高いザックは不向き。
2.出発時間が遅すぎた。
3.この時期でも10時間コースでは持参した2.5Lで少ないと感じた。
4.腹が減るととたんにペースがおちる。経ヶ岳、赤兎山の往き帰りの1時間近い時間差はそのせいか?
5.獣臭をいたるところで感じた。




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