トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2022.12.12 低山陽だまりハイク 尾張富士と本宮山

2022-12-12 17:01:00 | 日記

本宮山からこれほどはっきりと奥美濃の山々が見えることに初めて気づかされた。。左端が能郷白山。


GPS精度が少々悪いですが。


朝から快晴なので妻に”ハイキングにいかないか”と声をかけると予想外の”付き合うわ”との返事がかえってきた。妻は特に山登りに興味があるわけではないが、これまで年に1回(数日~数週間)だけは登りがいのある山に付き合ってくれてきたので、本人は全く意識していないのだが、それが積み重なってかなりの数の山を登っている。日本100名山だけでも数えてみると30近くは登っている。テレビで見ていて”あそこを一緒にのぼったね”というとようやく気が付いてくれる程度で、とんと山へのこだわりのようなものはなく、歩き方もぎこちないのでいつも心配になるが、それでもなんとかついてくるのには感心させられる。残念ながらこの2年はコロナの影響で年1回程度の山登りもご無沙汰していて、今日は登山というほどのレベルではない近場の低山ハイクだが夫婦で歩きに出かけるのは実に3年ぶりだ。お互いにあわてて準備をして9時30分過ぎに車で出発。コースは尾張富士から本宮山へのピストンハイク。
10時30分ころに尾張富士のふもとにある浅間神社の駐車場に車をとめて出発。登山道の両脇には石上げ祭りで担ぎあげられて献石が並んでいて、一つづつ、献石に書かれた文言を読みながら石上げがなされた時代に思いをはせながら登るのは楽しい。汗ばみ始めたころ、まずは尾張富士の頂上に到着。石段を上がったところにカラフルに化粧された小さな石の山があつたが、妻によると1つ200円とのこと。子供たちが楽しそうに麓から担ぎ上げる姿が目に浮かぶようだ。社の裏に回ると真っ白に化粧をした御岳山と乗鞍岳の堂々とした姿を眺めることができた。社の正面からは名古屋駅前のビル群も鮮明に見えた。それらの姿を写真に収めてから、社裏手から始まる道から明治村の入口近くにある登山口へ下った。今の時期は堆積した落ち葉により地面の様子が分りづらいのでスリップしないように気を使う。20分程度の下りで登山口に到着。ここから車に気を付けながら入鹿池の湖畔を歩いて本宮山裏手の登山口へ向かうのだが、そこまでにある一部の車道が狭くスピードを上げて頻繁に通り過ぎていく工事車両にはひやひやさせられた。本宮山の登山口はなにも標識がないし、そこまでも何の指標もないので、国土地理院の地図(紙またはかスマホ)が必携だ。ただ登山口にはピンクのテープが2か所ほどついていたのですぐにそこが登り口であることはわかった。そこから40分ほど淡々と日の当たらない道を登ると大縣神社奥宮のある頂上に飛び出した。お社正面にあるベンチで暖かい日差しを浴びながら昼食をとりのんびりと休んだ。ここからは猿投山方面への展望がよい。30分程度休んでからヒトツバタゴ鑑賞地のあるコースで下山を開始。下山を始めて間もなくのところにあるベンチからは過去に登ってきた奥美濃の山々の多くが一望できる場所がこんな身近にあったことに驚いた。奥美濃の盟主、能郷白山だけが雪化粧をしていた。信貴山への道と分けるとゴロゴロとした歩きにくい道が続く。途中から四駆なら十分にのぼれそうな道に変わると所々に廃屋が現れ始め、しばらくするとヒトツバタゴの群生地といわれるところに出た。スタートして3時間35分後の14時頃に駐車地着。久しぶりに歩いた妻もたのしそうだつたので低山歩きの機会を増やそう!






2022.12.7 低山ハイク 大平山から鳩吹山往復

2022-12-09 08:56:12 | 日記

忘れ物があった展望地。

このところ月に1回程度の山登りしかできていない。所属する山登りの会の11月下旬の例会、石川県の医王山に参加したきりだ。このままではますます体力の衰えが気になるので、せめて近場の山でも歩いてこようと9時半ころに家をでて鳩吹山へ向かった。ほぼ1年ぶりの鳩吹山。毎年、年に数回は歩きにくるので、ここは自分の体力の低下具合を知るのには絶好のところ。不老公園から大平山へ登り、そこから鳩吹山頂上へ。復路は北回りコースで西山経由で大平山へ戻るというのが自分の定番コースとなっている。体力確認はこの往路の公園から鳩吹山頂上までの所要タイムで行う。前回までは鼻呼吸をキープできるペースで1時間50分以内だった。最近、体力の激的低下をつくづく感じているので果たして1時間50分で歩けるかどうか不安の中、約7kgのザックを背負って公園をスタートした。

登山道入り口に来ると、前回の時にはなかった洒落た名前のルート名を記した標識が立っていた(名前は忘れた)。近年は毎年、このルートも整備されて歩きやすくなったので、人に会うことが多くなった。最近の低山歩きの人気ぶりがこのような場所でもうかがえる。息を乱さないようにゆっくりペースでまず大平山第二ピークに到着。ここまで公園から約30分でまあまあのペース。ここから継鹿尾山から鳩吹山まで続いているメインコースに向かう途中、2つに分かれている分岐個所でスマホでルート確認している女性3人づれに会った。分岐しているといってもわずか10m程度の標高差を左から回り込むか直登するかの違いだけなのだが初めての人にはわからないのかも。ワイワイ話し合っている中に入り込む勇気もなくそのまま通過。スマホを頻繁に見ながら歩く人をよく見かけるが、地図で俯瞰する楽しみを失っているように思えてもったいない気がする。メインコースに合流してしばらく進むと送電鉄塔の建つ開けた場所にでる。ここからは知人と1,2か月に1回プレーするゴルフ場が真下にみえてお気に入りの場所だ。今日も数カートが走っているのが見えて楽しくプレーする人の気持ちがここまで伝わってくるようだ。ここまで約1時間で少し遅れ気味。つづく西山休憩のあずまやに1時間10分程度で到着。しばらく進むと鳩吹山まで50分の標識があり、果たして1時間50分で頂上に到着できるかどうかが微妙になってきた。西山北回りコースとの分岐点で30から40歳程度を思われる快活そうな女性2人連れを追い抜いた。鳩吹山頂上には結局、スタートしてから1時間48分で到着。なんとか1時間50分以内で歩くことができて自己満足。この頂上からは好天時には穂高連峰方面まで展望がきくが、今日は御岳手前の阿寺山地までだった。低山とはいえ、冷えるのですぐにダウンジャケットをはおり、カップラーメンでエネルギー補給をしてから再び大平山へ向けて出発。鳩吹山からの下降中、途中で追い抜いた2人連れの女性とすれちがった。一人は元気で一人はやや苦しそう。下降を終え、少し進むとベンチもある絶好の展望地にでるが、持ち主の几帳面さがわかるほど、きちんとたたまれたマフラー、手袋、チョコレートの入ったビニール袋と一番上にスマホが重ねて置いてあった。周囲を見回しても人の気配がない。きっと先の二人連れの内の一人のものだろうとおもい、後を追って全力で再び鳩吹山頂上で登り返した。会えると期待していた2人はどこにもいないので少し先にある、あずまやにいるのだろうと行ってみたが、そこにもいない。たまたまそのあずまやで休んでいた単独の人に尋ねてみると真禅寺の方へ下ったとのこと。ここまできたら後には引けない? また駆け足で下っていくと、まもなく下山口近くのところで追いついて無事に本人に渡すことができた。この間の無理なペースがたたったせいか、その後の登り返しから大平山まではバテバテ歩きになってしまい、全部で6時間近くかかるという、結果的に完全に自信喪失の日となってしまった。