安部川流域の山々。 左方三角ピークは十枚山か。
以前に仲間と安部川最奥部の山伏に登りましたが、それ以来の安部川流域の山です。今回は更に奥の梅ヶ島温泉から八紘嶺を経由して七面山をピストンする計画で出かけました。昭文社のコースタイムでは12時間強かかります。恐らく、私のペースでは日没との競争になりそうですが、1年前にY君と縦走した笊ヶ岳方面から南アルプスの景色が望めるようなので出かけました。
梅ヶ島温泉の無料の駐車場に車を止め、林道を少し歩いてから、八紘嶺登山口を6時頃にスタート。道は整備されていて歩きやすい。樹林帯の中を10分も歩くと、全身から汗が噴き出してきて、登る時期を間違ったと思った。3.5Lの水で果たしてたりるのだろうかと不安にもなる。
1時間位で林道途中にある本来の登山口に到着。ここにも立派な登山届ポストがありました。本来ならここまで車で来れるが、今は林道途中の崩壊で閉鎖されていて、ここまで余分な登り降りが強いられる。ここから高度を稼ぐとようやく鬱蒼とした樹林帯から明るい雰囲気の尾根状歩きにかわり8時40分に八紘嶺の頂上に到着した。頂上には山伏方面と七面山方面を示す山の雰囲気合うマッチする標識が建っていた。ここからいよいよ期待と不安の七面山への縦走が始まる。一夫踏み出すと踏み跡程度で今までとは全く歩きやすさが違うので気を引き締める。アップダウンも想像したより大きくていくつもある。残念ながら視界は無いのでただ黙々と歩くことになる。1時間ほど歩くと倒木の海とでも表現できるような倒木帯に到着。今までは楽しい樹林帯歩きだったと思うが、2019年の台風以降は、ここをどのように通過するかが体力キープの為の核心部だ。ルートとりが複雑で気がめいるようだ。最初はまだ元気なので正面突破を試みたが結局はギブアップして大きく迂回をさせられた。しかし迂回も楽ではない。何度も倒木をくぐったり、跨いだりしてと倒木帯をクリヤーしたときはバテバテになっしまった。暑さのせいも多分にあるだろうが。ここを通過すれば七面山はすぐだろうと思っていたが、なかなかつかない。喜望峰付近で反対側から来た単独の人にあった。ここから七面山先の敬慎院に引き返すといっていた。私も反対側の信仰の道から一度来てみたい気がする。彼がわざわざ七面山の先のここまで来た理由は唯一、南アルプス方面を望める場所だからだろ。簡単な言葉を交わしてから別れた。まだかまだかと焦り?始めた時、樹林帯の中に明るい広場が先方に見えた、頂上の雰囲気を感じた時はうれしかった。11時40分頃に頂上着。こじんまりとした広場には山梨100名山などの標識と青銅色の立派な方位盤が設置されていた。1時間くらい昼寝をしたいくらいバテていたが、あの倒木帯を再び通貨しなければならないと思うとのんびりしておれない。少しの休憩ですぐ戻ることにする。帰り、忠実に尾根についている赤テープをたどったら行きの苦労の半分ほどで済んだにも拘わらず、なぜだか帰りは来る時より時間がかかってしまい(大きく迷うところ1回あったり)、八紘嶺に戻った時は16:00頃になってしまった。八紘嶺についた時はいつのまにか周囲にはガスがたちこめ、最後の楽しみにしていた安部川流域の山々の展望は皆無だった。枝葉について水滴が時々、風でしぶきになって顔にかかるような天候になってきたが、雨でも降らないかなーと思っていたくらい暑さに参っていたので、むしろ気持ちがよい。人っ子一人いないガスに包まれた静かな頂上でゆっくりしたいところだったが、明るいうちに登山口に戻りたいので、短時間の休憩で頂上を後にした。17時40分頃、登山口に到着。実にせわしい登山でした。
コースタイム
登山口5:58 八紘嶺 8:26 希望峰 11:19 七面山 11:48
三角点 13:44 八紘嶺 15:36 八紘の頭 15:52 登山口 17:34
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倒木帯の通過ログ。 いかに右往左往していたかわかっちゃいます。