トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2017年6月22日ニセイカウシュツペ山

2017-07-06 10:02:13 | ブログ

ガスの切れ間に見え隠れする頂上

大雪山系の縦走を途中で止めた為、旅の日程に余裕ができた。あいにく天気は雨模様だが層雲峡のテント場から近いニセイカウシュツペ山へ登ることにした。当然、雨なので妻は同行してくれない。6時かっきりまでオートキャンプ場のゲートが開かないので、それまで待って出発。273号線の上川国道からニセイカウシュツペ山へ入る林道入口は分かるかどうか心配していたが、しっかりした案内板があったので迷うことなく入ることができた。XX名山コレクターが増えたお陰で、最近は登山口への標識がどこも完備されている。林道入り口から登山口までがなかなか長い。途中にはゲートがあり鍵の解除をしなければならない。林道管理事務所で教えてもらった番号をセットするが開かない。いろいろ位置を変えてやってみたが開かないので焦ってくる。いろいろ試したがダメで今日の登山は断念しなければならないかもしれないと半ばあきらめ気分で携帯のアンテナ標識が立つところまで車で戻り事務所へ電話すると”番号は変わっていないはず”と鍵の直接担当者でない人が親切に教えてくれた(まだ仕事開始前の為、担当者はきていなかった)。おかしいなとおもいながらも再度ゲートまで戻ってよくよく鍵を見てみると赤棒印があり、そこの場所でセットするとあっけなく解除できてしまった。どうも何事にも慎重さに欠けるのが自分の欠点だ。登山口に到着するとすでに車が一台とまっていた。熊が怖いのでこれは心強いと思いながら”これから登るのですか”と車から出てきた単独の人に尋ねると”雨の上に風が強そうなのでもう帰ります”との返事。確かに風の音だけは防風並みの感じがする。しかし雨もこれ以上、ひどくはならないようなので雨具を着てすぐに出発した。例によって残雪が今年は多い。登山道にもまだ残っている。一か所スリップしたら危険なところがあったがあとは全く心配のない登山道だ。写真で期待していた大槍も気付かないうちに通過。展望がきかないので黙々と登り約2時間で頂上に到着。幸い雨は小降だが風が強く頂上で長居はできない。記念写真をとり、早々に下山開始。本来なら大槍のバックに大雪山系の山々が大きなスケールで展開するはずだがこの天候では望むべくない。再び来た道を戻り約4時間の軽登山が終わった。ダケカンバの林の道だけが印象に残り、登山より鍵のトラブルの方が印象に残ったという何とも味気の無い山登りだった。


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