「映画は総合芸術」を実感、松井監督作品の「レオニー」エキストラ体験
6日の朝は、4時15分の迎えだ。目覚ましを3時45分にかけて眠ったが、さすがに3時頃には目が覚めた。シャワーを浴びて、すっきりした。昨日、ヘアの方から、「頭は直しますので、寝起きでいいですよ」と言われていたので、とても安心だった。迎えの来る頃の朝、まだ暗く車もほとんど走ってない。
まず「ヴィラ」へ行き、衣装とヘアを整えて、お弁当を食べてスタンバイだ。たくさんの人たちが、明治時代の雰囲気でたたずんでいる。
さていよいよ、撮影場所である明治村・帝国ホテルへ、また車で移動だ。そして、グループ毎に助監督さん(?)だろうか、細かい動きなどの指示を受ける。私の場合には、帝国ホテルの支配人役で、来られたお客さんにホテルの説明をし、後少し動いて常連客の方にご挨拶し、お話しをするという設定だ。中村獅童さんなどの俳優さんが映るずいぶんと遠い後方、つまり背景であるのだが、画面の邪魔をしてはいけないと緊張した。
それにしてもテストを繰り返す中で、先の「助監督さん」が座っている人に歩いてとか、話を聞いている方を別の一団に入れるとか、テキパキと指示が出され、変わっていく。帝国ホテルの賑わいを画面に出すのだろうが、テスト中に変わるのには驚いた。
その「助監督さん」は、「あれでいいですよ」とか「○ですよ」とか、ずいぶんと励ましながら、われわれ素人のエキストラをその気にさせていく。この技はスゴイと感じた。衣装の担当の青年は、エキストラの着物を直したりと、細かく動いている。全ての人たちが持ち場、持ち場で担当が責任を持って、そうしたことが行われている。80人位のスタッフがみんな全力を出して、熱い気持ちで、いい映画を作ろうと努力しているのが伝わってくる。
松井久子監督は、「映画には自信がある」とキッパリと語られたが、そうだろうなと実感できたエキストラ体験だった。そして、撮影終了後は荷物を預けている宿泊したホテルまで、また送っていただいた。ホント、俳優さんみたいな時間を過ごした。とても楽しかった。
まさにどこから見ても・・・、という貫禄が!
お疲れさまでした。
映画を拝見するのを心から楽しみにしてます。
映画、是非とも観てくださいね。映画の終盤での帝国ホテルのシーンです。目印は、白い頭です。映っていると嬉しいのですが。