Weekdayの麺処巡り 石田家で塩

　永らく店内をリニューアル中だった“元がんこ十二代目直系”
の「がんこ大塚」が営業再開したと、がんこ愛好者のめがねさん
から嬉しいメールが入ってきましたので、本日夜の部に伺った。
　店名は「立ち呑み・がんこらあめん 石田家」となっており、
石田博巳店主の名字から採られているようで、まるで家系のよう。
しかし、がんこの塩拉麺がしっかりと残っているのでオーダーし
た。ただし、実は夜は塩はないのであるが、わがままを聞いてい
ただき塩拉麺600円が通った。
　注目の一杯が出てくるまで店主とスタッフの方と四方山話でキ
ャッチボールをすると、ビルの建て替えをするのにあたり、店内
を立ち食い立ち呑み場として全面改修、そして夜の部の営業を酒
と肴が楽しめるようにするため拉麺は醤油のみとのこと。グラン
ドオープンは3月25日。
　昼の部に来ると、揚げ玉葱100円が用意されている。がんこ十
二代目は揚げ玉葱のトッピングがウリだったからなあ。
　そして、注目の一杯が登場。スープは、まんまがんこの味でし
ょっぱい。麺は当時の細縮れ麺のようであるが、食感がまるで違
っていた。今度は昼間に来よう。

立ち呑み・がんこらあめん 石田家
豊島区北大塚2-27-9　　03-3916-5542
11:30～14:30、17:00～翌1:00　日・祝日定休日
昼の部メニュー　　石田家

街を巡る 山下町から馬車道 旧横浜銀行集会所

　本町通りを山下町方面に進むとアール・デコ風な建物が見えてき
た。ここが「旧横浜銀行集会所」で４代目の集会所となる。初代は
明治27年に弁天通４丁目に、２代目は本町４丁目に、３代目は太
田３丁目に建っていた。
　４代目は1936年の建造で、戦後は米軍の将校クラブとなり、
1953年に現在の「横浜銀行協会」となる。創建時は３階建てで、
1965年に手形交換所として４階部分が増築されている。
　玄関の車寄せはコロニアル風で１本柱、またその庇や柱頭部、コ
ーニスには幾何学模様をあしらったテラコッタで飾られている。黒
の重圧な扉が印象的。
（横浜市中区本町3-28）
扉