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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

築地市場で食い道楽 やじ満で浅利拉麺

2010-07-03 07:23:46 | 築地市場で喰い道楽
 ちょっと早起きをしてW杯をTV観戦するか、築地へ行って旨い
麺を頂くか・・・、この勝負、築地の勝ち。
 久しぶりの築地場内、魚がし横丁の寿司屋は相変わらず長蛇の行
列だ。それを横目に8号館の「やじ満」の暖簾をくぐる。5時40
分、この時間はほとんどがいつものメンバーの顔が揃い席を温めて
いる。スリーアミーゴズの親爺達の顔が見えないところをみると、
本日は他の店で浮気をしてるのだろう。
 さて、注文するは「浅利拉麺」950円。湯気と供にカウンターに
登場した器、その脇には貝の殻入れのお椀が添えられる。本日の浅
利も大振りの身で、口の中で転がすとプリプリ感が伝わってくる。
フレッシュで爽やかな浅利の旨味が口いっぱいに広がり、気分も心
が穏やかになるようだ。早朝の浅利、良いもんだなあ。ご馳走様。
 築地を後に、続いては茨城県の筑波へGO、GO。
大振りの浅利

築地市場で喰い道楽 やじ満で浅利拉麺

2010-06-05 07:11:44 | 築地市場で喰い道楽
 清々しい空気を一杯吸い込み、早朝の築地場内を目指す。向か
った先は「やじ満」。
 初夏に味わう食べ物も多くあるが、この時期は浅利だ。暖簾を
くぐり「浅利拉麺」950円を注文。湯気を立ち上げながら手元に
きた器から、浅利の風味が香りきて顔一杯を覆い尽くす。
 浅利の身もパツンとふっくらして、見るからにプリプリ状態。
どこで獲れたものだろう大きな貝姿。
 ひとつずつ、かぶりつくように貝から身をほぐし咀嚼してみる
と、淡い塩気のおつゆと供に芳香が口に広がる。これは旨い。こ
の浅利の出汁の効いたスープが麺と絡み箸も進む。旨いなあ、ご
馳走様。
 さて、この後は仕事でみちのくへ、GO!!

築地市場で喰い道楽 やじ満で浅利拉麺

2010-04-10 12:06:21 | 築地市場で喰い道楽
 4月に入るとソワソワと落ち着かない。それは桜を愛でるのでは
なく、築地場内・魚がし横丁にある「やじ満」で振る舞われている
一杯の麺が気になるのだ。
 3月末で牡蛎拉麺が終了し、それに替わっての季節麺「浅利拉麺」
950円が始まっている。初日には伺えなかったが、本日の早朝、い
くぶん夜の帳の開けるのが早くなった築地場内へ。やじ満の店頭に
は緑色の紙に浅利の文字が躍っている。早速、暖簾をくぐり築地の
男衆の間に座る。
 浅利をコールして先に代金を払ってしまう。これなら、食べ終え
た後、ご馳走様と言ってササッと退席できる。“立つ鳥跡を濁さず”
のたとえとおり、これこそ築地での男衆の美学である。
 さて、今年初ものの一杯が目の前に登場。ホホー、今年の浅利も
粒が大きいし、身は風船のように弾んでおり、口に含むのが愉しく
なってくる。スープにも春を感じさせるように浅利の風味が香り旨
い。今年の浅利拉麺、期待通りで9月末までに何杯頂くことになる
のだろう。旨かったなあ、ご馳走様。
大粒の浅利  季節メニュー

築地市場で喰い道楽 やじ満で牡蛎拉麺

2010-03-06 07:15:42 | 築地市場で喰い道楽
 ここのところご無沙汰していた早朝の築地を覗くことにする。
ここに来ると男の仕事場といった匂いと雰囲気が漂い、威勢のい
いかけ声や寡黙に立ち振る舞う姿に元気を貰えるようで、自分が
すこし蘇生できたように感じられた。
 さて、場内の「やじ満」の暖簾をくぐると知った顔の親爺達が
黙々と箸を動かしている。注文の品がカウンターに運ばれてくる
と、市場での出来事を豪快に語り合っていた会話もピタリと止み、
静寂間が漂う。そんな光景を眺めていると、思わず吹き出しそう
なってくる。親爺達のつかの間の休息は、この止まり木なのかも
しれない。
 そうこうしていると「牡蛎拉麺」950円の登場。本日もソテ
ーされた牡蛎がでかい。海のミネラルをタップリと吸収できた。
この牡蛎も今月いっぱいで終了し、4月からは浅利拉麺が始まる
ので楽しみだ。ご馳走様。
やじ満

築地市場で喰い道楽 やじ満で牡蛎拉麺

2009-12-27 09:28:17 | 築地市場で喰い道楽
 少し早起きをして築地場内を目指す。本日の日曜日は営業日なの
で、お目当ての「やじ満」へ。牡蛎拉麺950円を注文して、カウン
ターで番茶を頂きながら、しばし、まどろむ。これこそ至境の時間
帯だ。
 さて、注目の一杯が目の前に登場、器の中で牡蛎が躍っているよ
うだ。海のエキスをタップリと含んだ牡蛎をつまむと、寒さで硬直
した頬が緩やかに弾けてくる。いやー、旨いなあ。
メニュー

築地市場で喰い道楽 ふぢので野菜玉子そば

2009-12-19 07:28:56 | 築地市場で喰い道楽
 本日も早朝より築地場内へ食材探しに。お目当ての材料を購入し
深々と冷えた冷気にさらされていたので、暖かいものでも頂こう。
魚がし横丁1号館の「中華 ふぢの」へ。こちらのお店も早朝は市
場で働く親爺達の一時の安らぎ場となり、中華そばを思い思いに旨
そうにかき込んでいる姿が微笑ましい。
 さて、私も「野菜玉子そば」850円を注文。
 タップリと盛られたあんかけ野菜で器の底の麺が見えない。熱熱
の野菜をほおばると口の中はファイアー状態で、火傷をしないよう
にハフハフ息を吹きかけながら箸を動かす。下の方から麺をかき上
げ神妙に啜り上げる、冬場だからこそ楽しめる麺だなあ。
 すべて食べ終わると、先ほどの寒気は吹っ飛びホクホク状態の身
体で喧噪の市場へ再び戻った。
中華 ふぢの

築地市場で喰い道楽 幸軒で雲呑麺

2009-12-12 07:16:53 | 築地市場で喰い道楽
 早朝に家を飛び出し、築地の場外で食材探しをした後、立ち寄っ
た麺処ところが「幸軒」、常連さんは“こうけん”と呼び合ってい
たが、正しくは“さいわいけん”。場内の路地裏にひっそりと店を
構えているだけに、知る人ぞ知る築地の中華屋さんだ。ドアを開け
ると大きな飼い猫が出迎えてくれた。
 早速、雲呑麺830円を注文。常連客をユーモアタップリに対応す
る女将さんは、迫力さえ感じられるほど元気印の基といった方で、
そんなトークを聞いているだけで、おもわず笑みがこぼれてくる。
 そうこうすると雲呑麺の登場。湯気の立ち上る器には、これでも
かというほどの雲呑が入っている。6~7個ほどだろうか。しなや
かな食感と喉を通る瞬間に雲呑の醍醐味を感じてしまう。旨いなあ。
生姜の風味が醸し出された懐かしいスープを頂き、大満足。

中華 幸軒
中央区築地4-10-5 夕月ビル1F奥 03-3545-5602
5:00~13:00 日・祝・休市日定休日
メニュー  中華 幸軒

築地市場で喰い道楽 やじ満で牡蛎

2009-12-05 06:56:10 | 築地市場で喰い道楽
 本日も早起きして築地の場内へ。
 夜明け前の築地場内、親爺達の乳白色をおびた吐く息に勢いがあ
る。働く姿を眺めていると、どっこい、まだまだ日本は元気だ。
 そんな親爺達の集まる止まり木へ、誘い込まれたように足が向く。
一時の休息と食欲を満たす場が暖かい。この雰囲気を大事にしたい
な。
 場内の「やじ満」の暖簾をくぐると、シャキッとした挨拶が飛ん
でくる。それに応えるべく返事をする。この応答で漲る力をいただ
いたようで、今日一日元気で過ごせる。
 席に着くと、いつものように「牡蛎拉麺ですねー」と声がかかる。
番茶の湯飲みが目の前に置かれたところで、お代の950円を払う。
親爺達の箸を動かす光景にまどろんでいると、注目の一杯が登場。
ホカホカと湯気の立つ器の中で、薄茶色に焦げ目の付けられた大振
りの牡蛎が躍っているようだ。これだ、旨いなあ。
昨夜の築地本願寺

築地市場で喰い道楽 やじ満で牡蛎

2009-11-07 07:32:43 | 築地市場で喰い道楽
 めっきり冬を感じさせられる今日この頃、身体を暖かくするには
麺処が良いなあ。
 冬の味覚と言えば蟹が一番に挙げられるが、この時期の牡蛎も絶
品である。ならば、築地場内の魚がし横丁8号館にある「やじ満」
(やじま)へ。暖簾をくぐると、懐かしいかけ声が帰ってきた。お
姉さんが復活されていた。お子さんの話で、すこしキャッチボール。
そして「牡蛎拉麺」950円を注文。
 待ってましたとばかりに厨房から登場した一杯、海のエキスをた
っぷり含んだ大振りの牡蛎が小麦色に焦げ目がつけられソテーされ、
その薄い膜にとろみが帯びている。これをあんぐりと口に含む、ハ
フハフ息を弾ませながら舌で転がしてみる。柔らかい。そしておも
むろに噛みしめると、海の滋味がこぼれ出てきて濃厚な鉄味のワイ
ルドな醍醐味が感じられる。やじ満のスープと共に味わうこの牡蛎
は、絶品。ただただ、食うだけ。ご馳走様。
やじ満

築地市場で喰い道楽 天房で天丼

2009-10-31 07:56:46 | 築地市場で喰い道楽
 本日は休みではなく会社に出て仕事であるが、早起きしたついで
に築地場内へ伺った。久しぶりに鮪のセリ場を眺め、仲卸の水場な
どを冷やかしながら魚がし横丁へ。
 やじ満の暖簾の間から店内を覗くと満席。さて、どうしようか迷
ったが、活力がみなぎる天麩羅を頂くことにする。魚がし横丁6号
館の「天麩羅・和食 天房」(6:30~14:00、03-3547-6766)の
暖簾をくぐった。
 ここでは決まって「芝海老と穴子の天丼」を頂いているが、本日
は「上天丼」1,600円とご飯を多めにした。
 厨房から油をころがす音が耳に伝わってくると、否応なく食欲を
徐々に昇華させてくれる。そんな早朝のまどろみの中で、まさに揚
げたての天丼がカウンターに登場する。一瞬、黄金色に輝いた海や
山の幸が踊っているようで、周りが一瞬華やいで見え神々しい。
 穴子やメゴチ、車海老や芝海老、そして茄子やアスパラ、獅子唐
などの食材が心地よく口の中で弾けて舞っているようだ。胡麻と大
豆のブレンド油のほのかな香りと芳ばしさが顔一杯に広がり、薄く
ついたコロモもサラッとした感触で、かるーく胃に収まってくれた。
 ごちそうさま。
セリ場  松茸