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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

「街を巡る」鎌倉界隈「甘露の井」

2008-09-30 06:49:22 | 街を巡る
 鎌倉街道を少し南下すると、右側に「浄智寺」へ続く参道がある。
この坂道を寺を右に見て登っていくと葛原ケ岡ハイキングコースと
なり、鎌倉山の頂きまで続く尾根づたいの山道が続く。
 そんな入り口、寺の総門前に「甘露の井」がある。ところが古い
文献によると、甘露の井は2カ所あると出ているそうだ。ひとつは
総門前の池の脇にある清水井戸、もう一つが境内・方丈の後ろにあ
るという清泉井戸である。
 今回はまだ開山されていない時間であったため、方丈にある井戸
を確認することはできなかったが、“鎌倉十井”(かまくらじゅっ
せい)のひとつは、総門前のこの井戸を甘露の井として知られてい
るので、こちらにしておこう。
(鎌倉市山の内1402)

「街を巡る」鎌倉界隈「東慶寺」

2008-09-29 06:45:31 | 街を巡る
 続いて鎌倉街道を南下し、その西側にあるのが「東慶寺」。こち
らの墓苑には著名な文人の墓が多くある。高見順、和辻哲郎、西田
幾多郎、小林秀雄等々。もちろん、拝観料を払って入山したい古刹
のひとつ。
 時の執権・北条時宗が臨終の時、その婦人も剃髪、覚山志道と仏
銘して弘安8年(1285)この地に「松岡山 東慶寺」を開創する。
禅僧の尼寺として“駆け込み寺”“縁切り寺”としても有名になる。
 秋は見事な紅葉色に染まるといわれ、ぜひその頃に再訪したい。
(鎌倉市山の内1367)
石銘

Weekendの麺処巡り 源烹輪 麺條居士で蟹カニ

2008-09-28 13:08:44 | 拉麺_08
 秋の香りが漂う今日この頃、自転車で郊外を走るのも楽しい。民
家の庭に咲く秋の花、この時期多いのが百日紅と萩だ。そうこうし
ていると、西武池袋線の富士見台駅前に到着し、その北口に向かう。
 目当てのお店があった。「源烹輪 麺條居士」(げんほうりん めん
じょうきょし)という曰くありげな店名だ。
 こちらは、同じ駅前南口で中国料理をメインとした店「源烹輪」
の支店で、名前のとおり中華風の麺がメインのお店で、2006年5
月にグランドオープン。気になる食材をふんだんに使用した創作麺
が話題の店で、メニューを眺めているだけでも口の中がもぞもぞし
てくる。湯麺、煮込み麺、炒め麺、和え麺などなど。
 季節は秋、そこで「タラバ蟹と上海蟹味噌のとろみ煮麺」1,470
円を注文。早速、注目の一杯が登場。トロトロに煮込まれた餡かけ
スープは、ほのかに蟹味噌の風味が漂い、タラバの大振りの身が旨
いなあ。シャンツァイの香りが心地よい。
 本日は日中の気温が22度と肌寒く、熱熱のとろみスープが温か
く、身体に取り巻いてくれたようだ。
 最後に良い言葉を教わった。「適口者珍」
これは“口に合ったものが一番の珍味”という意味。

源烹輪 麺條居士
練馬区貫井3-16-11  03-3999-2185
11:30~15:00、17:00~23:30 水曜定休日
タラバ蟹と麺 メニュー 麺條居士

「街を巡る」鎌倉界隈「円覚寺」

2008-09-28 06:30:20 | 街を巡る
 鎌倉の古刹は、京都と同じように拝観料を徴収される。一寺200
円から500円を払わなければ山門より奥は入れなくなっている。
今回は十数寺の古刹を廻る予定なもので、それだけで何千円も払わ
なければならない。これはイタい。
 ところが、私は同じ目的を持った古寺巡りをされている方々と、
同じように巡るのが嫌いである。たぶん観るところも感じるところ
も違うので、できるだけ時間をずらす(前に持ってくることがほと
んど)のである。つまり、早朝巡りである。
 しかし、拝観料を取られる古刹は、開山が遅いのである。だいた
い9時、早いところでも8時半から開門される。今回も早朝より巡
ったところは総門や山門前での撮影のみとなり、古寺云々を把握で
きないで巡ったようなものであるが、まあそこはご愛敬。どうして
も境内を拝観したい古寺のみ拝観料を払った。
 さて、北鎌倉駅から目と鼻の先にある一番目の古刹が「円覚寺」
だ。もちろん6時前半なもので、門前は閉じられている。総門の上
から境内に向かってシャッターを押してみた。この寺は入山したか
った寺である。
 弘安5年(1282)北条時宗が宗の祖元を招き建立。臨済宗円覚
寺派の大本山。
(鎌倉市山の内409)
表札

Weekendの麺処巡り GOKIGENでレタス

2008-09-27 14:35:05 | 拉麺_08
 覆麺を後に新宿に向かう。とら会に出ていた新店に向かった。
新宿駅のルミネである。リニューアルされて7~8階は食事処
で新店舗が多い。
 さて、お目当てのお店「らーめん&バー GOKIGEN」に到着。
拉麺店とは思われないダイニングバーである。座ったテーブル
からガラスで仕切られた厨房が一望の如く見渡せる。こんなオ
-プンキッチンが良いなー。吉丸の新ブランド店だ。
 メニューを見ると、豚骨、鶏白湯、坦々と3つあり、豚骨と
鶏白湯には数バージョンのメニューが提供されている。その中
から鶏白湯・塩味の「レタス拉麺」850円を注文。
 しっかりと旨味を吸収した素晴らしいスープである。これに
揚げ葱と揚げ蓮根が香ばしく風味を昇華させている。そして、
シャキシャキしたレタスが、白湯スープではんなりとなり絶妙
な食感を生み出している。これは二重丸で旨い。

らーめん&バーGOKIGEN
新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿店8F
11:00~23:00 無休  03-6380-6201
HP http://www.wonderland.to
GOKIGENメニュー

Weekendの麺処巡り 覆麺で第2回デスマッチ

2008-09-27 14:30:24 | 拉麺_08
 毎月第4土曜日は、神田神保町の「覆麺」で“デスマッチ”と
呼ばれるスペシャルイベントが敢行される。本日はその第2回目
の開催で、予告では「ショルダーベーコンとトウモロコシの塩バ
ター」の拉麺が提供されるという。後から“帆立貝柱”がプラス
された。
 さて、開店前のパフォーマンスはお決まりの如く行われた。ご
自身、旨いを連発され、期待が持てる。
 開店前にはがんこ総本家でお馴染みの皆さん、光右衛門さん、
BUSHさん、FILEさん、たけぞうさん、そしてアミーゴさんと
メガネさんも登場し大賑わいの店頭である。
 そして、入店。厨房の上座である寸胴の前に座り、その中を
凝視する。トウモロコシや林檎が素のままで浮かんでいる。そ
して鶏やショルダーベーコンが確認できる。このスープ、大い
に期待できる。
 で、その一杯が登場。スープは器の底まで澄んでいる。口に
含むと塩味は極力抑えられ、爽やかな味わい。ところがこれが
大逆転で、店を後にする頃にはズカーンと塩気がさざ波のよう
に押し寄せてきた。これがショルダーベーコンの旨味味だろう
か。
 バターもこのスープには名脇役のように、この一杯を盛り上
げる。バターマジックのようだ。朝取りのトウモロコシの粒が
柔らかくみずみずしい。
 全てに、がん・・、いや、覆麺らしい一杯で、とても満足。

覆麺
千代田区神田神保町2-2-12
11:00~22:00、日・祝日~18:00 不定休
本日のパフォーマンス 本日の寸胴
 光右衛門さん BUSHさん FILEさん たけぞうさん アミーゴさん

「築地市場で喰い道楽」ふぢので野菜あんかけ

2008-09-27 06:41:02 | 拉麺_08
 早朝より目指すは築地場内。本日は予定が多くあるため、セリ場
までは足を向けず、ストレートに場内の魚がし横丁1号館の「ふぢ
の」へ。
 9月も残りわずか、今年はゲリラ豪雨の影響か残暑は少なかった
が、やっと気温も下がり過ごしやすくなったところで、ふぢのの野
菜玉子そば850円が恋しくなる。夏場にふぢのの前を通った時も、
店頭に野菜玉子そばの張り紙がしてあったと思ったが、年中やって
いるのかしら。
 さて、玉子で溶いた野菜あんかけがたっぷりと器に盛られ、熱熱
で登場。この拉麺だけは速攻で頂くことは至難の業。そろりと時間
をかけて食べ進むが、口の中は火炎状態。それでも、塩味が優しく
麺とも合い大好きな一品だ。
本日は、塩気が高めであるものの、野菜を炒めた香ばしさが食欲を
刺激し箸の動きが早まる。熱熱のあんかけが、早朝の冷気を吹き飛
ばしてくれる、季節到来のピッタリ合った麺だ。

中華ふぢの
中央区築地5-2-1 魚がし横丁1号館  03-3542-0365
5:00~13:00 日・祝・市場の休みが定休日
ふぢのの麺

「街を巡る」鎌倉界隈「十王堂橋」

2008-09-27 03:25:31 | 街を巡る
 江戸時代の頃よりもさらに遡ぼり、源頼朝により武士による本格
的な政権がスタートした鎌倉時代(1185~1333)の頃の面影を
確かめたく、9月13日、鎌倉を訪ねてみた。
 まずは横須賀線の北鎌倉駅で下車、駅の時計を確認すると6時18
分を指していた。駅前の鎌倉街道はこの時間だと通る車もまばら、少
し大船よりに歩くと、小袋谷川と西瓜川が合流したすぐのところの同
街道に橋が架かっていた。この橋が「十王堂橋」(じゅうおうどうば
し)である。
 昔、この橋近くに十王堂と薬師堂があったことにちなんで命名され
た。その十王堂の十王像は、現在、円覚寺の境内にある柱昌庵に安置
されている。また、当時はこの橋の入り口近くに大きな石があり、戦
後通行の邪魔になるとあって、現在は橋の東側、JR線路の先の山にあ
る八雲神社に安置されている。
 この大石は、陰陽師・安部晴明が残したものといわれ、火災や災難
除けに霊験があるという。今回その大石の確認はパスした。
(鎌倉市山の内753辺り)
十王堂橋プレート 北鎌倉駅

「街を巡る」尾久~南千住「小塚原刑場跡」

2008-09-26 06:45:59 | 街を巡る
 最後は、日光街道を横断して山谷通りを過ぎ、JR常磐線や貨物の
引っ込み線が入り組んだ間にある、とても有名なところに伺った。
 「小塚原刑場跡」だ。江戸の頃のお仕置き場は、この小塚原と品
川の鈴ケ森の二カ所であった。当時の小塚原の刑場は、間口60間
(約108m)、奥行き30間(約54m)あり、明治のはじめに廃止
されるまで、磔・斬罪・獄門などの刑が行われた。
 ここに設置された首切り地蔵は、この刑死者の菩提を弔うため寛
保元年(1741)に造立されている。
 今回で尾久から南千住巡りは終了。明日からは鎌倉巡り編。
(荒川区南千住2丁目34番地辺り)
刑場跡プレート

「街を巡る」尾久~南千住「熊野神社」

2008-09-25 06:38:12 | 街を巡る
 素盞雄神社が大きくて歴史もあるので注目度は大きいが、千住大
橋の南詰、西側奥に小さな神社があった。
 「熊野神社」は永承5年(1050)の創建で、源義家の勧請によ
ると伝承されている。千住大橋を架ける時、町奉行の伊奈備前守が
当社に成就を祈願し、文禄3年(1594)の橋の完成時に、その残
り材で社殿の修理を行っている。以後、大橋の架け替え毎に祈願と
社殿の修理が慣例となったという。
 現在の社は、参道前にフェンス門があり閉ざされており、社殿ま
で行けない。ひっそりと民家の間に鎮座していた。
(荒川区南千住6丁目70番地辺り)