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塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 芝・三田・高輪 椎の木

2009-08-31 06:22:54 | 街巡り_09
 高輪の丘陵地の一角、肥後熊本藩細川家の下屋敷があったところ
に見事な「椎の木」がある。樹齢は300年以上といわれ、樹高が
10.8m、幹回りが8.13mの巨木だ。
 このスダジイは、ブナ科の常用高木で秋には果実が熟し、食べる
と栗のような味のする小さい実がいっぱいなる。
 旧細川邸下屋敷では、赤穂浪士事件で大石内蔵助良雄ら17名が
切腹したところでもあり、このスダジイは当時の光景を垣間見てき
たことだろう。
(港区高輪1-16-25)
椎の木_2

Weekendの麺処巡り 道玄で牛テール拉麺

2009-08-30 12:25:26 | 拉麺_09
 田中玄氏のブログで紹介されていた限定麺を頂きに、高田馬場の
「玄流宗家 道玄」へ伺った。
 その限定麺とは、大山黒牛のテールを使用したスープに、特製の
塩ダレを加えた一杯。素材自体が希少品ということで、27日から
4日間のみの1日限定20食の一品を、最終日に頂くことが出来た。
テールといえば、仙台の牛タンにつくテールスープを思い浮かべる
が、大山黒牛のテールスープはどんな味なんだろう。
 入店して一番奥の席へ。玄さんとご挨拶。注文を告げると、とて
も丁寧な作業が続く。塩といっても茶色く濁ったスープで登場。ス
ープを啜ってみると、深みのあるコクが伝わってくるのと、牛独特
の風味が爽やかに醸し出されている。これは旨い。中華鍋で炙られ
たチャーシューも良い味だ。印象に残る一杯だ。
 稀少品のテールだけに、次に登場するのはかなり先になるとのこ
と。
玄流宗家 道玄  玄さんブログ

街を巡る 芝・三田・高輪 一心太助の墓

2009-08-30 05:51:39 | 街巡り_09
 大久保彦左衛門の墓の真裏そばに、歌舞伎の世界でお馴染みの架
空の人物の墓がある。
 河竹黙阿弥(1816~93)が書き上げた物語「一心太助」の墓だ。
太助は魚屋で、義理人情に厚く江戸っ子の典型として描かれている。
腕には“一心如鏡”と“一心白道”の入れ墨が入っており、彦左衛
門の元で活躍したとされる。
 この墓は、元津軽藩・家老の子で、家督相続を止め江戸蔵前で米
穀商となった松前屋五郎兵衛によって建立されている。
 それにしても不思議な墓だ。
(港区白金2-2)

Weekendの麺処巡り むろやで冷やしトマト麺

2009-08-29 14:00:13 | 拉麺_09
 27日のFILEさんのブログを見れば、四谷の「むろや」で2日間の
限定麺が振る舞われているとあり、早速伺った。
 その限定麺は、「冷やしトマト麺」900円で昨日と本日両日のみの
1日20食。登場したのは、ペースト状になったトマトソースと角切
りを少しつぶしたひんやりトマトが乗っかり、蒸されたスライス鶏肉
も入っている。器の中からは海老の風味が漂い食欲を高めてくれる。
渕上店主から海老油を足していただき、さらに海老の香りが加わる。
 どうもスパゲティを想像して口に運ぶが、麺が中華麺なのでスパゲ
ティをすするような完食でなく、あくまで冷し拉麺である。なるほど、
むろやでトマトをテイストするとこんな麺になるとは、楽しい一時の
驚きを麺と共に味わえ感じ取れた。
 9月の4連休には、煮干しの特製麺を提供するとのこと、楽しみだ。
FILEさん

Weekendの麺処巡り べんてんで油ソバ

2009-08-29 13:55:36 | 拉麺_09
 本日は高田馬場の「べんてん」。ここのところ油そばばかり頂いて
いたので塩拉麺でもと考えたが、この夏最後になりそうな「辛冷し油
ソバ」800円を注文。
 田中店主がカウンターから「平打ち麺があるけど、食べる」と声が
かかり、否応無く“お願いします”とおうむ返し。
 そして出て来た器を見ると、普通の麺とともに平打ち麺にも特製辣
油が振りかけられ、その上には温泉タマゴがのせられていた。その後、
底に沈んだ特製味噌や具とともに撹拌して混ぜ返し、食べごろとなっ
たところでおもむろに麺と格闘。平打ち麺が入っているので、いつも
より大盛り、まさに格闘といっても過言ではない油ソバ。そして、旨
い。
 麺と具を少し残してスープを入れてもらい、器にこびりついた味噌
をスープで落としながら完食。昆布のエキスがよく出て風味も高く、
最後まで美味しく頂いた。べんてんの一杯は、こうでなくっちゃ。旨
かった。
撹拌後  スープ加わる  

街を巡る 芝・三田・高輪 大久保彦左衛門の墓

2009-08-29 04:41:35 | 街巡り_09
 再び魚藍坂を今度は下り、白金方面へ向かう。目指すは立行寺で
ここに「大久保彦左衛門」の墓がある。
 “天下のご意見番”として家康から家光までの三代の将軍に仕え
た三河・松平家の家臣である彦左衛門、本名は忠教。自分の出世を
省みず、多くの浪人の面倒を見たことにより、義侠の士として慕わ
れた。それを忍ぶかのように、門までついた大久保家の墓はとても
立派であった。
 晩年は、徳川氏と大久保氏の歴史や功績を交えて、武士の生き様
を子孫に残した家訓書「三河物語」(1622)を執筆。
 この寺のほかに、岡崎の長福寺と京都の本禅寺にそれぞれ墓があ
る。
(港区白金2-2)
立派な山門

Weekdayの麺処巡り 長州で塩

2009-08-28 17:14:39 | 拉麺_09
 本日は昼過ぎに千葉へ。打ち合わせを行う前に腹ごしらえ。JR
本千葉駅前の麺処「長州・万龍軒」へ。
 メニューに塩拉麺770円があったので注文。そのメニューには
“一番人気・野菜拉麺700円”と出ていた。
 早速、登場した器の中は炒めた野菜類が多くのせられ、まるで
タンメンのよう、いやこちらの野菜拉麺か。スープを頂いてみる
と、胡麻油の風味がほんのりと立ちのぼり旨い。とろみもついて
ライトな塩豚骨といったあんばい。縮れ麺とも相性が良く旨かっ
た。

長州ラーメン万龍軒本千葉店
千葉市中央区長州1-12-13  043-225-8970
11:00~21:00 日・祝日定休日
長州ラーメン万龍軒本千葉店

街を巡る 芝・三田・高輪 伊皿子貝塚

2009-08-28 06:22:17 | 街巡り_09
 明治・大正の頃は旧宮家・華頂宮邸の庭園だった月の岬の台地に
は三田台公園(三田4-17-28)があり、こちらの園内に約4,000
年前の縄文時代の「伊皿子貝塚」断層が保存・展示されている。ま
た、竪穴式住居の模型も設置され、説明が音声で流れて勉強になっ
た。
 この公園から再び高輪方面に進む途中、「幽霊坂」がある。この
辺りは寺院が多くあり、名前のとおりお墓=幽霊を連想させたので
あろう。
 さらに進み、再び魚藍坂に出るとその角に「歯科医学教育発祥之
地」の碑があった。1875年に初の歯科医師免許を取得した高山紀
齋が、渡米してアメリカの歯科医師免許も取り帰国。1890年にこ
の地で歯科医学院(東京歯科大学の前身)を開設したところなのだ。
(港区三田4-18)
幽霊坂  歯科医学校跡の碑

街を巡る 芝・三田・高輪 亀塚

2009-08-27 06:19:21 | 街巡り_09
 魚藍坂を再び登り、高輪1丁目の交差点を左折して芝方面に戻る。
済海寺の門前からすぐ左側に「フランス公使館跡の碑」があった。
 初代の仏駐日総領事・ベルクールが宿舎として使用し、安政6年
(1859)から明治3年(1870)までの10年間、公使館として利
用された。
 この済海寺の隣り、月の岬の大地あたりに亀塚公園があり、園内
にこんもりと盛り上がった円墳状の「亀塚」がある。1971年の調
査では副葬品が出土せず、古墳であるとは判断されていない。
 10世紀の頃、竹芝の庄は皇居の火焚衛士に任され京へ。その竹
芝は帝の娘・皇女と仲良くなり結ばれる。竹芝はこの地の郡司に任
命され、仲むつまじく暮らした。その後、皇女が亡くなると屋敷を
竹芝寺にかえたという。その寺はまさに、この亀塚辺りあったと伝
わる。この塚はその皇女が祀ってあるのではないかといわれている。
(港区三田4-16-20)
フランス公使館跡

街を巡る 芝・三田・高輪 塩地蔵

2009-08-26 06:22:34 | 街巡り_09
 さらに魚藍坂を登っていくと、坂の名前はこちらの寺からつけ
られたという三田山水月院・魚藍寺がある。朱の山門をくぐると
境内に「塩地蔵」が設置されていた。願が適えば塩をお供え物に
持ってくるようだ。
 さらに、こちらの寺には秘仏である「魚藍観音菩薩像」があり、
頭髪は唐様の髷に結った美しい乙女の姿をしているという。毎年、
5月の第2土曜日のみご開帳だという。一度、拝んでみたい菩薩
像だ。この寺は承応元年(1652)の創建。
(港区三田4-8-34)
魚藍坂