「テラ・ドーム」日記

にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」でのできごとや、日本へそ公園内の自然、天文現象などを紹介します。

ベニシジミの産卵行動

2020-04-28 16:20:13 | 日記

午後,ふわふわドームのある斜面にて。

そこにはスイバがたくさん生えています。よく草が刈られているので、葉はたくさんでも背丈がとても低いです。低いので、ベニシジミが産卵をする様子がくわしく観察できます。

スイバのところに来れば、「これはもう産卵だ」と思っても間違いなし。

 

スイバに着地したら、葉や茎を歩いて地面近くに移動します。

 

腹部を大きく曲げるのは産卵直前の印。

 

びっくりさせないようにしながら観察していると、産卵シーンが見られます。

 

こういうシーンはほんとうは接写がいちばん。でもこれらの写真はそうではありません。チャンスがあれば接写しようと思います。


【小さな友だちへ】

学校園が長い間、りんじで休み。いのちを守るための休園・休校なので,今はなんとかふんばらなくちゃ。おとなもがんばっていますよ。そうはいっても、すごし方を工夫するのにきっと苦労していることでしょう。地球科学館(テラ・ドーム)では、すこしでもみなさんのお役に立ちたいと考え、「こんなものを作ってみよう」ということで、科学工作づくりのいくつかをご紹介しています。

これから少しずつメニューをふやしていきますよ。お楽しみに……。わからないことがあったら、ごえんりょなくおたずねください。

 

              (h)


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キタキチョウ、今日も孵化

2020-04-28 13:51:05 | 日記

今朝、へそ公園に生えるメドハギでキタキチョウの卵を採取。間もなく孵化しそうな卵です。

昼,孵化が始まりました。以下の写真は超近接撮影したものです(トリミングはなし)。

 

顎で殻を破っているのがわかります。

 

頭部が出るだけの大きさになると,ゆっくり出始めました。

 

ぐーっと体を伸ばしました。

 

葉の表面に向かって……。

 

完全に着地。この後、卵殻を食べ、その自立したくらしが始まります。生まれたばかりの幼虫は体長が2mmです。

 

こういう場面を子どもたちに見てほしいなあ。いのちの誕生物語はいいなあ。

今は休館中ですが、科学館としての役割を踏まえて、スタッフ一同頑張っています。地球・宇宙を中心としてご質問がありましたら、ご遠慮なくなんでもお寄せください。ご一緒に解き明かしましょう。

 

(h)

 


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コチャバネセセリとシロツメクサ

2020-04-28 11:07:23 | 日記

科学館の周りにはシロツメクサの花がたくさん。そこでコチャバネセセリが蜜を吸っていました。

 

しばらくいたので、口吻をめがけて撮影。

 

花の中に吻が伸びています。味はなかなかのようですよ。

 

このセセリチョウはの幼虫はタケを食草にしています。科学館のすぐ傍に竹林があります。もしかすると,そこにもすんでいるのかもしれません。

 

          (h)


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ベニシジミの孵化が続いています

2020-04-26 15:27:03 | 日記

ベニシジミの幼虫は、卵殻の中で体を少しずつ回転させながら出口を広くしていきます。1

 

やがて体毛が外に出始めます。

 

体が少し回ったのがわかりますか。

 

頭部が丸々見えてくると、いよいよ誕生。

 

身を乗り出すようにして、さっさと出てきます。

 

幼虫の体にはこんなに毛が生えていたのです。体を守っていることが伺えます。

 

誕生した幼虫はスイバにおいてやります。野で育つのが一番。

 

                 (h)

 


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キタキチョウの産卵(3)

2020-04-25 15:50:54 | 日記

キタキチョウが続々と孵化しています。運がよければ,続けてそれを観察できます。そのうちの一例をご紹介しましょう。なお、トリミングはしていません。超接写なので,それだけ被写界深度が浅くなっています。

卵の大きさはこれだけ。ひと目盛は1mmです。

 

殻を破りかけました。

 

ノコギリ状の口がくっきり。

 

穴が少しずつ大きくなっていきます。

 

頭がすっぽり出るまで穴を広げていきます。

 

まもなく出られそう。

 

身を乗り出すような格好で頭部から出て来ました。透明感のある,真っ白な体です。

 

とても感動的!

 

            (h)

 


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