この地に引っ越しと同時に購入したTV
白内障の目にも画面に縦の汚れが気になったのは何年前か？
黄砂の飛来を映す空はTV上部を黄色く染めて ”今年の黄砂は酷い” と思ったのはコロナ禍の前だったか？
ある日 TV映像障子に丸い穴があいていた
穴が3個になった後、空に曇がたなびくようになった。雲は今11個、オリンピック選手が高く飛び上がる空に円盤型でたなびいている。夫スローロリスはシーツ上の針穴位のゴミを拾いあげるのに、TVの画面変化を口にしない。見えないのか？気になっても声に出す前に忘れてしまうのか？
珍し物好き私は画面が今後どう変化いていくのか楽しみ
児童通学時間を見守るお付き合いから戻ると
♂ どう見ても半眠り 「アレルギー薬を下さい。」
♀ 体は毎晩オバチャん娘が洗った後 保湿剤を塗ってくれる。乾燥肌の痒みじゃない。おむつ交換にはお尻も棒とたまの間も拭いた。どこが痒い？
「何か 体に合わない物食べましたか？」
♂ 「じんましんの薬下さい。」
♀ 「お出ししますので 少々お待ちください。」
♂ 「ハイ」
♂鼾をかきはじめた。 それを見ながら♀は缶ビールをプシュッ＝限りなくアル中
配偶者♂はテーブルの前の簡易ベットに横たわり、 お箸を持ったまゝ鼾をかいている。
お箸を手にしたのは午前十時、ご飯のお替り３杯 オバチャン娘の差し入れご飯のお供が嬉しかった
四杯めを手にした頃、食欲より座位筋力低下が勝り横たわる。私が もうよかろうとかたずけ始めると その音に気付き「まだ！ 食べる」 と起き上がる。
私「お茶漬けに しようか？」 早くかたずける方へ誘い 熱いお茶を用意する。
元トドモドキ今スローロリス は、震える手でお茶を注ぎゆっくりと2口位カミカミするうち電池ぎれ 横になって目を閉じている。程なくして鼾をかき出した。入歯を出したままの上脣が呼吸に合わせてﾍｺﾍｺしている。ふやけきったご飯をかたずける。時間は午後三時
しばらくして動く気配 「昼ご飯 食べようか」 
