”大晦日” この言葉見聞きしましたか？
私には人生再覚悟の大晦日の朝でした。 ボタちゃんに起こされた午前4時過ぎ、お勝手兼テレビ室兼居間に電機が点いている。覗くと、円背の亭主が 常には向いたことが無い方向で床面を見ている。
私 ”掃除の手抜きを見破られたかorゴキブリの散歩を見られたか？” 
私 声をかける 「おはよう」
亭主 壁面を向いたまま 、足踏みの風をした。元気でしっかりしているとアピールしたらしい。
ちょっと疲れたから椅子に座ろうか 終日を過ごしている安楽椅子に座らせ横にした。
3時間位のち 目を覚まして ♂が「ここで 寝てたか」と聞いたので、♀歩く方向を間違えて
と云うべきか否か・・
・・尊厳を傷つけ無い言葉は ♀「睡眠薬がよく利き過ぎたみたいだったネ
」「ベットで真っすぐになって、 もう～一眠りしたらー」
私 来年は どうしよう・うまく乗り切れるか 
不安を薄めるために 安ビールを飲んだ。 キッチンアル中 加速しそう
祖母の代からその百貨店と付き合いがあったらしい。 終戦後 幼子を抱えてお世話になるばかりの父のもとに、お節料理がその百貨店から届けられた。何時しか御節は百貨店から来るものだと思った。
戦後暫く、我が田舎町は もみ殻に埋もれた卵が最上級のお届け物の時があった。その卵があの百貨店の包装紙に包まれて届けられた。包装を留める場所に塊の澱粉のりが乾ききらぬままに存在した。それほどに百貨店は力があった。
子が出来た頃には、子を背負って必要な事のみ済ませてそそくさと百貨店から退散した。子を預ける知恵も施設も少なかったからである。
ある時、その百貨店の外商さんが、素敵なワンピースを持て来た。サイズの交換らしい。「宅ではない。」と答えると、その通りとばかり帰って行った。百貨店にはこんな利用者がいるんだ
今でいうセレブ
” 外商さんが、毎朝 出勤前に訪れ ご注文を伺う顧客もある” と聞いたこともある。
あの頃から何十年か？私共の中元歳暮のみの支払いも半減した。
近年では百貨店側も贈答用に加え個人向けの品々を提供してきた。極小市民が身構える品々を、正月だからこの際と購入したが、まがい物50％ ?入りと 認知症に思わせるような物をパンフレットに載せるのは、今年ばかりではない。
今年、訪れてくれる人に、自宅用に2種頼んだ。1種は包装無し 自宅用としたが、あまりにも正直すぎない？ もう一品はカートンに乱暴に入れたのか包装紙破れ・・・・・なんだか やんなっちゃったッ。
私も年取ったが、君の百貨店もとしとったねー
１ 諦めた ● 天ぷらにソース チャップリンも食した天麩羅にウスターソースをかけて食べること。
● 東京人が田舎と云う当市にも”一見さんお断りの寿司屋があるそうな・・・・
ご自慢のネタを剝がして 裏表ワサビ醬油を付けた後 元の姿に戻して食べたい
２ 望む ● 舌の老化が進むと共に心のこらえ性も希薄になって来た。 私自身が調理するものに
”飽きた＆不味い” 美味しいものを食べたい。
３ 構える ● 元トドモドキの来年が
私自身も彼より前に
かもしれない。
いささか見栄坊の私は 家の中をスッキリさせておきたいが骨董価値無しのゴミ
後の者の裁量にお任せ ﾖｷﾆﾊｶﾗｴ
