今月は延べ6日程、市民病院へ行った。高齢者と後期高齢者の多いこと。政府が医療費の増加を嘆くのも無理はないと同情する気持ちが沸いた。病院に従事する人も多い。素人目には多すぎるのではと思えるが、皆さん忙しそうにしているところを見ると、これだけの人数が必要なのだ、と すると、この病院を維持管理していくのに莫大なお金がかかる。あっちもこっちも大変だなー。
待合の椅子に座って通り過ぎる患者さんや付き添いと思わしき人達を見ているうちに思い出した、私の向日葵ちゃんを。才色兼備と呼ぶにふさわしいその方は、丁度今の私くらいの年頃に、この病院に通っていた。片足が一寸不自由だったが、長年培ってきたお洒落の才能がどこからともなくにじみ出て、ステッキに頼っておられることを忘れさせるオーラがあった。明るい太陽の下、凛と咲く向日葵をその方に見た。