京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

京の冬の旅 大徳寺芳春院

2016-03-24 10:20:20 |  京都散策

 昨年末の蟹の旅にお付き合い頂いてありがとうございました。
 
蟹旅行5 るり溪温泉京都イルミエール

あれから、

大晦日

明けましておめでとうございます。

1月13日お孫ちゃんから名前で呼ばれて。。

1月13日祇園又吉 新年会

1月17日フェスティバルホール 梅蘭焼きそば

1月17日フェスティバルホール 財津和夫コンサート

1月20日雪の京都・母91歳の誕生日

2月2日節分の思い出 2月2日

2月4日節分

と年末年始を超え、節分も終わり、
本日からは、やっと今年2016年2月の記事に戻ります。

 

これからは、旅行の記事の日付青い文字
その他の日常の記事の日付緑の文字で書いていきますね。

旅行記事ばかりを続けるのでなく、
青い文字の記事緑の文字の記事が混ざってくると思いますが、
これからも、よろしくお願いします。


2016年2月6日(土)

週末の土曜日、主人とぶらり京都を歩いてみる事にしました。

冬の賀茂川は、やっぱり寒そう。。

でも、あと2か月もすれば、この辺りは一面の枝垂れ桜で
ピンク色に染まるんですよ~。 

 

 京の冬の旅

鴨川を超えてしばらく歩き、紫野大徳寺の近くにやってきました。

ふと見ると、京の冬の旅のポスターが。。



へ~。。
日ごろ非公開の文化財が特別公開されているんやって。。
行ってみる。。?

そうやな。。行ってみようか。

という事で、大徳寺に入ってみる事にしました。

大徳寺(だいとくじ)

大徳寺は、1315年創建の臨済宗大徳寺派の大本山。

境内の地図を見ると、広い境内には、三門、仏殿などの他、
20か寺を超える塔頭が立ち並んでいます。

塔頭(たっちゅう)とは、禅宗寺院で、
祖師や高僧の死後、その弟子が建てた塔(高僧の墓塔)
や庵などの小院のことだそうで、

一つのお寺ではないけれど、同門の派徒が集まった
一つの宗教地域になっているんですね。

大徳寺って一つのお寺ではなかったんや。。
。。って、何にも知らなくて。。
ほんと、京都人として恥ずかしいです。

でも、こんなにたくさんの小院があっても
大徳寺本坊初め、塔頭の多くが非公開で、
通年公開は4か所だけだそうですよ。

それが、本日は何か所か特別公開で見ることができるようです。

大徳寺三門(重文)

まずやって来たのは大徳寺三門。
禅宗寺院では仏殿前の山門のことを三門というらしいです。

大徳寺は、戦国時代の茶人として有名な千利休と
ゆかりのあるお寺。

この三門は二層構造の三門で、千利休が上層を完成させ、
千利休の木像が二階部に安置されたそうです。

しかし、この事によって、
豊臣秀吉は千利休の下をくぐらなければならない事になり、
激怒した秀吉が利休を切腹させる原因になったと言われています。

でも、切腹させる原因というより、秀吉にとっては
疎ましくなってきた利休を切腹させる口実になったような
気がしますよね。。

この門にそんな歴史事件があったなんて。。

仏殿(重文)

こちらは、釈迦如来をお祀りしている仏殿です。
創建当初の建物は応仁の乱で焼失し、
現在の建物は江戸時代、京の豪商の寄進によって建造されたものです。 

まずは、この仏殿をお参りしてから、散策を始めることに。。

 イブキの木

この仏殿の前には大きなイブキの木があります。
このイブキは、仏殿が再建された寛文五年(1665年)と
同じ年に植栽されたものだそうで、

ということは。。350才のイブキの木ということですね。 

この木も色々な歴史を見てきたのでしょうね。。

凛とした空気

北大路通りをほんの少し北に入っただけなのに、
大徳寺境内の空気は、町中と違いなんだか凛と澄んでいて、
こちらまでが、すがすがしい気分になってきます。 

 

大徳寺の境内に入るだけなら無料なので、
普段の散歩コースとして楽しまれている方もおられるんだろうな~。

私達は、普段の散歩コースにするにはちょっと遠いですけどね。
でも、時々は、こんな道を静かに歩いてみるのもいいな~と思いました。

芳春院(ほうしゅんいん)

京の冬の旅で特別公開している寺はいくつかあるのですが、
どこに行ったらいいのか迷い、

たまたまおられた観光バスのガイドさんにお勧めを聞いてみました。
そしたら、私は芳春院が好きなんですよとおっしゃって。。
じゃぁ、私達も芳春院に行ってみようと。。素直な私達です。

芳春院は、大徳寺境内の最も奥にありました。

 芳春院は、前田利家・正室まつゆかりの寺。

加賀藩主・前田利家の正室まつが創建した大徳寺の塔頭寺院で、
まつの法号をとって芳春院と名付けられたそうですよ。

 門の中に入ると、よく手入れされた庭が続いています。

 冬枯れの木々だけど、落ち葉の一つも落ちていない庭
どれだけ丁寧に手入れされているかを物語っていますよね。。

枯山水庭園

本堂の南に広がる庭は「花岸庭(ががんてい)」と
名付けられた枯山水庭園。

 障子の向こうに見えるお庭。。とても素敵です。

大海を表しているという白砂。。
悟りの世界を表すという奥の岩々。。

中根金作氏造庭の枯山水庭園です。

でも、ここからは写真撮影できなかった為、写真はここまでです。

せっかくの公開なのに。。写真が撮れないのは
ちょっと残念ですよね。。

芳春院のお庭

枯山水南庭園に対して、北庭園は大徳寺では唯一の池泉庭園。

 

北庭園の「呑湖閣」は、芳春院のシンボルです。

呑湖閣は、「金閣」「銀閣」「西本願寺の飛雲閣(ひうんかく)」
と並んで「京の四閣」の一つとも称される美しい二重楼閣。

水を湛えた「飽雲池(ほううんち)」に架かる「打月橋(だげつきょう)」も
とても風流。ここから見る比叡山は別格なのだそうですよ。

打月橋や呑湖閣の中には入れないですけどね。

ここで、ガイドさんから「ねねとまつ」の面白い話を聞いたのですが
長くなるので次の記事でご紹介しますね~。

芳春院の帰り

芳春院から帰る時見つけた一輪の椿の花。
冬枯れに、彩りを添えています。綺麗。。

 

 。。と、そんな時に見つけた梅の花。
もう、梅が咲いていたんですね~。

 

 やっぱり、春は来ていたんやね~と言いながら、芳春院を後にしました。
 

 芳春院を出てから、もう少し大徳寺の境内を歩いていきます。 

 こちらのお寺にも、梅の花が。。

 やっぱり、春の息吹を感じると嬉しくなってしまいますね。

さて、お腹も空いてきて、次は、
大徳寺の中にあった精進料理のお店泉仙へ行ってみる事にしました。

  精進料理 大慈院 泉仙へ続きます。

 

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2 コメント

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Unknown (小梅)
2016-03-24 23:40:08
大徳寺、凛とした空気が流れているのですね。
たんぽぽさんが すがすがしい気分になられたのが わかる気がします。
寒がりの私は冬になると つい肩をすぼめて歩いてしまうのですが こんな景色の中、静かに散策できたら 背筋も伸びるなぁ。。なんて思って
います(^-^)

イブキの木、驚きました。
350才ですか~(^-^)
色々な歴史をどんな想いで見てきたのでしょうねぇ。
もし話ができるなら色々と尋ねてみたい
ものですね。

芳春院、 静かでいいお寺ですね。
次の公開は いつになるか わからないけど
公開されたら私も訪れてみたくなりました。


冬は 色があまり ないので椿は鮮やかで綺麗
ですね。
梅の花を見ると寒くても春の息吹きを感じますね。
私もたんぽぽさんと同じで嬉しくなりますよ。
毎年、梅の花を見かけると寒いのに頑張って綺麗に咲いたね~(^-^)なんて心の中で思わず
呟いてしまいます。
寒いなか、きれいな花を咲かし春が近いことを
知らせてくれる梅の花。
桜のような華やかさはないけど心をなごませてくれる、梅の花が大好きなんですよ(^-^)
そんな梅の花のようになりたい小梅ですが、
現実はなかなか難しいものです(^-^ゞ

利休の木像の話は この大徳寺の三門
だったのですね。
わたしも秀吉は利休さんが疎ましくなって
きたのだろう。。って気がしています。

大徳寺、知らない事がたくさんでした。
知って散策できたら楽しいですね。
さて、わたしも もう一度ブログの最初に戻り
大徳寺散策をしてきます(^-^)
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小梅さんへ (たんぽぽ)
2016-03-26 10:40:20
大徳寺、通りからちょっと離れただけなのに
凛とした空気が流れていました。
ほんと背筋の伸びるおもいで、気持ちよかったです。

イブキの木、私もどんな想いで色々な出来事を見てきたのか聞いてみたいです。。


芳春院、 冬の旅では9年ぶりとか聞いています。
他にも公開のチャンスはあるみたいですので、
機会があれば訪れてみて下さいね。

梅の花を見ると春の息吹きを感じて嬉しくなりますね。
そうですよね、小梅さんですもんね。
寒いなか、嬉しい春の訪れをが教えてくれる梅の花。
心をなごませてくれる、優しい花ですよね。
小梅さんも、きっとそんな和やかで優しくて
そして明るい方なんだろうって思っていますよ。(*^^)v

利休の木像の話が大徳寺の三門だったのは、
私も知らなくてびっくり。
京都は、ちょっと歩くと、そういう史実の場所が
色々な所にあって。。やっぱりいい所かな。(^-^;

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