温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

放射能のタブー-副島隆彦 読了

2012-02-26 15:41:24 | 
今週末も、金曜夜から先ほど前まで浜松に帰っていた。
なんだか忙しかった。
東名は、浜松を12時に出ると、東京には15時ころ着く。この時間帯なら渋滞はなし!

さて、新聞かなんかの紹介で知って、読みたいと思っていた放射能のタブー-副島隆彦を今日読み終えた。

Amazon.co.jp: 放射能のタブー: 副島隆彦+SNSI副島国家戦略研究所: 本
今の超微量の放射線量では人体の健康に与えるリスクはない。放射線医学者なら誰もが知っているこの明確な事実を無視し、彼らを「御用学者」と貶め、無知な大衆の恐怖心を煽った似非専門家たちがたくさんいる。しかも、彼らは本当の専門家でもないくせに、専門家の名を騙り、科学のようなフリをしてその煽動言論を行った。本書はそれらすべてを許さない。それらすべてと徹底的に闘う論争の書である。
「目に見えないから怖い」という奇怪な合い言葉のもと、放射能に関する多くの無用で、有害なデマゴギーが跳梁跋扈した2011年の日本。原発事故直後から現地福島で復興活動本部を立ち上げ、体を張って現場で活動してきた著者たちが、放射能に関する
従来のあらゆるタブーをかなぐり捨て、本当の真実を暴露する。
チェルノブイリ原発事故の公職の専門家、ロシア科学アカデミーのR・アルチュニアン氏をゲストに迎えた編者・副島隆彦との巻頭対談では、チェルノブイリ原発事故で本当は何人の人が死んだのか、衝撃の事実が明かされる。
そして、広島、長崎の原爆の真実、JCO臨界事故の真実、そして、いま福島で現に起きていることが何なのか、圧倒的情報力と分析力で論及する。
なぜ、超微量の放射線にもかかわらず、20キロ圏内は封鎖されねばならなかったのか。そこには原発推進勢力の恐るべき企図が隠されていた事実も明らかにされる。

内容は上の紹介通り。
どうも、放射能は年間100ミリシーベルトまでは、健康被害はないようだ。
日々発表されるのは、マイクロシーベルトの値、100ミリシーベルトは10万マイクロシーベルトかな?
ということがわかった。
また、チェルノブイリでも広島長崎の原爆でも被曝で亡くなった人は、何万人という数字ではなく数10~100数十人らしい。
こういう事実の数字をしっかり知りたい。
そのためにはこの本みたいなものがあと数冊は必要。
2011-11-07 - ホモファーベル庵日誌
1954年の第五福竜丸事件においては、放射能の急性被爆が原因で死んだ人はいない。半年後に久保山愛吉という乗組員が被爆で亡くなったとされているが、放射能被爆が死因ではなかったらしい。残りの乗組員は概ね長生きし今も90歳近くで生きているひともいる!?

下のブログで色々引用されているので詳しい内容は下を参照して欲しい。
2011-11-07 - ホモファーベル庵日誌
一般に、チェルノブイリ事故では、原発事故由来の放射能により5000人から1万人の死者が出たと言われている。ドイツでは10万人近い人が亡くなったとしている。環境団体グリーンピースは9万3,000件を推計し、さらに将来的には追加で14万件が加算されると予測している(Wikipedia)。
しかし、現実はまったく異なる。
本当の死者は、発電所の作業員では、事故直後の作業員28人とその後の20人の合計48名。周辺住民の死者は、25年間で80名。甲状腺がん(肥大)を発症した人は300名。しかしすべて治療により回復している。甲状腺がんで死んだ人はいないらしい。

事故から25年でこれがすべてである。これは事故後の厳密な追跡調査による数字である。巷で言われている5000人や1万人や10万人という数字はどうしたって出てこない。

結局、チェルノブイリ事故が原因で亡くなった方は、25年間で作業員48名と周辺民衆80名の合計128名。

この本の後半や、日本政府の陰謀説は、私としては100%賛同できないけど、前半の事実データに基づいた話は非常に面白かった。

また、後半で、空気の研究~山本七平~に触れていて、3/11までは温暖化という空気、その後は放射能怖い、原発反対という一色の空気に染まっている日本、こまったもんだなあということを感じた。
空気に染まりやすい国民性は、変えることができるのだろうか、私にはできそうもない気がする。
話題の本なので、ブログもいっぱいあります。下にもう一つ紹介しておきます。
世の中の不思議をHardThinkします:(書評)副島隆彦 著: 放射能のタブー ⇒ この本自体がタブーかもしれない?
① 前書きで、年間100mSvまでは安全とする長瀧重信氏、山下俊一氏の功績を称賛。
 反対に、武田邦彦氏、小出裕章氏、広瀬隆氏、児玉龍彦氏の4名を危険を煽る最悪の科学者とし、名指しで批判。

② 序盤は、チェルノブイリ原発事故の公職の専門家、ロシア科学アカデミーのR・アルチュニアン氏とのインタビュー。
R・アルチュニアン氏曰く、チェルノブイリ原発事故の放射能が原因で死んだとする人数は、僅か50人であると発言し、それ以外には健康被害も起きていないという主張をし、副島隆彦氏は、「ほっと」したと続ける。

著者 副島隆彦氏の学問道場のサイトは以下。
副島隆彦(そえじまたかひこ)の学問道場

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-05-11 03:42:22
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