たかく良美のブログ

神奈川県大和市議会議員のたかく良美です。いろいろな情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。

三沢基地視察

2010年11月08日 | 基地、平和

             米空軍F16戦闘機

 1145日、大和市基地対策協議会のメンバーで三沢基地を視察しました。 三沢基地には米軍、自衛隊、民間空港の役割を持ち、国内で唯一の、戦闘機対地射爆訓練が出来る爆撃場があり米軍、自衛隊が活用している。

 基地被害の解消策として三沢市では、基地周辺住民の大規模な集団移転事業を実施している。さらに、基地入り口に中心市街地活性化法を活用した街並み整備事業で「アメリカ村」を作る、市立病院の建替え支援などにも基地交付金が活用されるなど、基地対策に大きな国費が投入されている事を強く感じた。 

  日本の防衛問題では沖縄県の基地負担が問われますが、基地交付金をつぎ込んでも、住民が自立できる街づくりにはならないことが、明らかになり、沖縄では保守派も基地は要らないとの声が強くなっています。

 尖閣諸島問題や千島問題など、憲法9条をもつ日本に必要なのは、防衛力の増強ではなく、しっかりと日本の主張が出来る外交力が問われています。

 


「爆音訴訟」学習会

2008年07月20日 | 基地、平和

 7月20日の日曜日は、331回目の定例デモ、午後は大和革新懇による「第4次爆音訴訟」の学習会が訴訟団長の藤田さんを講師に招いて行われた。

 爆音被害は、地裁、高裁を含めると6回も違法状態にあると判決が下っているが、その対策を全く取ろうとしない国側、今回の爆音訴訟での争点や、コンターによる線引きで訴訟に参加出来なかった方の想いも代弁して証言してきたとの話がされた。懇談の中では、日米地位協定の不当性や、駐留米軍は違法とした地裁判決に日米政府が介入した、砂川裁判の例が紹介され、安保条約を解消する事が必要との結論になった。

    砂川裁判    http://www.jca.apc.org/hananpojitsu/media080521.html             


「高遠菜穂子」さんの講演を聞く

2008年02月04日 | 基地、平和

 2月3日「キャンプ座間強化に反対する市民連絡会」が座間で開催した高遠菜穂子さんの講演を聴くことが出来た。

 当日は雪が降り参加者が心配されたが開場いっぱいに人が集まった。男かと思われる様な坊主頭になった高遠さんは、イラクでの事実を報告しますと、パソコンから映像を映し出し、テレビではモザイクがかかってしまう切り裂かれ、腐敗して蛆虫が湧いた遺体、頭をドリルで開けられた遺体などの映像が映し出された。「日本のマスコミはイラクでの宗派対立を伝えているが、武装集団に参加している人間は、米軍の攻撃で肉親を失った遺族が、憎しみの下に組織され戦っている事、イラクの人たちは、シーア派とスンニ派でイラクが在る、横断幕には「国営放送は真実を伝えろ」と掲げてデモをしている。との事が印象的だった。 

 高遠さんの時間の都合で質問ができなかったことが残念だった。

イラクでの高遠さんの支援等については彼女のブログで詳細に報告されています。
『イラク・ホープ・ダイアリー』
http://iraqhope.exblog.jp/


基地問題と新型哨戒機PXについて

2007年10月18日 | 基地、平和

               EA6B-プラウラ

 

「新型哨戒機PX」を厚木基地でテストすることについては、新型機のほうが爆音は少ないとコメントが寄せられた。

 

 昭和46年当時国は、自衛隊部隊を厚木基地に移駐させることにたいして、今後は負担軽減に努める事を約束し 現在の哨戒機P3Cなどの「ターボプロップエンジン」は除くとしているが、ジェット機の乗り入れは緊急やむを得ない場合に限るとしている。今回のPXのターボファンエンジンは明確に違反となる。と考える。

 

  大和市は現在22万人の人口で、人口密度は川崎市に次いで多く、基地周辺住民は240万人にもなる、このような場所に、自衛隊に加え米空母艦載機部隊が配備され、厚木基地では訓練をしないとの約束も破られ、今ではスーパーホーネットも配備されている。

 

 米軍再編で日本の自衛隊との一体作戦、訓練はますます強化されてゆく状況にある。 爆音の解消と基地の早期返還は市民の早急な願いである。

 アフガンでもイラクでも、戦争ではテロを無くせない、軍事力では問題を解決できない事を証明している。日本は憲法9条で「戦争しません。交戦権を放棄する。」と公約をしている。テロ特措法もイラクでの空輸も憲法を逸脱している。

 

 アフガンで活躍する医師の中村哲さんのような活動にこそ日本の力を発揮することが必要と考える。


硫黄島での艦載機離発着訓練を視察

2007年10月16日 | 基地、平和

 

10月15日、硫黄島での離着陸訓練を視察した。当日は厚木基地から米軍のC40に乗り2時間程度で硫黄島に着いた。

 

 私は大和市基地対策協議会の一員として参加したが、この一行のなかには、神奈川県職員、岩国市の市議、防衛省、外務省、民間人、アメリカ大使館員、などとともにケリー米横須賀司令官、や厚木基地司令官などの基地関係者が同行した。

 

 ケリー司令官の説明は、海に浮かぶ空母に着艦するには、パイロットの高度な技量が必要で、繰り返し訓練が必要であること、硫黄島の訓練と厚木基地の訓練違い、硫黄島は暫定訓練施設であり、本土から100マイル以内に訓練施設を要求していること、など日米同盟の重要性を強調していた。 米軍にとって、いたれりつくせりの日米関係は貴重だろうと感じた。

 

 空母の出港に際しパイロットは陸上で日中と夜間のFCLP訓練と洋上の空母に着艦するCQ訓練で合格する必要があり、この試験に合格しなければ空母には乗れない。実際に空母に着艦する洋上訓練は相模湾で行われている。仮に、艦載機部隊が岩国基地に移転しても横須賀に空母がいる限り相模湾でこの洋上訓練が行われる、安全のため艦載機には4割程度の燃料しか搭載していないとのことなので、訓練が終わった艦載機は厚木基地に来る可能性が高い。

 艦載機部隊が岩国に移転しても、厚木での爆音が無くなる事は無いと感じた。

 

  硫黄島は名前のとうり、所どころから熱風が噴出していたが、周辺の島と違って、比較的に平坦で周辺には何も無いため、360度で訓練の状況が見えた。旧日本軍が最後まで闘った壕や、すり鉢山、米軍が上陸してきた海岸にもよって慰霊をしてきた。


PX哨戒機の厚木基地への乗り入れは許されない

2007年10月11日 | 基地、平和

 P-3C哨戒機の後継として開発された哨戒機P-X(ジェットエンジン)の厚木基地での性能訓練、乗り入れは許されないと共産党南関東ブロック事務所による防衛省への申し入れに参加した。

 

 米軍により使用され厚木基地へ下総から新たに海上自衛隊の移駐にたいして、当時の防衛施設庁は、昭和46年に基地周辺住民への負担にたいし極力整備縮小をすすめるとの文章を出し、この中でジェット機の乗り得れは緊急やむを得ない場合に限定するとしています。今回のPXの乗り入れ訓練の通知は、大和市民、綾瀬市民の願いをふみにじるものであり許されない。

 

 この申し入れは、9月28日付けの神奈川新聞の記事により防衛省が厚木基地での性能テストを計画している事が明らかとにより実施したが、防衛省は本日、神奈川県と大和市、綾瀬市に対し申し入れている。

 

 防衛省は、現在岐阜で飛行訓練しているPX(XP-1)を来年夏ごろから4年間にわたって厚木基地で哨戒性能テストを実施実施したい、今後八戸、下総、厚木、鹿屋、那覇にPXを80機配備する計画とのこと。

 

 私は、先の6月議会で大木新市長に「46文章」の見解を求めたが、市長は、解消する状況にはないと明確に答えている。  


「NLP]に抗議

2007年05月16日 | 基地、平和

 5月14、15日に通告されたジェット機によるNLPに対し、5月14日(月)厚木基地司令官に対し中止を求め抗議した。

 対応した渉外部長は、硫黄島での天候不良で訓練が実施できなかったこと、日本を守るための訓練であることを強調し、理解いただけないのは残念と、半ば居直っていた。

 新聞報道でもクーパー基地司令官も日本防衛のための必要な訓練を強調しているが、住民に、甚大な被害を及ぼしていながら、軍の都合を優先する、軍隊の姿が現れている。

 思い起こしてほしいのは、9,11テロの時、キャンプ座間でも、厚木基地でも、基地側から住民に向かって銃口が向けられたことである。

 厚木基地外周道路の高台に、その時に作られた塹壕が今でも見ることができる。いざという時、軍隊は住民を守ってくれない、沖縄戦での日本軍、横浜緑区でのファントム墜落事故、日航機の御巣鷹山への墜落事故、例を挙げればきりがないが、常に住民より軍が優先される。

 


呉市を視察

2007年02月24日 | 基地、平和

 2月14,15日、大和市基地対策協議会で広島県呉市を視察した。

 呉市は日本海軍で栄えた町で、戦艦大和も呉で建造され、現在も海上自衛隊の地方総監部が置かれている。 呉市の市長の話を伺ったが、米軍再編での「空母艦載機部隊受け入れに反対する岩国市の決意は固いものがある」こと、「軍で栄えた呉市でも自衛隊と米軍では市民の受け止めが大きく違う」といっていたことが印象的だった。

   <写真は街なかに展示されている本物の潜水艦> 


横須賀基地視察

2007年01月30日 | 基地、平和

 大和市会議員の横須賀基地視察が行われ、修理中の「空母キティーホーク」を視察する。横須賀基地のゲートの先にもう一つ別な町があり、基地に関わる仕事に多くの人が働いていた。

 案内した基地報道担当の司令官は、日本との友好、協力関係の大切さと、空母キティーホークが老朽化していて、修繕する部品の調達もままならないこと、原子力空母は事故もなく能力が高いことなどを繰り返し説明していた。(米側の思惑はここにあり)と感じた。 船内の通路は狭く、階段も急で、他人とのすれ違も、やっという状況、今回の視察で70歳以上の議員が参加を許可されなかった事は、一定理解できた。

 空母キティーホークには5千人もの乗組員がいて、その内、3千人は狭い3段ベット寝る。通路が狭く、仕切りも多い、急な階段で頭をぶつけそうになったりしたが兵士も、ケガが多く医師は歯科医師も含めて6人いるとの事。 甲板では、着陸に使うワイヤーを引っ掛けるところは鉄板がむき出しになっているところなどを説明し、老朽化を強調していた。空母の短い滑走路から艦載機を送り出す「カタパルト」は蒸気式の「バネ」で、最新式は磁器を使った新しい方式で現在、建造中とのこと、(アメリカはこれからも空母を作り、世界の憲兵をし続けるつもりか)巨大な無駄づかいと思った。 


爆音グオー、グオー

2007年01月03日 | 基地、平和

 静かな正月も昨日まで、今日は爆音が朝からうるさい、毎年米軍には議会として年末、年始の訓練の自粛を申し入れているが、住民の声を無視すかのような爆音には怒りが湧く。

  箱根駅伝も気になるが、近所に「あいさつ」に伺う。爆音がうるさくドアのチャイムを押すタイミングを考えたり、ちゃんと音が聞こえているのかと思えることもある。 午後3時ごろから自宅で仲間と新年会をする。