午前中は南林間中学校の運動会を見に行き、午後は、高齢者福祉で日本一の福祉の間町を実現した、秋田鷹巣町の元町長の岩川さんの講演を聞いた。
鷹巣町は人口2万、高齢化率が40%近い自治体で、デンマークに学び全室個室の介護施設とヘルパーの増員で日本一の福祉を実現していた。
しかし数年前の選挙で、福祉にばかり税金を使うと攻撃され、選挙戦に敗れた。 鷹巣町はその後の合併で北秋田市になり、合併後の市長選挙には立候補しなかったが、その後の市議選挙では、福祉の攻撃をした議員がそろって落選し変化がおきている。再度市長に挑戦すると決意している。
講演の後の質問で、80歳を過ぎた高齢者が、「長生きをして、皆さんに迷惑をかけていると感じている」と話した。岩川さんは「自分も介護度5と4の両親と暮らしているが、一緒に暮らせる喜びを感じている」と応え、開場からは、「80才を過ぎても、このような学習会に参加してくれる事に励まされる」と意見が出た。
岩川さんの著書にサインをもらう時、岩川さんから聞いたことは、「負けた選挙の後にわかった事は、福祉にばかりお金を使うと攻撃され、高齢者の人たちが遠慮して、私を支持をしてくれなかった。福祉の考え方が非常に日本的な結果だった」とのこと。