たかく良美のブログ

神奈川県大和市議会議員のたかく良美です。いろいろな情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。

日本一の福祉の町秋田鷹巣町元町長の決意

2006年09月30日 | 出来事

 午前中は南林間中学校の運動会を見に行き、午後は、高齢者福祉で日本一の福祉の間町を実現した、秋田鷹巣町の元町長の岩川さんの講演を聞いた。

 鷹巣町は人口2万、高齢化率が40%近い自治体で、デンマークに学び全室個室の介護施設とヘルパーの増員で日本一の福祉を実現していた。 

 しかし数年前の選挙で、福祉にばかり税金を使うと攻撃され、選挙戦に敗れた。 鷹巣町はその後の合併で北秋田市になり、合併後の市長選挙には立候補しなかったが、その後の市議選挙では、福祉の攻撃をした議員がそろって落選し変化がおきている。再度市長に挑戦すると決意している。

 講演の後の質問で、80歳を過ぎた高齢者が、「長生きをして、皆さんに迷惑をかけていると感じている」と話した。岩川さんは「自分も介護度5と4の両親と暮らしているが、一緒に暮らせる喜びを感じている」と応え、開場からは、「80才を過ぎても、このような学習会に参加してくれる事に励まされる」と意見が出た。

 岩川さんの著書にサインをもらう時、岩川さんから聞いたことは、「負けた選挙の後にわかった事は、福祉にばかりお金を使うと攻撃され、高齢者の人たちが遠慮して、私を支持をしてくれなかった。福祉の考え方が非常に日本的な結果だった」とのこと。 


「保育園民営化」ではなく待機児童の解消を

2006年09月28日 | こどもと教育

 27日、市立保育園の民営化を審議する社会福祉審議会の2回目の傍聴をした。

 今回は、9月10日に開催された保護者向け説明会での意見についての論議となった。この意見には民営化に対する疑問がびっしり掲載されていたので、委員からは、「どうしてこんなに反対が多いのか」、「保護者のエゴではないのか」などの意見が出ていて、私は、介護保険でも行政が直接責任を負わなくなって、介護サービスの計画書さえも創ってもらえない状況があるのに、これが福祉に携わっている専門家の意見なのかと思えた。

 首都圏で、最悪の保育園待機児童と新聞に掲載された、大和市の保育行政に最も今必要なことは、民営化を進めることではなく、公立保育園でも市民の要望に応えた延長保育などの施策を展開することと、施設の増設で待機児童の解消を早急に実施することだと考える。

 子育て支援といいながら、財政が厳しいといって福祉に予算をかけないのでは、少子化に歯止めはかけられない。何を優先に施策を展開するのかが問われている。市長選挙も近い。

 

 


ボートピア建設計画その2

2006年09月18日 | ボートピア

 一般質問で、「ボートピア」建設計画を取り上げたら、神奈川新聞や読売、朝日の記者から取材を受け、神奈川と朝日が報道した。 

 インターネットで調べると、日本財団のボートピア建設のためのセクションがあり、積極的に自治体に働きかけをしている。

 実際にボートレース場を設営した地元自治体に売上金から4%を還元し、「場外舟券売り場」だけの場合は現地に開設した企業に5,5%の還元と自治体には1、5%程度の還元となる。(大和市は1%の計画)

 自治体への還元より、誘致した企業への還元が3倍以上になる。推進派はこれが目的だろう。 ギャンブルの飴に振り回される街づくをするのか、安心安全な街づくりをめざすのかが問われている。

 <写真は9月17日第309回第3日曜定例デモ>


「紙おむつ」の無料回収を求めた陳情が委員会で採択

2006年09月09日 | くらし

 7月から家庭ゴミの有料化が始まったが、「紙おむつ」の無料回収を求めた市民陳情が環境厚生常任委員会で全員一致で採択された。 

 今後、本会議で審議されるが、採択される模様。

 この「紙おむつ」の無料回収については、ゴミ有料化に対する一般質問の際にも、共産党、社民、公明など多くの議員が求めていたが、市長は、生活保護世帯と市が支給した分だけなど、特定の分しか認めていなかった。

 有料化はゴミの減量が目的であるなら、「減量できない、赤ちゃんや高齢者の紙おむつは無料にすべき」、先に有料化を実施している町田市では紙おむつ専用の袋を作成し無料で回収しているとの事だが、袋に「紙おむつ」と表示することで対応できるとの提案にも納得できる。

 陳情者が、この間の議会での審議の内容を克明に調べ、しっかりとした文章でまとめている事にも感心した。

   「紙おむつ」無料回収の早期実施を期待する。