慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

田中角栄さん

2012年10月16日 | 知識取得


田中角栄総理

「田中角栄」さんに興味持ち散策しました
尖閣諸島問題で、現在苦慮している時、日中国交正常化を、米国を出し抜いて達成した総理大臣です
今日本が言われている、課題に直面し全て取り上げ実施していた政治家です
人を使うに卓越しており、人の気持ち・弱い点を知り、誠意を尽くして人に接した政治家です

略歴
田中派を率い、巧みな官僚操縦術を持ち、政治家でありながら官僚政治家の特長も併せ持った存在でした
内閣総理大臣在任中に、日中国交正常化、金大中事件、第一次オイルショック等の政治問題を対処しました
日本列島改造論で、経済推進・雇用促進が成功しましたが、バブルも招きました
米国航空機製造の絡んだ贈収賄事件(ロッキード事件)で逮捕収監され総理を辞職しました
首相退任後も、影響力を持ち、マスコミからは「(目白の)闇将軍」言われていました
明晰な知識、実行力から「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれていました
道路・港湾・空港などの整備を行う特別会計法など、衆議院議員として100本を超える議員立法を成立させました
戦後初めて30歳代での大臣(郵政)就任しました
 *テレビ局と新聞社の統合系列化を推し進め、特にテレビ局の放送免許制度を確立しました


津村 陽さんの本

首相在任での業績
中華人民共和国を訪問し、日中国交正常化に成功しました
 *周恩来首相からの貰った色紙には「言必信行必果」&「硜硜然小人哉」と続きその期待に答えました
 *「やるべきことは必ずやりとげる。それは士として持つべき資質だ、でもそれだけの人だとしたら、
  人間として小さい」との意味です
 *田中は中華人民共和国から「井戸を掘った恩人」と評価されています
小選挙区導入を提案し、野党と世論の猛反発を浴びて撤回しました
金大中事件発生し、朴正煕政権を支持する立場から、韓国側の一方的な政治決着を受け入れました
ソビエト連邦訪問時「両国間にある未解決の問題の中に北方四島の問題が含まれる」事を確認しました


ロッキード社の飛行機

エピソード
新人議員が美人局に遭い、解決のためには100万円の金銭を依頼された時、300万円入りの封筒を渡し
  同封されたメモに、トラブルの解決策が記載されてました
 *100万円使ってトラブルを解決すること使用
 *100万円を使って世話になった人に必ず御礼をすること
 *残りの100万円は万一のトラブルの為に取って置くこと
 *300万円は返却は無用であるとの旨
田中は日本の官僚を「歩く肥大した図書館」と呼んで評価していました
 *予算編成で不眠不休で頑張っている彼らに、「これでタオルでも買ってくれ」と現金の入った封筒を渡し、
  「お前たちは日本最高のエリートだ。この程度で俺に配慮するはずないだろう?」
 *俺も見返りなど要求はしない。俺の気持ちだ受け取ってくれ」といった話術と迫力をもって黙らせました
時間を守らない男は、仕事ができないという持論で、悪口を言わないというのも持論でした
冠婚葬祭、特に葬儀には細やかな心配りを見せました
 *友人の死亡に対し、花輪を届け、花が枯れたら故人もかわいそうだとの事で毎日花を取り替えさせてました

田中角栄語録
「政治は数であり、数は力、力は金だ」(=数の論理)
「中国国民全員が手ぬぐいを買えば8億本売れる」(日中国交正常化の際の発言)
「自衛の正当な目的を達成する限度内の核兵器であれば、保有するのは憲法違反で無い」
国歌や国旗は、院の議決を得て法律として制定し、小中学校とか、国公立の学校で歌う事は当然です

今の原子力発電所廃止問題
首相時代に石油危機を迎えたのを機に電源三法を成立させました
火力発電から原子力発電への転換を積極的に図り、実家の隣町刈羽村に原子力発電所を誘致しました

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月16日のエキササイズ | トップ | 10月17日英語練習 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

知識取得」カテゴリの最新記事