隊長が行った展示会・講演・セミナー・発表会や考えた事、など「学ぶ」の第1回は、『展示会 「本郷・旅館のある風景」』をお送りします。
ご紹介が大変に遅れましたが、11/6 (火) ～11/9 (金) まで「文京区真砂中央図書館 地下ホール」にて、『本郷・旅館のある風景』 と題した展示会が開かれました。
展示会のチラシに書かれた説明の一部を転記させて頂きます：「昭和35年頃、文京区本郷界隈には約60軒もの旅館があり、町は修学旅行や東京見物の宿泊客で賑わっていました。あれから50年、その数はわずか。町並みはすっかり変わりました。」
実は、隊長の家も戦前から旅館を経営していました。戦前は、上野駅前で旅館を営業していて、熱海にも温泉旅館を持っていたそうです。上野駅前の旅館は空襲で焼かれ、戦後に本郷に移り、再開業をしました。当時は、修学旅行や地方からのビジネス客で賑わったいたとのことです。
しかし、昭和39年 (1964) の東京オリンピックを過ぎた頃から、お客様がビジネスホテル 
に泊まられるようになり、経営が苦しくなって、昭和45 (1970) 年の大阪万博までには、廃業したそうです。
今では、旅館を営業していた当時の物は、「貴重品預かり袋」しか残っていません。
そんな縁から、この展示会の開催を知り、ぜひとも当時の様子を知りたくて、見学に訪れました。
会場はそんなに広くはありませんでしたが、良く収集整理されていて、どれも貴重な資料だと感じました。
文京区本郷の地場産業であった「旅館」が、我が家も含めて消えていくのは、寂しい
気持ちで一杯です。
最後になりましたが、会場の写真撮影を許可していただき、丁寧な対応をしていただいた文京区教育委員会 教育推進部 真砂中央図書館のＫ様、ありがとうございました。
尚、「隊長のブログ」で紹介した『真砂中央図書館』を含む、本郷・湯島地区の建物・お店の地図はこちらでご覧いただけます⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/01350f793d004d68686db8f749544c32
