甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅡ

2019-06-27 | 2019 夏☆甲子園


村工の小さな応援団 いっちゃんも応援に駆けつけてくれました

この前は溝遊びに夢中でカメラの方には向いてくれなかったのですが

この日はカッコ良くポーズをとってくれましたぁ~



6月23日に行われた村野工業 神澤組三年生21人の夏への一歩

「夏へのスタートゲーム」 

試合開始前の様子です。

2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅠ


同じく兵庫から甲子園を目指す甲南との対戦は、どちらもビックイニングを創り接戦となり、

必然の巡り合わせもあり思い出深い素敵な対戦となりました。

試合開始です。





村野工業神澤組のスターティングメンバー

三年生21人全員が背番号をつけ、三年生だけで全員がベンチへ入るのは、

高校野球二年数ヶ月の間にも唯一この特別な一戦だけです。

夏輝くために背負う背番号...

ここに記憶しておきたいと思います。

1番  山本投手
2番  西川捕手
3番  西岡選手
4番  大野選手
5番  松下選手
6番  畑末選手
7番  小谷選手
8番  瀧野選手
9番  河野選手
10番 伊藤投手
11番 黒野投手
12番 中野捕手
13番 高橋(潤)選手
14番 神澤選手
15番 石橋選手
16番 鉄穴選手
17番 高橋(憂)選手
18番 一針選手
19番 金村投手
20番 笠井選手
21番 阪本選手

先発は山本投手
 
甲南は教えてもらった打順(守備位置)を記載します。

途中交替の選手名は不明で、ごめんなさい。

1番 川浪選手(4)
2番 宇保選手(5)
3番 吉岡選手(6)
4番 小西選手(DH)
5番 西捕手  (2)
6番 中村選手(3)
7番 村上選手(7)
8番 松井選手(8)
9番 朝田選手(9)

先発は大川投手...

大川投手はもしかしたら2番手に継投した投手かも?

間違いなどあったらごめんなさい

甲南の初回

先頭を三振、セカンドフライ、センターフライの山本投手の立ち上がり



















村野工業の初回

1番瀧野選手、2番大野選手がどちらも初球

キャッチャーフライ、ショートフライに。









3番小谷選手が死球で出塁しますが、4番松下選手も初球を狙いセンターフライに。



2回表 甲南の攻撃

4番小西選手をピッチャーゴロ





5番西選手がライト前ヒットでランナーを出しますが、6番中村選手を三振で2アウト

西選手の進塁を阻み三振ゲッツー!

西川捕手ナイスでしたー!













2回裏 村野工業の攻撃

先頭西川捕手をセンターフライ





6番西岡選手をライトフライ 7番畑末選手をキャッチャーフライに







3回表 甲南の攻撃

先頭7番村上選手がレフト前ヒットで出塁!







8番松井選手がピッチャー前へ送りバントで進め

9番朝田選手もピッチャー前へ!

次のアウトを狙う送球にちょっと慌てたかな...

村上選手が還り甲南が先制!





さらに1番川浪選手が四球で出塁しますが、

山本投手がナイス牽制でスリーアウト!

3回裏 村野工業の攻撃

先頭8番河野選手をセンターフライ







9番山本投手の四球、盗塁

1番瀧野選手も四球を選び1、2塁















2番大野選手をファーストフライで2死とすると

3番小谷選手の打席 山本投手を2⇔3塁間に挟みスリーアウト!

ここまでノーヒットに抑え甲南よく守っています!









4回表 甲南の攻撃

笑顔の松下選手へ打球が集まります。





2番宇保選手、3番吉岡選手と二者連続の内野安打!



甲南は追加点のチャンス!

しかし山本投手よく踏ん張り、犠打、ライトフライ、ショートゴロで守ります。

















4回裏 村野工業の攻撃

先頭3番小谷選手をサードゴロに捕りますが、ここから三連打!

村野工業反撃開始です。





4番松下選手がチーム初安打!

センター前ヒットでチャンスメイク!



5番西川捕手のレフト前ヒット!で繋ぎ

6番西岡選手がライトへ同点タイムリー!1-1





笠井選手と松下選手ともボケボケ

間にピッタリピントがぁ~ごめんね

嬉しい雰囲気だけお届けします



続く7番畑末選手は四球を選び満塁

次のプレイの確認 OK~オッケー





村野工業逆転の大チャンスでしたが、8番河野選手をショートフライ

9番山本投手をライトフライ 甲南も満塁のピンチを守ります!









5回表 甲南の攻撃







先頭7番村上選手が2安打目 ライトヒットで出塁しますが

後続三者をセカンドゴロ、センターフライ、ショートゴロに。















5回裏 村野工業はビックイニングをつくり試合が大きく動きます。 



打順は1番瀧野選手から レフト前ヒット!

先頭が出ると勢いが付きますね。



瀧野選手のヒットにスタンドのお母さん方も笑顔がいっぱい!盛り上がりました。









続く2番大野選手の進塁打で進めると、3番小谷選手の打席 PBで三進

小谷選手は四球を選び1、3塁に。



このチャンスに4番松下選手

センターを超える逆転タイムリー!2-1

松下選手2安打目







2、3塁にランナーを置き、5番西川捕手

バッテリーミスで小谷選手が還り3-1

西川選手は四球で1、3塁 チャンスは続きます。







6番西岡選手のショートゴロ 二塁フォースアウトを取る間に松下選手が還り4-1







更にさらに7番畑末選手がナイスバッティング!

左中間へタイムリー3ベース!5-1









8番河野選手の打球はセカンドで大きくバウンド

ヒットに見えたのですが...

試合後阪本選手にスコアを確認してもらうと...

スコアラーの判定は相手のミスとの記録でこの回5得点目 6-1







2死1塁となり9番山本投手をセカンドゴロに捕りスリーアウト



5回打者一巡の攻撃で5得点を挙げ村野工業が大逆転!

これで流れを掴んだか?に見えた前半戦が終了。

村野工業がこのまま押し切るか?

甲南の反撃なるか?

楽しみな後半戦です。

甲南は底力を魅せてくれ、そして村野工業はメモリアルゲームに華を添える必然の巡り合わせがあり、

大きな思い出と感動をもたらした魅力いっぱいな後半戦となりました。

その後半戦の様子は次のページで残したいと思います。


















2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅢ


2019 夏☆甲子園 第101回全国高校野球選手権兵庫大会 対戦組み合わせ

2019-06-26 | 2019 夏☆甲子園

7月6日に開幕する兵庫大会の組み合わせが決まりました。

近畿地方は明日にも梅雨入りしそうですが、例年よりかなり遅いので大会に影響なければ...と心配です。

昨夏は開幕日が雨で開会式も中止となってしまったので、今夏の開幕日は青空の下で晴々迎えたいですね。

ひとつ残念なことは、春の大会では太子と連合を組み出場した伊和が、

夏は部員の不足により出場辞退ということになりました。

伊和のチーム事情は分からず、3年生が居るのかも不明ですが

夏の大会を目指して頑張ってきた選手たちを想うと残念でなりません。

当たり前が当たり前では無いチームもあるということも心に置いて

161校の選手のみなさんは伊和の分まで頑張って欲しいですね。


7月6日 開会式は11時よりウインク姫路球場で行われ、選手宣誓は県立芦屋 中井主将が務めます。

高校野球 次の100年へスタートする101回目の兵庫の夏の空に、

清々しく記憶に残る宣誓が響くことを楽しみにしています。


開幕戦は同球場で13時から、尼崎西と加古川東との対戦と決まりました。

素晴らしい対戦になることを願っています。

開幕戦始球式には、アーチェリー2018年全国高校総体女子個人、全国高校選抜で2冠

2018年ユース五輪では女子唯一の日本代表である甲南女子高校3年生 上原瑠果選手が務められます。


昨年は記録的な猛暑となり本当に暑い中の大会でした。

今夏は昨年のようなことは無いだろうという予報ですが、体調にはくれぐれも気をつけて

101回目の兵庫の夏に、161校の選手全員がキラキラ輝く素晴らしい大会になることを願っています。


第101回 全国高校野球選手権兵庫大会 対戦組み合わせ

5回戦以降の対戦組み合わせはその都度抽選

決勝は7月28日 ほっともっとフィールド神戸にて行われます。

休養日 7月8、9、19日

決勝以外の対戦は、延長13回以降 無死1、2塁からのタイブレーク制

※雨天順延等の変更は、兵庫県高校野球連盟HPにてご確認下さい。








2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅠ

2019-06-24 | 2019 夏☆甲子園

先週日曜日は、再び村野工業野球部へお邪魔させていただき、

神澤組の夏一歩 『夏へのスタートゲーム』を観戦しました。

村野工業三年生選手21人は、全員が背番号をつけてベンチに入るメモリアルゲームです。

シートノックからみんな良い表情で挑む姿に安心と嬉しい気持ちになりました。

多くの親御さん方に見守られながら、みんな輝く笑顔を魅せてくれました。

親御さん方も、1、2年生の元気な応援の側で笑顔がいっぱい溢れていて良かった...と、

嬉しい気持ちと、でもこのノックが背番号をつけて受ける最後のノックになる選手がいることに

私は特別な気持ちで観させていただきました。

対戦相手は、同じく兵庫で甲子園を目指す甲南。

甲南とは3年前の夏、濱中組の初戦2回戦で対戦して以来、夏の対戦は無いですが

練習試合では何度か対戦を観戦する機会や、夏の甲南を球場で観戦したり

所々で応援する機会があるチームです。

試合は両校の夏への気持ちを感じる記憶に残る素晴らしい対戦となりました。


村野工業シートノックの様子です。

普段、真剣勝負の試合でしかみんなを見ていないので

こんな明るい笑顔を見たのは初めてのことで、とても微笑ましく嬉しかったです。

高校球児たちの2年数ヶ月って!夏って!凄いですね。

いっぱい心配なことはあるけれど、夏は選手たちを「ひとつ」にしてくれますね。





























































































































甲南が先発、後攻 村野工業の先発は山本投手。

今春から野球部を離れられた前田先生が来られていてお会いすることができました。

現3年生は1年生時から見守って来られた選手なので想い入れもおありなんだと思います。

山本投手のマウンドでの姿を観られて、「山本 しっかり頑張っているな」と目を細められておられましたよ。

前田先生が野球部を離れられてほんの数ヶ月ですが、グラウンドで少し見ない間に

夏を前にみんなが頑張る姿へ大きな成長を感じられたのではないでしょうか。

また夏の大会でも前田先生はスタンドで見守って下さると思うので、

みんなの更なる成長を魅せてあげて欲しいなと思います。

さぁ~夏への一歩 試合開始です。





村野工業神澤組のスターティングメンバーは選手が書いたベンチボードです。

5番 徹→西川捕手

8番 伊織→河野選手

9番 凪→山本投手

甲南は教えてもらった打順(守備位置)を記載します。

1番 川浪選手(4)
2番 宇保選手(5)
3番 吉岡選手(6)
4番 小西選手(DH)
5番 西捕手 (2)
6番 中村選手(3)
7番 村上選手(7)
8番 松井選手(8)
9番 朝田選手(9)
先発 大川投手

試合の様子は次のページで残したいと思います。

2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 村野工業 神澤組の夏スタートラインⅡ


2019 夏☆甲子園 ~なつおと~ 101回目のラッキースター☆彡

2019-06-22 | 2019 夏☆甲子園


村野工業 神澤組のみんなです

んっ!いい顔してる!


今日は村野工業野球部 神澤組の夏への壮行会が行われました。

親御さんから壮行会での一場面を写真で見せていただき、

明るい雰囲気で、前向きに夏を迎えようとする三年生選手たちの様子を伺い知り、

また、遠征続きで久しぶりに顔を見る三年生とも会えて良い一日になりました。

私は壮行会には伺いませんでしたが、昨年、中根組の夏に贈ったラッキースターを

神澤組の夏へも届けるためにグラウンドへお邪魔させていただきました。

今夏は元号が令和に変わり初めての夏。

高校野球は次の100年へ向かってスタートする記念すべき101回大会です。

今夏も昨夏のように特別な大会のひとつでもあるので

101回目の夏に、神澤組21名の選手が1番輝く夏になれば...との想いを込めて

101個のラッキースターの中に、21名の選手たちを虹色で表現しました。

昨年は初めて贈るラッキースターに、今思えばもう一歩アイデアが足りなかったかな・・・

と思うところもあり、今夏は少しバージョンアップできたかな。

中根組のラッキースターも、私には特別な想いを込めたお気に入りなんですけどね


報道にあったように、今夏は監督さん不在の中で神澤組のみんなは最後の夏を迎えます。

神澤組三年生は超えなくて良い山を夏前に超えなくてはいけなくなったことは

彼らの大事な最後の夏を想う時、私の心の中も色々な想いで揺れ動きました。

しかし、いくら悩んでも悔やんでも、悲しんでも・・・

神澤組三年生の夏は、もうそこまできています。

だから私は自分なりに考えました。

今まで4年間、このチームで出逢った選手たちを自分の全力で応援してきたように

5回目の夏となる神澤組の三年生選手たち、村野工業野球部を

どんなことがあっても変わらない気持ちで、いつもと同じように自分のできる全力で応援するのみ。

今日、三年生選手たちの顔を見て、彼ら自身も先輩たちと同じように

前向きな気持ちで夏を迎えようとする表情が伺え安心しましたし、

神澤組の夏を今夏も近くで応援させていただけることに、

とても楽しみな気持ちになり不安な気持ちは一切ありません。

また今夏もみなさんと選手たちの力になれるような応援をしよう!

それ以外に私には何もありません。


物事何に於いても原因があり結果が伴います。

逆に、結果には原因が必ずあるということです。

原因・・・結果・・・があって今があり、乗り越えなくてはいけないこともありますが

神澤組三年生の夏も、全国のどのチーム、どの選手と同じように大事な夏だということを

何より最優先に考えなくてはいけないと思います。

なぜなら...

2年3ヶ月の間、この瞬間(とき)のために三年生選手たちは

努力を重ね、辛い練習にも立ち向かい、ここまで頑張ってきたのです。

だから私は、原因...結果...現在には想うところもあるけれど、

神澤組三年生選手21名の夏が思い出深く素敵に残るよう

それだけを想って全力で応援させていただくだけだと思っています。


『乗り越えればチームは強くなる』

以前、そう監督さんが仰っておられたことを思い出します。

これから迎える夏の大会 戦いの中、山あり谷あり...でしょう。

チャンスがあれば劣勢もあるかもしれないけれど、

その山、谷が目の前で起こった瞬間(とき)には、

ここまで監督さんと積んできたこと、アドバイス、指導いただいたことを

一人ひとりが思い出して、山も谷も乗り越えて夢を叶えて欲しいなと思います。


21名全員が、目指してきた場所(立ち位置)での最後の夏ではないかもしれません。

目指してきた、思い描いていた場所での夏ではないかもしれないけれど、

でもその立ち位置で、みんながここまで努力を積み重ねてきたことは

間違いでもないし、負けたわけでもないし、頑張ってきたことは消えるわけでもない。

21名が与えられた場所で、それぞれが1番輝く夏になるよう心から私は願っています。


明日は、神澤組三年生選手たちが、夏へスタートをする大事な試合が行われます。

よく言われる引退試合...

以前にも書きましたが、私はその試合を引退試合とは思っていません。

これから21名の選手たちの高校野球最後の夏に、

それぞれが1番輝くためにある『夏へのスタートゲーム』だと思っています。

一人ひとりが主役...

仲間と『心ひとつに』夏へスタートするための夏へのスタートゲーム。

培ってきたことを全力で表現する試合にして欲しいと思います。


村野工業野球部を近くで応援させていただくようになり4年

濱中組のこの試合を観戦させていただいてから、

道才組、中根組のこの瞬間(とき)は敢えて観戦に行きませんでした。

でも、神澤組のこの瞬間(とき)は、原因...結果...現在があるからではなく

観たい!と心に思ったので、明日応援に行きます。


前向きな気持ちや笑顔は大きな力を生んでくれると思います。

神澤組のみんな!

自分たちの夏です。

これまで積んできたことを信じて、誰にも負けない笑顔で、

自分たちにしかできない最高の夏を創りましょう!

応援しています。



お母さん方に素敵なプレゼントをいただきました。

またひとつ、ふたつと素敵な思い出宝物ができました。

メッセージまで添えていただき、本当にありがとうございます。

完成した願い鶴も見せていただきました。

夏空の下、きっと選手たちの大きな力になることだと思います。

お母さん方ほんと器用で凄いです♪

そして想い素敵です

親御さん方にとっても、最高の夏になることを願っています。


最後に...

大変申し訳ございませんが、この記事についてのコメントはお受けしかねます。

宜しくお願い致します。


2019 第101回 全国高校野球選手権 開幕!

2019-06-22 | 2019 夏☆甲子園

令和元年 次の100年へのスタート。

歴史深く記憶に残る第101回 全国高校野球選手権大会が開幕しました。

今日は沖縄大会、南北海道大会 函館、室蘭地区で開幕を迎えました。

沖縄大会は6試合、南北海道は函館、室蘭の4試合予定されていましたが、

函館地区の開幕戦 函館稜北と函館高専との対戦以外は残念ながら雨天順延となるスタートでした。

函館稜北と函館高専との対戦は4-2 函館稜北が勝利し、甲子園へ一歩あゆみを進めました。

函館稜北の選手のみなさん 初戦勝利おめでとう!

また、全国で一番早く夏を終えることとなった函館高専の選手たちに遠く兵庫から思いを馳せます。

雨の中の対戦だったようですが、互いに力の限り頑張ったことがスコアーから伺えます。

函館稜北は2020年度で閉校が決まっているそうで、今夏は特別な夏ですね。

2、3年生のみの10人の選手たちで挑む夏だそうですが、

単独チームでの公式戦出場は、この夏が最後になるかもしれないそうです。

また、2年生の庄子選手は、ご両親のお仕事のご都合で転校することが決まっているそうで、

今日の初戦が函館稜北の仲間と甲子園を目指す最後の試合だったそうです。

次戦からは9人の選手となりますが、庄子選手の想いも合わせ

心10人で甲子園を目指し頑張って欲しいなと思います。


6月22日 南北海道 函館地区 対戦結果 

函館稜北 000 310 000=4
函館高専 010 000 010=2

函館高専 三年選手のみなさん 高校野球お疲れさまでした。


広島如水館 迫田元監督さん 新たな野球道へ

2019-06-17 | 高校野球

今週末22日、沖縄 北海道を初めに今夏も甲子園を目指し選手権大会が始まります。

身辺を取りまく状況や心情があり、ブログを更新する気持ちになれず

夏が始まるまでしばらく甲子園きっぷをお休みする予定でしたが、

経緯はあまり嬉しくはないものの、

大好きな広島如水館 迫田元監督さんの新たな野球道が

開かれたと嬉しい知らせに久しぶりにブログを更新しています。

 

高校野球界でも例外ではなく、大人の事情により

子供たちが戸惑いを覚える事態が起こることは少なからず起こっています。

如水館野球部を長きにわたり導いてこられた迫田監督さんのご退任を知った時は本当にショックでした。

記事にもある署名活動は他県にも渡り、私も実際目にしました。

私の中では、如水館野球部と言えば迫田監督さん。

雨の如水館と言われた2009年第91回大会。

高知との1回戦、2試合連続で降雨ノーゲームとなったあの夏は深く記憶に残ります。

ノーゲームとなった2試合は如水館がリードを取っていましたが、

試合が成立した3試合目、如水館が涙を飲みほろ苦い気持ちになった対戦でした。

 

最近では迫田監督さんの解説を聞きながらの高校野球は奥深く勉強になり、

また迫田監督さん率いられる如水館を甲子園で観たいなと思った矢先のご退任でした。

多くの選手やご父兄の皆様、ご関係者の方々が復帰を願っておられたと思いますが、

竹原高校野球部の選手たちと新たな野球道を進まれることと決まったようです。

如水館の監督さんへの復帰を願っていたので残念な気持ちもありますが、

高校球界でのご復帰は大変喜ばしいことであります。

 

竹原高校部員11名、マネージャーさん2人と目指す甲子園も悪くないなと、

まだまだお元気に、迫田監督さんの野球を学ぶ高校球児がこれからもたくさん増えること、

その選手たちと共に迫田監督さんが甲子園へ帰られることを願っています。

 

〜ひろスポ記事より〜

「クビ宣告」の迫田穆成氏復活宣言!

広島商、如水館監督として春夏14度甲子園の情熱を注ぎ込むのは、

安芸の小京都の普通の高校生11人

3月に如水館高校監督を退任した迫田穆成氏が6月16日、竹原市の竹原高校(西村憲三校長)を訪ね、

硬式野球部(山村 心監督、北田輝也部長)の練習をおよそ5時間見守った。

迫田氏は総合アドバイザー的な立場で竹原高校のグラウンドに立つことが決まった。

同野球部は現在、部員11名。3年生1名、1、2年生5名ずつ。

同校のホームページには次のように綴ってある。

 

「私たち,硬式野球部は選手11人,マネージャー2人の計13人で活動しています。

グラウンドでの全力疾走,気持ちをチームに向けることを意識して今年の夏に5年ぶりに1勝することを目標に頑張っています。

部活だけ頑張るのではなく,文武両道を心掛けています。

竹原高校硬式野球部の応援をよろしくお願いします。」

 

この日が初対面。あいさつを済ませた迫田氏は、部員たちに早速問いかけた。

「無死一塁で打球が三遊間へ飛んで、ゲッツーコース…。

サードからセカンドへ投げたらセーフになった。どちらが悪い?」

ひとりだけ「サード」と答え「セカンドカバーが遅れた」が多数派だった。

が、正解は悪いのは「サード」…

「野球は思いやりのスポーツ、ボールを持っている側に主導権があるということをまずはよく理解してからプレーして欲しい」

「そして大事なことは一生懸命に動くこと」

迫田氏はそう話し「あすからは自分たちで考えるようにして欲しい」とも伝えた。

 

迫田氏は7月で80歳になる。

高校野球指導者としては全国最高齢の域に達する。

迫田氏は広島商野球部の主将として1957年夏に全国制覇。

1967年に母校の監督となり1973年夏に優勝するなど春夏6度の甲子園出場を果たした。

1993年、如水館の前身だった三原工業の監督に就任。

三原市内に居を構え、春夏8度の甲子園出場と広島商時代を超える実績を積み上げ、2011年夏にはベスト8になった。

しかし2018年秋に如水館側から突如として退任の打診があり、次期監督の名前も挙がる事態となった。

保護者会などが行った退任撤回を求める署名活動には8000人以上が賛同し、

新年度の入部希望者が激減するなど様々な波紋が広がった。

けっきょく迫田氏は3月30日の春季県大会の予選リーグ・三原戦を最後に如水館を去り、

その後、住居も長女の暮らす竹原市に移した。

 

一連の流れをまとめた特別番組がNHKによってオンエアされたのは5月2日のことだった。

タイトルは「グラウンドの上で死にたい男〜高校野球監督 迫田穆成〜」。

その中では如水館の一件について「クビ宣告」と紹介された。

NHKドキュメンタリー特集にあるように、迫田氏は

「野球がないと死んでしまう」

が口癖で、フィットネスクラブなどに通い”調整”を続けていた。

するとNHK特番を見たという関係者などから連絡が入り、話はとんとん拍子に進んで行った。

 

6月13日、迫田氏は竹原市役所に今榮敏彦市長を表敬訪問。

「竹原高校野球部の活動が街の活力にも繋がっていくことになれば…」

との思いを強くしたという。

迫田氏の指導法は他の指導者ではなかなか真似ができない。

”迫田野球”をよく知る学校関係者のひとりは次のように話す。

「キーワードは包容力だと思います。選手を公平に扱い、気持ちを掴み、のびのびとした中でいいところを引き出すんです。

指導者は求心力だけ、というのではなくて遠心力もあるんです。

大きな舞台で、それじゃ自分たちでやってみろ、となる。

普通にやってそんな形になっていくところがすごいのではないでしょうか」

それでは、当の迫田氏は今回の”復活劇”をどうとらえているのか?

 

「すでに山村先生が指導されている訳ですから、私はお手伝いする形になります。

毎週、練習のない日がありますし、練習時間も限られています。

そうした環境の下で選手が喜んでやるのがまず一番。

それで、今いる選手の中から大学に進んでも野球をやってくれる子が増えるといいですね。

ノックですか?今、まだ体幹がちょっと弱っているので、もう少し鍛えてからになりそうですね…」

 

迫田氏はあす月曜日から、およそ2カ月半ぶりのユニホーム姿で

高校生たちの声と金属音が交錯する舞台に帰ってくる。

夏の県予選開幕は7月12日