読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

美人諸国ばなし

2020年05月06日 09時53分29秒 | ■読む

小沢昭一著、新潮文庫刊
小沢さんは渋い通人と思います。ラジオ番組の「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は、在りし日の小沢さんの軽妙な語り口の調子を聞いているだけで陶酔した。その一方で、本来の俳優業の小沢さんは、ごく微かに見た記憶がある程度。該博な知識をお持ちながら、暖かく広々した心持ちで語りかける方として尊敬していました。
本書は多忙な小沢さんが「婦人画報」の連載ものとして依頼を受け、日本各地の美人を訪ね歩いたものです。「美人」が奥深く「取り付く島」が乏しいテーマ故に、ワクワクドキドキする展開に乏しいものの、中盤の美容整形、人類学の専門家への取材辺りから、話しが深まっていきます。
小沢さんの結論は「日本はアジアの吹きだまり」。成る程なあ。さすがは小沢さん。見事なオチを付けています。
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○小沢昭一 => htps://ja.wikipedia.org/wiki/小沢昭一
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評価は4です。

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