*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
破れナベに綴じフタ (7)
破れナベに綴じフタ (8)
佐伯と片桐が料理教室から去ると霧島は後片付けをする流し台へ向かう。御堂が効率よく皿洗いをしていた。
「孝典様、お待ちください。私がした事が孝典様にお話しをせずにテーブルから離れてしまいご迷惑かけしてしまいました。」
「洗剤は付けて洗った軽く濯ぎ食器洗浄機に入れて洗うだけだ。」
「孝典様にこの様な雑務をさせてしまい申し訳ございません。」
「私だって皿ぐらい洗える。」
「いえ、私が一緒の時はこの様な雑務を孝典様がする必要はございません。」
「だったら早く手伝え、その方が早く終わるだろ??」
「はい、その様に致します。私が気づかずに孝典様のワイシャツの袖を捲るのとエプロンを渡さず後片付けの洗いものを始めさせてしまいお詫び申し上げます。ワイシャツが汚れてしまいましたね。」
そう言うと霧島は御堂のワイシャツの袖を捲り二折った。霧島は自分がしていたエプロンを外し御堂にエプロンを身につけさ後ろでリボン結びをした。
「さほど気にする事でもはない。後片付けの皿洗いは私の自らの意志でしただけで霧島が気にする事はないと思うぞ。」
「私の不手際で孝典様の作業行程を理解せずに後片付けをさせてしまいこの様な失態は私の責任です。もし仕事であれば些細なミスから重大なアクシデントとなる可能性もあり得ます。」
「そうだな些細なミスが重大なアクシデントになる…霧島にしては珍しいミスだ。自分のミスに気づいたなら早急に後片付けを済ませてしまえ。」
「はい、畏まりました。」
御堂に一礼すると霧島は瞬時に後片付けを済ます。御堂はエプロンを外して帰り支度を始めると料理教室の講師が御堂の元へやって来て今後も受講するか尋ねる。
「霧島、どうする??」
「私は主人である孝典様の意志と命令に従うだけです。」
「ならば、この料理教室へ受講する必要はない。後片付けは全て終わった様だな。霧島、帰るぞ。」
「大変遅くなりました。後片付けは全て済みました。」
霧島は料理教室の講師にエプロンを渡し今後は料理教室に受講しない旨を伝え挨拶をし御堂につき伴い料理教室を去った。
料理教室があるフロアーからエレベーターで降りて生鮮食品売り場で買い物を済ましデパートを後にした。御堂は霧島を伴い自宅のマンションへ帰宅途中の徒である。
「霧島、私はあんな雑音で騒がしい環境で食事するのは初めてだ。もし、料理教室へ受講するなら今度は静かで落ち着いた環境を調えられた料理教室にしてもらいたい。」
「必要な時はその様にさせて頂きます。」
「私の為にわざわざご苦労だった。そうだろ??あんなにも意志の温度差がり何も伝わっていなかった。急激な変化はそう簡単には望めないだろうが話し合いが出来ただけでも結果はあったな。違うのか??」
「そう思われるのも孝典様のご自由です。」
「ふっ、そんな料理がしたいなら私の所へ来たらどうだ??毎日でも構わん。」
「私が孝典様のマンション同居致しましたら、孝典様の大切なプライベートの時間を侵害してしまいます。」
「物は言い様だな。」
「孝典様がその様に申されるなら私は貴方のご意志に遵うのみです。」
御堂のマンション着きロビーに入る前に居住者のみしか中に入れないのでセキュリティを解除してマンションのロビーへ入った。
エレベーターに乗り上層階へ向かうエレベーターから降りて歩きマンション自室の前へ着きカードキーでセキュリティ解除を済ます。
「ここが狭いなら何処へ引っ越すかだ。」
「こちらのマンションは住まうには環境が良いのですが、私が同居すると手狭になってしまう恐れがありますね。」
「まだ、私は部長の身だしな…」
御堂はドアを開けて玄関に入り靴を脱ぎダイニングへ向かった。その後に霧島が従う。
御堂はダイニングのバルコニーの窓から景色を眺める。
「この眺めも気に入っていたが、さてどうする霧島??」
「統べては貴方の意志の基に私は存在するだけです。」
「暫くは此処に住まう…私が専務取締役になったら同居でもするか??」
「貴方がそう私に命令をするなら全てその様に致します。」
御堂はそう言うとリビングへ向かいリビングに置いてあるソファーに寝そべり足を投げ出す御堂は眼を閉じて考える。
夏貴から遺言を譲渡され履行してしまった… 厄介な事を引き受けた事は後悔はしていない。
「孝典様。」
「お前の真の姿と望みはなんだ??」
「何度も申し上げました通りに、統べては貴方のご意志の基に私は存在するだけです。」
ソファーに寝そべる御堂に霧島は膝まづき深々と敬意を篭めた。
破れナベに綴じフタ (9)
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破れナベに綴じフタ (7)
破れナベに綴じフタ (8)
佐伯と片桐が料理教室から去ると霧島は後片付けをする流し台へ向かう。御堂が効率よく皿洗いをしていた。
「孝典様、お待ちください。私がした事が孝典様にお話しをせずにテーブルから離れてしまいご迷惑かけしてしまいました。」
「洗剤は付けて洗った軽く濯ぎ食器洗浄機に入れて洗うだけだ。」
「孝典様にこの様な雑務をさせてしまい申し訳ございません。」
「私だって皿ぐらい洗える。」
「いえ、私が一緒の時はこの様な雑務を孝典様がする必要はございません。」
「だったら早く手伝え、その方が早く終わるだろ??」
「はい、その様に致します。私が気づかずに孝典様のワイシャツの袖を捲るのとエプロンを渡さず後片付けの洗いものを始めさせてしまいお詫び申し上げます。ワイシャツが汚れてしまいましたね。」
そう言うと霧島は御堂のワイシャツの袖を捲り二折った。霧島は自分がしていたエプロンを外し御堂にエプロンを身につけさ後ろでリボン結びをした。
「さほど気にする事でもはない。後片付けの皿洗いは私の自らの意志でしただけで霧島が気にする事はないと思うぞ。」
「私の不手際で孝典様の作業行程を理解せずに後片付けをさせてしまいこの様な失態は私の責任です。もし仕事であれば些細なミスから重大なアクシデントとなる可能性もあり得ます。」
「そうだな些細なミスが重大なアクシデントになる…霧島にしては珍しいミスだ。自分のミスに気づいたなら早急に後片付けを済ませてしまえ。」
「はい、畏まりました。」
御堂に一礼すると霧島は瞬時に後片付けを済ます。御堂はエプロンを外して帰り支度を始めると料理教室の講師が御堂の元へやって来て今後も受講するか尋ねる。
「霧島、どうする??」
「私は主人である孝典様の意志と命令に従うだけです。」
「ならば、この料理教室へ受講する必要はない。後片付けは全て終わった様だな。霧島、帰るぞ。」
「大変遅くなりました。後片付けは全て済みました。」
霧島は料理教室の講師にエプロンを渡し今後は料理教室に受講しない旨を伝え挨拶をし御堂につき伴い料理教室を去った。
料理教室があるフロアーからエレベーターで降りて生鮮食品売り場で買い物を済ましデパートを後にした。御堂は霧島を伴い自宅のマンションへ帰宅途中の徒である。
「霧島、私はあんな雑音で騒がしい環境で食事するのは初めてだ。もし、料理教室へ受講するなら今度は静かで落ち着いた環境を調えられた料理教室にしてもらいたい。」
「必要な時はその様にさせて頂きます。」
「私の為にわざわざご苦労だった。そうだろ??あんなにも意志の温度差がり何も伝わっていなかった。急激な変化はそう簡単には望めないだろうが話し合いが出来ただけでも結果はあったな。違うのか??」
「そう思われるのも孝典様のご自由です。」
「ふっ、そんな料理がしたいなら私の所へ来たらどうだ??毎日でも構わん。」
「私が孝典様のマンション同居致しましたら、孝典様の大切なプライベートの時間を侵害してしまいます。」
「物は言い様だな。」
「孝典様がその様に申されるなら私は貴方のご意志に遵うのみです。」
御堂のマンション着きロビーに入る前に居住者のみしか中に入れないのでセキュリティを解除してマンションのロビーへ入った。
エレベーターに乗り上層階へ向かうエレベーターから降りて歩きマンション自室の前へ着きカードキーでセキュリティ解除を済ます。
「ここが狭いなら何処へ引っ越すかだ。」
「こちらのマンションは住まうには環境が良いのですが、私が同居すると手狭になってしまう恐れがありますね。」
「まだ、私は部長の身だしな…」
御堂はドアを開けて玄関に入り靴を脱ぎダイニングへ向かった。その後に霧島が従う。
御堂はダイニングのバルコニーの窓から景色を眺める。
「この眺めも気に入っていたが、さてどうする霧島??」
「統べては貴方の意志の基に私は存在するだけです。」
「暫くは此処に住まう…私が専務取締役になったら同居でもするか??」
「貴方がそう私に命令をするなら全てその様に致します。」
御堂はそう言うとリビングへ向かいリビングに置いてあるソファーに寝そべり足を投げ出す御堂は眼を閉じて考える。
夏貴から遺言を譲渡され履行してしまった… 厄介な事を引き受けた事は後悔はしていない。
「孝典様。」
「お前の真の姿と望みはなんだ??」
「何度も申し上げました通りに、統べては貴方のご意志の基に私は存在するだけです。」
ソファーに寝そべる御堂に霧島は膝まづき深々と敬意を篭めた。
破れナベに綴じフタ (9)