*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
破れナベに綴じフタ (6)
破れナベに綴じフタ (7)
4人で円形のテーブルを囲み調理した料理を食べる。 仕事の話題はせずにたわいのない話しをして食事は楽しい。デザートのかぼちゃアイスを食べ終わると霧島は佐伯に話し出した。
「ところで佐伯君、先程の件は片桐さんから聞きましたか??」
「えぇ、俺が御堂部長に対して誤解している事ですか。」
「君が思っている程に孝典様は悪意はございません。二人で話し合うと個人的な感情が入り話し合いにならず話し合いが決裂してしまうので私からお話しさせて頂きました。」
「片桐さん、稔さんは俺の大事で大切な人なんです。稔さんを傷つける行為は俺も傷つく俺への当てつけ行為なら止めてください。」
御堂は驚いた顔をして佐伯の言葉を聞いた。
「佐伯君、私はそんな悪意はない、ただ食事をしたかったけだ。」
霧島はそんな御堂をフォローする様に話す。
「片桐課長とキクチマーケティング営業8課の働きは私も存じており素晴らしく今後とももっとキクチマーケティング営業8課と親しくさせて頂きたいのです。」
「そうなんですか…」
「佐伯君と片桐さんが婚約し結婚されていたのを私は今日初めて知りました。それでは夫として当然妻を案じるのは分かりますよ。」
「俺の目の前で稔さんにあんな事をして今更、悪意がないなんて都合良すぎる。だから嫌なんだ。」
御堂は珍しく俯き小声で~
「あの時はつい…反省はしているだから誤解を招いた事を自分から伝えたかった。」
佐伯は御堂を睨む。
「ほら見ろ結局はそうだ、御堂部長はそうやって人をからかうのが好きなだけだ。」
「克哉君。」
佐伯は片桐を見つめて片桐の心に中にある気持ちを代弁する。
「稔さんは恐いはずです。仕事上では御堂部長は親会社の管理職で相手にしなければいけない。もしその立場の権限を利用し謀り事を企んできたら拒めない。」
「佐伯君と片桐さんが思う程に孝典様は悪意はありませんよ。小さな蟠りを個人的にも仕事上でもお互いの誤解を解きほぐしたかっただけです。」
御堂は少し悲しげな表情を湛えている。
「そうまで思われていたとはな。初耳だ。」
片桐はギュッと佐伯の手をテーブルの下で繋ぎ握りしめていた。片桐は御堂と霧島ときちんと話し合いが出来て嬉しく泣き出してしまう。
「どうしたら話せるかずっと悩んでました。だから解決して良かったです。」
「もっと早くその事に気づき俺も稔さんから話し聞き話しをすれば良かったですね。俺自身も稔さんを困らせていたんだ。」
「ありがとう克哉君。」
霧島は御堂に同意を得る様に見つめる。
「これでもう大丈夫ですね。」
御堂はそんな霧島を見返し微笑む。
「私も話す機会がなくこうして話せて安心した。」
佐伯は自分のズボンのポケットからハンカチを取り出し片桐の泪をハンカチでそっと優しく拭きさる。片桐は佐伯のハンカチを持つ手ごと握りしめて自分の思いを伝えた。
テーブルの皿には残り僅か一口づつ料理が残っていたそれを見て霧島はにこやかに話す。
「一口だけ残してしまうのはお行儀が悪いので食べてしまいましょう。」
「そうですね。」
そう言うと一口づつ食べて料理を皿を空にした。霧島は紅茶を煎れる準備をするのでテーブルの席から立ち準備をし始めた。紅茶を煎れる準備を終えるとテーブルにティーカップとソーサーを各々の前に置き紅茶をカップに注いだ。
霧島はテーブルの席に座った。紅茶の香ばしい匂いが周りを包み込み雰囲気が和む。紅茶を飲み終えると後片付けをする時間だった。
片桐は後片付けをしようとするがアルコールに弱くワインを飲み慣れていないらしくほんのりと酔いが廻っていて危なかっしい。
「片桐さん、ムリをせずに少し休んでから佐伯君とお帰りになられてください。私が後片付けを致します。」
御堂は張り切って一人で皿を洗い始めている。そう言われて片桐は帰り支度をした。
「霧島副主任、貴方は何故、御堂部長を孝典様と呼ぶのです??」
佐伯は霧島に問うと霧島はいつもの微笑を浮かべて応えた。
「貴方に仕える僕が敬意と深い愛を示し貴方を我が麗しき王と呼ぶのと同じ事ですよ。」
「貴方は一体…アノ男は~」
「顔見知りで知り合いと言いましょうか。」
「ほぉ、ろくな事はないな。」
「えぇそうです。ろくな事はありません。」
片桐は帰り支度を済まし佐伯に声をかけてきた。片桐は霧島に深々とお辞儀をする。
「霧島副主任さん、後片付けもせずに帰らせて頂き申し訳ございません。御堂部長さんに宜しくお願いしますとお伝えください。」
「酔いは醒めました??お気をつけてお帰りください。」
霧島は佐伯と片桐を見送ると後片付けの皿洗いをしている御堂の元へ戻った。
破れナベに綴じフタ (8)
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4人で円形のテーブルを囲み調理した料理を食べる。 仕事の話題はせずにたわいのない話しをして食事は楽しい。デザートのかぼちゃアイスを食べ終わると霧島は佐伯に話し出した。
「ところで佐伯君、先程の件は片桐さんから聞きましたか??」
「えぇ、俺が御堂部長に対して誤解している事ですか。」
「君が思っている程に孝典様は悪意はございません。二人で話し合うと個人的な感情が入り話し合いにならず話し合いが決裂してしまうので私からお話しさせて頂きました。」
「片桐さん、稔さんは俺の大事で大切な人なんです。稔さんを傷つける行為は俺も傷つく俺への当てつけ行為なら止めてください。」
御堂は驚いた顔をして佐伯の言葉を聞いた。
「佐伯君、私はそんな悪意はない、ただ食事をしたかったけだ。」
霧島はそんな御堂をフォローする様に話す。
「片桐課長とキクチマーケティング営業8課の働きは私も存じており素晴らしく今後とももっとキクチマーケティング営業8課と親しくさせて頂きたいのです。」
「そうなんですか…」
「佐伯君と片桐さんが婚約し結婚されていたのを私は今日初めて知りました。それでは夫として当然妻を案じるのは分かりますよ。」
「俺の目の前で稔さんにあんな事をして今更、悪意がないなんて都合良すぎる。だから嫌なんだ。」
御堂は珍しく俯き小声で~
「あの時はつい…反省はしているだから誤解を招いた事を自分から伝えたかった。」
佐伯は御堂を睨む。
「ほら見ろ結局はそうだ、御堂部長はそうやって人をからかうのが好きなだけだ。」
「克哉君。」
佐伯は片桐を見つめて片桐の心に中にある気持ちを代弁する。
「稔さんは恐いはずです。仕事上では御堂部長は親会社の管理職で相手にしなければいけない。もしその立場の権限を利用し謀り事を企んできたら拒めない。」
「佐伯君と片桐さんが思う程に孝典様は悪意はありませんよ。小さな蟠りを個人的にも仕事上でもお互いの誤解を解きほぐしたかっただけです。」
御堂は少し悲しげな表情を湛えている。
「そうまで思われていたとはな。初耳だ。」
片桐はギュッと佐伯の手をテーブルの下で繋ぎ握りしめていた。片桐は御堂と霧島ときちんと話し合いが出来て嬉しく泣き出してしまう。
「どうしたら話せるかずっと悩んでました。だから解決して良かったです。」
「もっと早くその事に気づき俺も稔さんから話し聞き話しをすれば良かったですね。俺自身も稔さんを困らせていたんだ。」
「ありがとう克哉君。」
霧島は御堂に同意を得る様に見つめる。
「これでもう大丈夫ですね。」
御堂はそんな霧島を見返し微笑む。
「私も話す機会がなくこうして話せて安心した。」
佐伯は自分のズボンのポケットからハンカチを取り出し片桐の泪をハンカチでそっと優しく拭きさる。片桐は佐伯のハンカチを持つ手ごと握りしめて自分の思いを伝えた。
テーブルの皿には残り僅か一口づつ料理が残っていたそれを見て霧島はにこやかに話す。
「一口だけ残してしまうのはお行儀が悪いので食べてしまいましょう。」
「そうですね。」
そう言うと一口づつ食べて料理を皿を空にした。霧島は紅茶を煎れる準備をするのでテーブルの席から立ち準備をし始めた。紅茶を煎れる準備を終えるとテーブルにティーカップとソーサーを各々の前に置き紅茶をカップに注いだ。
霧島はテーブルの席に座った。紅茶の香ばしい匂いが周りを包み込み雰囲気が和む。紅茶を飲み終えると後片付けをする時間だった。
片桐は後片付けをしようとするがアルコールに弱くワインを飲み慣れていないらしくほんのりと酔いが廻っていて危なかっしい。
「片桐さん、ムリをせずに少し休んでから佐伯君とお帰りになられてください。私が後片付けを致します。」
御堂は張り切って一人で皿を洗い始めている。そう言われて片桐は帰り支度をした。
「霧島副主任、貴方は何故、御堂部長を孝典様と呼ぶのです??」
佐伯は霧島に問うと霧島はいつもの微笑を浮かべて応えた。
「貴方に仕える僕が敬意と深い愛を示し貴方を我が麗しき王と呼ぶのと同じ事ですよ。」
「貴方は一体…アノ男は~」
「顔見知りで知り合いと言いましょうか。」
「ほぉ、ろくな事はないな。」
「えぇそうです。ろくな事はありません。」
片桐は帰り支度を済まし佐伯に声をかけてきた。片桐は霧島に深々とお辞儀をする。
「霧島副主任さん、後片付けもせずに帰らせて頂き申し訳ございません。御堂部長さんに宜しくお願いしますとお伝えください。」
「酔いは醒めました??お気をつけてお帰りください。」
霧島は佐伯と片桐を見送ると後片付けの皿洗いをしている御堂の元へ戻った。
破れナベに綴じフタ (8)