*ご注意*
*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*
一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。
眩暈 (34)
眩暈 (35)
目を覚まし時計を見ると15時半になっておりコンビニで買って来た猫用の噛むガムをお猫さんにあげた。お猫さんは片桐から貰うと嬉しいそうにガムをきように両手で持ち口にくわえてご機嫌でごろごろ寝転がりながらガムを噛んでいる。
何味かは不明だかきっとマタタビ味なのかも知れないとご機嫌なお猫さんを見て片桐はそう思った。そうこして居るとさっきコンビニの店員に連絡を頼んだ時間になるので片桐は財布をお買い物用のエコバックに入れて持ちご機嫌でおやつを食べてるお猫さんに声をかけた。
「もう、お猫さん帰りますよ。」
そうお猫さんに声をかけるとお猫さんは「にゃん。」と返事をしたので片桐はお猫さんを抱きかかえ玄関に向かいフックに掛けた鍵を取り玄関を出るとオートロックで鍵が閉まった。
お猫さんは猫用のガムを放さずくわえている。歩いてコンビニの前に着くと片桐とたいして変わらない年齢の女性が、立っていて片桐を見るとニコニコと笑い話しかけてきた。
「どうもすみません。うちのエシャロットちゃんがお世話になりご迷惑をおかけしました。エシャロットちゃんおやつまでご馳走になってありがとうございます。」
「いえ、僕の方こそエシャロットちゃんに遊んで貰いました。エシャロットちゃん可愛いですね。」
そう言うと片桐は飼い主にエシャロットを抱き渡す。エシャロットは片桐をじっと見ているまだ、遊び足らない様な顔をしていた。
「今後またうちのエシャロットちゃんがご迷惑をかけてしまいますが宜しくお願いします。あの、こちらをお渡ししておきますので保護をして頂いけたらこちらまでお手数ですが連絡をください。貴女は女の子なんだから無断外出はダメよ。」
そう言うとエシャロットの飼い主は片桐に名刺を手渡してきた。
「エシャロットちゃん今日はありがとう。」
「そう言って頂けてると嬉しいです。エシャロットちゃんご挨拶をしなさいな。」
「にゃ~ん。」
片桐は片手でエシャロットを撫でるとエシャロットは猫用ガムを口にくわえたまま目を閉じて気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らした。
エシャロットの飼い主は片桐に何度もお礼を言い深々とお辞儀をし去って行った。片桐は貰った名刺を見るとエシャロットの名刺だった。
名刺には谷川エシャロットと書かれていて連絡用の携帯電話と携帯電話のメールアドレスと自宅の住所とかかりつけの動物病院名と住所に電話番号とFAX番号が書かれていた。
(エシャロットちゃんてやっぱり女の子だったんだ…ちゃんと名刺も持ってる。)
片桐は感心をした。その内またエシャロットが遊びに来る様な気がした。 たぶんきっとエシャロットなりに息抜きをしたくなり隙を見て無断外出をする行きは良いが帰りが迷うので遠くには行かずに自宅の近くで遊んでいるのだろうと片桐は思った。
片桐はお買い物用のエコバックから財布を取り出しエシャロットの名刺をお財布の中にしまい財布をお買い物用のエコバックに戻した。コンビニの中に入り先程の店員にエシャロットを無事に飼い主に引き渡した報告を済ます。
「あの猫が雌だったとは、てっきり雄だっと思ってましたね。」
「性格が大人しいので僕はお猫さんは女の子と思ってました。」
「気に入るとまた猫が遊びに来るので気をつけた方が良いですよ。」
「また遊んでもらいます。」
そう言うと片桐は挨拶をしてコンビニを出て商店街の個人経営の小さなマーケットに夕食の食材と明日の朝を買いに行く。
今日は休みなので特に何もせずエシャロットと遊んで貰い楽しかった。
眩暈 (36)