オジサマ専科 Vol.2 Memories母の手帳の設定を超改変してあります。なのでネタバレも含まれております。BOYSLOVEテイストにしてお届けなので、実際の商品とは一切何も関係ありません。もぐ菜は古川透CV:中田譲治しゃん推しなのでよろ。それと古川透氏は黒髪サラサラ和装で物静かな優しいアーカード様をイメージしてねんVv
SecretSweet illusion(19)
古川は藤宮を伴(ともな)い東京湾で開催される花火大会を観覧に来た。
花火の打ち上げ場と対岸で立地条件も良く廻りの建物よりも高く、室内なのに大迫力で手に届く様な近さで花火を観られる。
宿泊プランでホテルのスイートルームでの観覧なので、藤宮ははしゃいでリビングルームを行ったり来たりと。
スイートルームの窓からは眺めがと見渡しが良く遠くまで見える。バスルームからも花火も見える。食事を終えてゆっくりとソファーで寛(くつろ)ぐ古川。
「後少しで、花火大会が始まる。部屋の照明を消す。」
「はい。花火ってぎゅうぎゅうになって、皆で暑い暑いって言って見るもんだっと思ってた。」
「それも夏の風物詩(ふうぶつし)として、楽しいだろう。悠紀と、二人きりで誰にも邪魔されずに花火を観たかった。」
リビングのテーブルにはワインと皿に盛り付けられた彩(いろ)りどりのカナッペと、チーズやスモークサーモンが並べられてある。
卓上ワイン硝子(がらす)クーラーにはたっぷりと氷が容れられて、赤ワインが二本と白のスパークリングワインが一本に瓶ビールが五本。
部屋の中の探検が済んだらしく、藤宮はトコトコと古川の座って居るソファーにやって来た。
「探検終わったです。凄いゴージャスなお部屋で驚いた。透さんって日本酒専門と思ってた。僕は飲めればなんでも良いタイプだし。」
「部屋の探検は済んだ様だな。剛にも昔、同じ事を言われた。和装の貴公子が、洋酒を好むのかっと。君のご要望のビールもある、お好みの飲み物を開けよう。」
「じゃ、今日はね。花火大会だから、スパークリングワインをまず飲みたいです。」
「御意。では、悠紀と私の初デートに乾杯を。」
古川はご機嫌良く言うと手慣れた仕草(しぐさ)で、白のスパークリングワインを取り出す。広々としたテーブルにはワインコースターがあり、瓶が濡れたままでも置ける。
ワインコースターに瓶を置き古川はソムリエナイフを優雅に扱いコルクを抜くとポンッと静かな室内に響く。
二つ並べられたワイングラスに白のスパークリングワインを注ぐ。
「辛口なワインも好きだっが、今日は甘口にしてみた。悠紀がお気に召すと嬉しい。」
「剛さんと松さんも言ってたよ。透さんって、物凄い風変わりな癖のある辛口のワインを好むって。それも、酒の肴(さかな)に和菓子食べるって。特に塩大福がお気に入りでしょ。」
「普段の晩酌にはワインの肴(さかな)は必要ないんだ。ワインを飲みながらの、塩大福は月に一度の楽しみなんだ。」
藤宮は今日は浴衣を古川に着付けて貰い全体は淡い紫色で、白の小柄が袖(そで)と裾(すそ)にあしらえられ浴衣で帯は黒で帯には飾りが付いている。
「男子の浴衣と言うと、模様が限られてしまう。若い男子に猛々(たけだけ)しい色や柄を好まれる傾向もあるが、最近では女子と同じ様に色も柄も優美な浴衣を着たがる男子が増えてきた。」
「そうだね。彼女と一緒に、同じ様に可愛い浴衣着たいって男子も多いし。後はオシャレな男子で、いかにもって浴衣の色や柄ではなく自分の個性に合うフェミニンな浴衣を着たがるよね。」
「悠紀にはフェミニン系な浴衣が上品に似合う。」
「透さんに選んで貰って、似合うって言われて凄く嬉しい。」
藤宮は嬉しくなり古川に抱き着く。
古川は手元にある室内の照明を消した。花火大会が始まる時刻は19時。後1、2分で花火大会がまさに始まろうとしていた。
古川は藤宮を両腕で抱きしめた。
SecretSweet illusion(20)
SecretSweet illusion(19)
古川は藤宮を伴(ともな)い東京湾で開催される花火大会を観覧に来た。
花火の打ち上げ場と対岸で立地条件も良く廻りの建物よりも高く、室内なのに大迫力で手に届く様な近さで花火を観られる。
宿泊プランでホテルのスイートルームでの観覧なので、藤宮ははしゃいでリビングルームを行ったり来たりと。
スイートルームの窓からは眺めがと見渡しが良く遠くまで見える。バスルームからも花火も見える。食事を終えてゆっくりとソファーで寛(くつろ)ぐ古川。
「後少しで、花火大会が始まる。部屋の照明を消す。」
「はい。花火ってぎゅうぎゅうになって、皆で暑い暑いって言って見るもんだっと思ってた。」
「それも夏の風物詩(ふうぶつし)として、楽しいだろう。悠紀と、二人きりで誰にも邪魔されずに花火を観たかった。」
リビングのテーブルにはワインと皿に盛り付けられた彩(いろ)りどりのカナッペと、チーズやスモークサーモンが並べられてある。
卓上ワイン硝子(がらす)クーラーにはたっぷりと氷が容れられて、赤ワインが二本と白のスパークリングワインが一本に瓶ビールが五本。
部屋の中の探検が済んだらしく、藤宮はトコトコと古川の座って居るソファーにやって来た。
「探検終わったです。凄いゴージャスなお部屋で驚いた。透さんって日本酒専門と思ってた。僕は飲めればなんでも良いタイプだし。」
「部屋の探検は済んだ様だな。剛にも昔、同じ事を言われた。和装の貴公子が、洋酒を好むのかっと。君のご要望のビールもある、お好みの飲み物を開けよう。」
「じゃ、今日はね。花火大会だから、スパークリングワインをまず飲みたいです。」
「御意。では、悠紀と私の初デートに乾杯を。」
古川はご機嫌良く言うと手慣れた仕草(しぐさ)で、白のスパークリングワインを取り出す。広々としたテーブルにはワインコースターがあり、瓶が濡れたままでも置ける。
ワインコースターに瓶を置き古川はソムリエナイフを優雅に扱いコルクを抜くとポンッと静かな室内に響く。
二つ並べられたワイングラスに白のスパークリングワインを注ぐ。
「辛口なワインも好きだっが、今日は甘口にしてみた。悠紀がお気に召すと嬉しい。」
「剛さんと松さんも言ってたよ。透さんって、物凄い風変わりな癖のある辛口のワインを好むって。それも、酒の肴(さかな)に和菓子食べるって。特に塩大福がお気に入りでしょ。」
「普段の晩酌にはワインの肴(さかな)は必要ないんだ。ワインを飲みながらの、塩大福は月に一度の楽しみなんだ。」
藤宮は今日は浴衣を古川に着付けて貰い全体は淡い紫色で、白の小柄が袖(そで)と裾(すそ)にあしらえられ浴衣で帯は黒で帯には飾りが付いている。
「男子の浴衣と言うと、模様が限られてしまう。若い男子に猛々(たけだけ)しい色や柄を好まれる傾向もあるが、最近では女子と同じ様に色も柄も優美な浴衣を着たがる男子が増えてきた。」
「そうだね。彼女と一緒に、同じ様に可愛い浴衣着たいって男子も多いし。後はオシャレな男子で、いかにもって浴衣の色や柄ではなく自分の個性に合うフェミニンな浴衣を着たがるよね。」
「悠紀にはフェミニン系な浴衣が上品に似合う。」
「透さんに選んで貰って、似合うって言われて凄く嬉しい。」
藤宮は嬉しくなり古川に抱き着く。
古川は手元にある室内の照明を消した。花火大会が始まる時刻は19時。後1、2分で花火大会がまさに始まろうとしていた。
古川は藤宮を両腕で抱きしめた。
SecretSweet illusion(20)