膵がんに対する外科治療方針3 2012-02-20 | 治療 膵がんが切除可能であった場合には術後半年間ゲムシタビンを行なうことが標準治療です。しかし、現在術後ゲムシタビン単独治療と、ゲムシタビンとS-1の併用療法との効果を比較する多施設共同試験が行われています。両群での生存率などを比較してどちらの治療がより有効なのかを検証する予定です。東海大学もこの臨床試験に積極的に参加しており、多くの患者さんに協力していただいています。ちなみに、切除不可能な膵がんではゲムシタビン単独治療とゲムシタビン+S-1併用療法の効果はほぼ同等でした。