カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの結婚式】その①

2005年04月18日 21時40分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
■南インド編■

初めて結婚式を見たのは、チェンナイのカパーレーシュワラ寺院だった。
私は境内をうろうろしていた。すると、なにやら人だかりが・・・。

のぞいてみると、それは結婚式だった。
しかもその日は、お日柄が良かったのか、すごい数の家族であふれかえっていた。
たぶん・・・二十組以上はいただろう。

何組かの結婚の儀式を、のぞいていたところ、
いきなり「こっちへ来い。」と、私を呼ぶではないか。
いけない、何か失礼な事でもしてしまったのだろうか?
ちょっと心配になった・・・。

しかしそれは、いらぬ心配だった。
その家族は、私を招待してくれたのだった。
彼らにとって何の縁もゆかりもない、見ず知らずの、どこの馬の骨かも知れぬ(?)、
ほんの通りすがりの、ちょっと振り向いてみただけの異邦人である私を・・・・。

そして、招待してくれた上に、新郎新婦の目の前に座らせてくれた。
写真でわかる通り、左手には儀式を取仕切る僧侶もいる。

「ホントにいいのだろうか?」
私なんて現世は日本人だから、当然アウト・オブ・カーストだし、
肉食もすれば飲酒もする、そう言う意味では、かなり穢れてるのに・・。
その上、もう二度と彼らとは出会わないだろう・・・。それなのに・・・。
日本では考えられない事である。

       

戸惑いながらも、特等席で神聖なる儀式を見せてもらった。
おかげでたくさんの写真を撮ることができた。

儀式は僧侶が取り仕切り、新郎新婦は僧侶の指示通りに行動した。
ココナッツを火の周りにかざしたり、レイをお互いに掛け合ったり。
周りの家族は見守っているだけである。

南インドでは、黄色いヒモを首にかけているのは、既婚者の印とされる。
結婚式でも黄色いヒモをお互いの首にかけ合っていた。
私は常に3色ボールペンを首にかけているが、
このヒモが黄色いので既婚者かと聞かれることが多い。
  (この場合の答えは、嘘でも・・YESです。)

結婚式には、その人々の宗教や地域性や経済力なんかも現れると思うが、
たぶん・・こういった寺院で結婚式を挙げる人々は、
ごく一般的な南インドの中流家庭の人だろうと思う。

映画「モンスーン・ウエディング」については、次回ご案内します。

to be continue.
コメント
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