ひよりの音楽自己満足

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12.6.30 machine messiah

2012-07-02 00:02:28 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.6.30 新宿Crawdaddy Club
<ビブこんさんラストライブ>
 UFOのカヴァーバンド<宇宙征服>等の様々なユニットで凄い歌を聴かせてくれているヴォーカリスト<ゴンザレス(棚村睦)さん>が参加されているオリジナル曲を演奏するバンド<MACHINE MESSIAH>。2002年にCINDERELLA SEARCHのキーボーディストの<穐山“KAME”義英さん>が YES の名盤「Drama」を完全再現するために結成されました。当初は<機械飯店>として活動されたそうです。その後、ライブが好評だったこともあり、オリジナル曲を演奏するバンドへ進化し、そして2008年にバンド名を「MACHINE MESSIAH」(マシーン・メサイア)に改名されたそうです。メンバーはキーボードの穐山さん・ヴォーカルのゴンザレスさん、ドラムス<近藤”ビブこん”正明さん>、ベース<鶴間“ヤサイ”靖さん>、ギター<井上”マイケル”竜夫さん>の5人編成です。
 自分は1年半くらい前に初めてライブを観てめっちゃ感動して。ところがその後どういうわけかなかなかスケジュールが合わなくて観にいけなかったんですね。なので機会があればライブを観に行きたいと思っていました。すると6/29夜に仕事から帰ってmixiを見てみるとゴンザレスさんから“お誘いメール”が届いていてビックリ!6/30はちょうど空いていたのでラッキーでした。さらに驚いたのはなんと“ビブこん”近藤さんがバンドを脱退してしまうとのことで超ビックリ!これはもうなにがなんでも観に行かねば!です。

 さて当日。仕事を終えてから出発。歌舞伎町を早足で抜けて、ホストクラブ通りをおにーさんたちから軽蔑の眼差しで見られながらお店へ。すでにワイワイ盛り上がってましたね。ミュージシャン仲間内的なライブに全然関係ない自分のようなおやぢが中に入るのはAway感アリアリでかなーり居づらいのですが、今回はどうしても観たいので開き直って早くライブが始まるのを祈って。TEEのメンバーの皆さんや見覚えのある方々がたっくさん集まってます。

 前バンドのライブが終わって、ステージ上はあわただしくセッティングを。ステージ向かって左に穐山さんの3段キーボードセットが。その後ろでほとんど見えないんですけど、ベースを抱えたヤサイさんが。その隣が本日の主役のビブこんさんの3タム1バスのドラムセット。ステージ右にはブルーの綺麗なボディのミュージックマンギターを抱えたマイケルさんが。その後ろには前バンドでヴォーカル&ギターを演奏したばかりの美女エルガさん(梅吉さん)が今回コーラスで参加されるそうで。そしてフロント中央はながーい髪、ながーいお髭で、白の上下で黒っぽいネクタイ&黒のハンチングをキメたゴンザレスさんが。穐山さんはセッティングが終わると白のタキシード(?)に白のボルサリーノ(?)、そして羽のショール(?)も。魅せてくれますね。

 20時17分ころ、いよいよはじまります。シンセサウンドが幻想的にながれ、「お待ちどうさまでした。エルガさんたちの清清しい演奏のあとに、爆音バンドですみません」って。「爆音だけではないので、楽しんでいただけたら。Machine messiahです」って。

 1曲目は「Divine Insanity」。シンセサウンドがゆったりと雄大にながれ、ギターのヘヴィサウンドが響き、ミドルテンポのリズムがはいって、シンセサウンドが幻想的にながれて。そして力強いヴォーカルが入って徐々に盛り上がっていき、サビではコーラスもはいってダイナミックに。ゴンザレスさん、最初から迫力のスクリーミングもキメて。めっちゃかっくいいっす。間奏ではゴンザレスさんが「ギター!」って叫んで井上さんがステージ中央でテクニカルなギターソロ。ゴンザレスさんが背後に寄り添って。そしてダイナミックなサビから、テクニカルなオルガンソロへ。終盤では皆でコーラスで盛り上がって。

 「こんばんは、Machine messiahです」ってゴンザレスさん、大拍手!「いきなりハードな曲をお届けしてしまいました」「我々は平均年齢40ン才なので、大人なナンバーを」って。
 はじまった2曲目は「Love Means Way More Than You Know」。アップテンポのドラムからはじまって、ピアノのリズミカルなノリノリのリフからギターが伸びやかなフレーズを。ゴンザレスさんがお客さんに手拍子を促して、そしてパワフルにリズミカルにヴァースを歌って。とってもダンサブルでしかもちょっぴりポップでファンキーな感じもあってノリのいい楽しい曲です。間奏ではタッピングも交えたテクニカルなギターソロが。ゴンザレスさんはマイケルさんと背中合わせで。終盤のサビではパワフルに歌い上げてコーラスもはいって盛り上がって。

 「どうも、machine messiahです」ってゴンザレスさん、大拍手!「今日は2つのスペシャルがありまして」って。1つは「ドラムの近藤ビブこん正明が脱退することに」って。すると客席から「えぇ~~~!」って大合唱!「こんな悲しいことが現実になってしまうなんて」ってゴンザレスさん。10年以上一緒にやってこられたそうです。ビブこんさん、立ってお辞儀を。ただ・・・7月に三宅島でライブをやることが既に決まっていて、ビブこんさんは「ゲストドラマーとして参加することに」って爆笑!今日は正式メンバーとしてのラストライブのようで。「よかったら三宅島でお待ちしてます」って爆笑!ちょっと遠いっすね。
 スペシャルもう1つはMachine messiah初のゲストを迎えてのライブということで「エルガ!」「オレ的には梅吉なんだな」ってゴンザレスさん、大拍手大歓声!ちなみにmachine messiahの原型は穐山さんとゴンザレスさんとエルガさんのトリオだったそうで。「写真あるよ!」ってエルガさん。「興味ある方はあとで。拝観料\500-.」って爆笑!「たけーよ!」って声も。

 3曲目は「I’ll See You Once Again」。シンセのしっとりとしたサウンドがゆったりとながれ、カウントからピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれ、ギターのメロウなフレーズと味わい深いベースラインも加わって、そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって。とってもメロディアスでほのぼのとした感じの曲調です。ここでのビブコンさんのシンバルの鳴らし方がかっこよくて見とれてしまいました。曲は徐々に盛り上がって歌い上げて、サビではコーラスもはいって綺麗にドラマティックに。2ヴァースではゴンザレスさんのフレーズをエルガさんがおっかけで歌って、そして盛り上がっていって。中盤ではエモーショナルなギターソロが。ゴンザレスさんとマイケルさんが向き合って。終盤も歌い上げて盛り上がり、ラストはゆったりと。
 あの“イトカワ”から帰還した“ハヤブサ”をモチーフにした曲だそうで。「こんなおちゃらけたバンドですけど、曲は真面目なんです」ってゴンザレスさんと穐山さん。

 次の曲はエルガさんが「だだだ大好き!」なんだそうで。ですが「演るほうも聴くほうも体力が要る」ってゴンザレスさん。4曲目は「Learning To Fly」。レッドライトのなか、シンセのダークサウンドが幻想的に響き、ピアノのパワフルなダークリフゆったりとながれ、ビブコンさんがシンバルロールで盛り上げて。ゴンザレスさんは後ろを向いています。その後パワフルなドラムがはいって、グリーンライトのなか、ミドルテンポでしっとりとしたヴォーカルがながれて。そしてギターが幻想的なフレーズを奏で、ヴォーカルがパワフルに歌い上げ、サビではコーラスがはいってドラマティックに盛り上がって。中盤ではダイナミックなブレイクリフがはいってドラムが叩きまくり、ヴォーカルがセリフを叫んで。凄い迫力です。その後アップテンポになってズンズンと響く躍動感のあるパワフルなリフにのってヴォーカルがシャウトして、そしてアグレッシブなギターソロへ。ゴンザレスさんはマイケルさんと背中合わせで。そしてマイクスタンドを突き上げて。めっちゃかっくいいっす!続いてはアグレッシブなオルガンソロ。そしてギターがアームをグイングイン効かせて、ドラムも叩きまくってカオス状態になり、Warningのサイレンのような音が鳴り響いて。その後ミドルテンポでゆったりとしたピアノリフがながれ、エルガさんの美しいコーラスがしっとりながれて。そしてベースのメロウなソロが味わい深くゆったりとながれ、ヴォーカルがロングスクリーミングを。終盤ではギターのメロウなリフから、ミドルテンポのパワフルなリズムがはいってモーグソロへ。伸びやかな音色が響き、そしてヴァーカルが力強く歌い上げてダイナミックに盛り上がって。その後スネアのマーチングリズムにのってメロトロンのような重厚なサウンドが響き、ギターのメロウなリフがながれ、力強いヴォーカルが。ラストはヴォーカルがド迫力で魂の叫びのようなロングスクリーミングを。

 続いて5曲目は「Awake: For You」。ミドルテンポのリフからダンサブルなリズムにのって、ヴォーカルがリズミカルに爽やかに。そして歌い上げて盛り上がっていって、サビではドラム以外の5人でパワフルなコーラスを。中盤ではギターリフがながれるなか、ゴンザレスさんがメンバー紹介を。「オンギター、マイケル!」大拍手です。「オンドラムス、近藤ビブこん正明!近藤正明!近藤正明!近藤正明!」って連呼して大拍手大歓声!ドラマーのラストライブと言えば1980MORのあの連呼を思い出してしまいます。続いて「オンキーボード、穐山KAME義英!」大拍手です。「スペシャルゲスト、エルガ!梅吉!」大拍手!そしてエルガさんが「オンヴォーカル、Mr,ゴンザレス!」って大拍手!「最後に控えしは、オンベース、鶴間ヤサイ!」って大拍手!そしてゴンザレスさんが手拍子を促して、ベースのメロウなリフからシンセのエモーショナルなソロが。その後、ゴンザレスさんが「1.2.3.4!」ってカウントしてからギターソロへ。マイケルさんはギターを弾きながら客席へ乱入して客席中央で弾きまくって。するとゴンザレスさんも追いかけて向き合って盛り上げて。自分のすぐ近くだったのでめっちゃ嬉しかったっす。終盤では2人ともステージに戻って「1.2.3.4!」「Come on!」って。そしてダイナミックなリフからブルー&グリーンのライトのなか、パワフルに盛り上がってドラマティックなエンディングへ。叩きまくり弾きまくりで、ゴンザレスさんはマイクスタンドを突き上げて盛大にFin。

 「あざとーす!」ってゴンザレスさん。大拍手大歓声です。いつも最後にやる曲なので「なんかライブ終わっちゃいそうですけど、まだまだ曲あります」って爆笑!「ここから“第2部”のはじまりみたいに」って。

 6曲目は「Sail Against the Wind」。カウントからダイナミックなリフがはいって、そして爽やかなリフが。マイケルさんはステージ中央で弾き、オルガンとユニゾンからエモーショナルなギターソロへ。ゴンザレスさんが背後からマイケルさんの頭を掴んで。OZZY様みたいっす。その後、綺麗なピアノリフをバックにパワフルなヴォーカルがゆったりとながれ、コーラスがはいって綺麗にハモってドラマティックに。中盤ではエモーショナルなギターソロが。ゴンザレスさんは背後から肩を組んで。終盤では綺麗な力強いコーラスでドラマティックに盛り上がって、ラストはギターのメロウなフレーズがゆったりとながれて。

 「ありがとうございます」「やっと最後の曲です」「皆さんお待ちかねの、お疲れでしょう」ってゴンザレスさん、爆笑!すると「ちょっと待って!」って声が。「ダメ、いますぐやる!」ってゴンザレスさん、爆笑!ここでエルガさんがステージを降りて。“この曲を歌うには男気が足りない”との理由だそうで。「そういう曲じゃないよね」ってゴンザレスさん。でも「それじゃ男気を増量して」って。

 7曲目は「Tomorrow」。カウントからゆったりとダイナミックなリフがはいって、オルガンのパワフルなリフとギターの伸びやかなフレーズがながれ、ゆったりと爽やかな感じのヴォーカルがはいって、徐々に盛り上がってコーラスもはいって歌い上げてドラマティックに。その後、シンセの鮮烈なリフパワフルにリズミカルにながれ、ヴォーカルが歌い上げて。そしてスネアのマーチングリズムにのってギターリフがゆったりとながれ、ヴォーカルが力強く伸びやかに。中盤ではIt Bitesの「Still Too Young to Remember」のフレーズがながれてビックリ!その後、曲に戻ってオルガンリフをバックにギターのエモーショナルなソロが。ゴンザレスさんはマイケルさんと背中合わせで。終盤ではサビでコーラスも入って盛り上がってドラマティックに。そして一旦Finしたあと、ヴォーカルがアカペラで力強く歌い、そしてバンドが入って弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。
 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you!」「Thank you!We are machine messiah!」「Keep on Rockin!」「あざとーす!」ってゴンザレスさん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、客席を通って後ろへ。もちろんアンコールを求める手拍子が盛大に鳴り響いています。

するとほどなくメンバーの皆さんはステージに戻って大拍手大歓声で迎えられます。ここで女性2人が花束を持ってステージに。そしてビブこんさんにプレゼント。大拍手です。「おぉ!モテモテだぁ!」「いいなー!オレ花束なんかもらったことないわ」「オレも花束もらいたいから辞めようかな」「オレが先だ!」って大爆笑!

 「大人のナンバーを」「静かな曲」「チークタイムです。愛するあの人と一緒に」「エロワールド」って爆笑!オーラス8曲目は「You Need」。ブルーライトのなか、しっとりとしたヴォーカルがゆったりと、キーボードのクリスタルなサウンドが綺麗にゆったりとながれて。アダルティなムード、いいですねぇ。Billy Joel氏の「素顔のままで」を思いだしました。サビではコーラスがはいってリズミカルな感じに。間奏ではギターのエモーショナルなソロが。終盤ではエルガさんの綺麗なスキャットが美しくながれ、そしてリズミカルなサビへ。ラストはゆったりとしっとりとFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」「ありがとう、近藤正明!ビブコン!」って大拍手!そしてメンバーの皆さんがステージに並んで「最後に記念撮影しよう!」って。カメラレディが前へ。そしてお客さんもおのおの撮影を。「すいません公私混同で」「ドラマーがコンドウなんで」って爆笑!そしてメンバーの皆さんは握手をして、これにてライブ終了です。時計をみると21時25分。1時間10分のめっちゃ感動の超楽しいライブでした。
 とってもドラマティックな楽曲の数々を、迫力あるパワフルでエネルギッシュな演奏で聴かせてくれた凄いライブでした。ゴンザレスさんのアクションも交えたド迫力のアツい熱唱、めっちゃかっこよかったっす。そしてエルガさんのコーラスがはいって厚みが増してしかも華やかに映えて素敵でした。マイケルさんのギターも、ヤサイさんのベースも、穐山さんのキーボードもめっちゃテクニカルでアグレッシブでかっこよくて。そしてなんと言ってもビブこんさん。曲にアクセントやインパクトを与えて緩急自在でドラマティックな曲を盛り上げて、さらには“間”が絶妙で素晴らしいドラミングで、もちろんいい音で鳴って。脱退は寂しすぎますね。もっとライブ観に行ってればよかったっす。でもでもまずは9月に予定されている新生machine messiahのライブを楽しみにしています。

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