ひよりの音楽自己満足

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VERMILION SANDS

2008-08-13 07:45:31 | ジャパン・プログレ
 “美しい自然”、それを音楽で表現したら・・・こういう感じになるのかな。<ヴァーミリオン・サンズ/Vermilion Sands>は、英国の老舗プログレバンド<Renaissance>等のカヴァーバンドで活躍されていた、女性ヴォーカルの<蝋山陽子さん>とキーボードの<山田雅弘さん>、そしてギターの<坂上真清さん>が中心となって、1986年に結成されました。そしてオリジナル曲を作り、ライブも重ね、翌87年に、新たにドラムスの<的場ひさしさん>、ベースの<小笠原良二さん>、を加えてデビューアルバム「Water Blue」を発表します。このアルバムにはゲストでヴァイオリニストの<西田ひろみさん>が参加されています。 しっとりとした幻想的なジャケット、おのずと中身の音楽も期待しちゃいます。
 1曲目は「My Lagan Love」。荘厳なシンセサウンドとフルートのような素朴な音色が響き、そしてアニー・ハズラムさんを彷彿とさせる美しいヴォーカルが、ほとんどアカペラ状態で優しくそして力強く歌い上げます。
 2曲目は「時の灰」。パワフルなドラムとキーボードのリフからはじまり、アップテンポの躍動感溢れる力強い曲調に。それがゆったりとした落ち着いた雰囲気になって、綺麗なヴォーカルのはいるヴァースへ。アコースティックギターのリフをバックに歌い上げます。間奏では再びアップテンポでパワフルで激しい演奏が繰り広げられ、それがちょっと落ち着くとキャッチーなメロディのピアノソロ&キーボードソロが。そして一旦リズムが止まって優しく綺麗なキーボードソロへ、そしてマンドリンのような音色のソロのあと、荘厳なシンセをバックに澄んだ美しいヴォーカルがしっとりと歌い上げて。ドラマティックな展開で進行していきます。終盤はゆったりとした素朴な雰囲気で優しいヴォーカルを聴かせてくれ、ラストには伸びやかで綺麗なヴァイオリンソロも。そして劇的なエンディングを迎えます。
 3曲目は「In Your Mind」。ゆったりとしたテンポで穏やかな雰囲気で進行していきます。聴いていてほのぼのとしてくるような曲調ですね。間奏ではメロディアスなギターソロも。その後徐々に盛り上がっていき、再びエモーショナルなギターソロをラストまでたっぷりと聴かせてくれます。
 4曲目は「Coral D – The Cloud Sculptors」。嵐が吹き荒れているような効果音からはじまって、ギターの早いパッセージの軽快なリフが鳴り響いて。そしてアップテンポの軽快で爽やかな曲調に。ドライブ感たっぷりのリズム、まるで大空を飛んでいるかのような感覚でとっても心地良いです。中盤ではゆったりテンポで穏やかに。そして躍動感あふれるテクニカルなヴァイオリン他のユニゾンリフが。それに続いてオルガンソロも。ラストはもとの爽快なメロディを聴かせてくれます。この曲では唄はナシで蝋山さんの美しいスキャットが楽しめます。
 5曲目は「北本」。アコースティックギターの素朴な音色からゆったりとはじまり、抒情的な感じのヴァースへ。フォークっぽいしっとりとした曲調ですね。間奏ではのどかな感じのフレットレスベースのソロが。終盤はドラマティックに盛り上がっていきます。
 6曲目は「Living In The Shiny Days」。アコースティックギターの軽快なリフからはじまる、とっても爽やかでキャッチーな曲調です。聴いていてウキウキしてきちゃいそう。晴れ渡った青空のもとで楽しくはしゃぎまわって遊んでいるかのような感じですね。
 7曲目は「The Poet」。ゆったりとしっとりとした雰囲気からはじまります。ほのぼのとたおやかにながれる感じでしょうか。心穏やかになりますね。間奏では壮大なオーケストラサウンドがたおやかなメロディーを奏でて、そこに美しいスキャットが加わってドラマティックに展開していきます。ラストは感動のフィナーレが。
 蝋山さんの声質もあってか、やはり<Renaissance>を思い出しますが、それよりも遥かに気に入ってしまいました。美しく、しっとりと・・・ドラマティックな楽曲群にすっかり魅せられて感動しました。素晴らしいアルバムです。
 その後、ライブ活動等も順調に続けるものの、90年の5月に活動を停止してしまいます。そして、96年に、蝋山さんと山田さんが中心となって、あらたに<θ-thate/シータ>というバンドを結成してアルバムを1枚発表するも、翌97年には再び活動停止してしまいます。そして・・・99年には1stアルバムがフランスレーベルから再発されるも、2004年8月に、蝋山さんが病のために天国へ旅立ってしまったそうです。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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