雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

Katrina 37

2007-11-28 00:01:22 | アメリカ
NY Times によると、1980年代中頃から、New Orleans は3分の2をアフリカ系アメリカ人が占めてきたが、New Orleans の過半数は、20年ぶりに白人になったらしい。

去る土曜日の地方選挙結果で明らかになったもので、退役軍人の白人政治家Jacquelyn B. Clarksonが、アフリカ系アメリカ人候補 Cynthia Willard-Lewis を 53 : 47 という僅差ながら、人種別人口に比例して、勝利を収めた。結果、これまでアフリカ系アメリカ人が占めていた、ルイジアナ州議会に2人の白人議員が選出され、また、州裁判所裁判官の地位も、白人になり、これは差別されていた時代と同じだという。

ただし実際の投票者は52,614人で昨年6月の市長選挙時の113,000人から減った。

この差は、昨年の選挙ではニューオーリンズに戻れていない市民が不在投票や車で当日駆け付けるなどしたが今回はなかったためではないかとみられる。

問題は、なぜやってこなかったか、であるが、同記事では、一向に進まない復興に、見放されたと思ったのではないかとしている。

NY Times の論説ではあるが、この見解が外れているとは思えない。

昨今の不景気はアメリカに暗い影を落としていて(Gallup世論調査では、4%しかいいといったひとがいない)、いつまでも先のみえない選択肢にすがるほど楽観的ではいられない。

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