雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

Katrina 12

2005-11-27 00:04:46 | アメリカ
NY Timesによれば、2006年は、2月28日に開催予定だった、New Orleans最大のメガ祭典Mardi Gras(Fat Tuesdayの意)も、Katrinaののため、開催が微妙になっている。

その原因がお金。警官1442名に超過勤務させる40万ドルさえない。このままいくとかなりの規模縮小を余儀なくされるはずだが、Nagin 市長はじめ市当局は、相変わらずグンとパワーアップしたMardi Grasをやると強気の宣言。

もちろんMardi Grasは、New Orleansの復興を印象づけるだけでなく、足がかりにもなる(Super Bowl数回分の10億ドルを落とす)し、これを成功させればNaginの株もあがる(選挙がそのあと)から致し方ない発言ではある。

それからMardi Grasといえば、パレードだが、2006年度は、New Orleans Mardi Gras Parade の150周年にもあたっている。しかしパレードに参加する最大のKrewであるZuluの参加が微妙。Zulu がいないMardi Grasはありえないといわれる、このグループの主要メンバーは、被害が甚大だったNew Orleansの東部の住民。まだ戻ってきていないひともたくさんいる。

更にZuluのメンバーは、アフリカ系アメリカ人が主体。市当局としても、Katrina後に刻印されてしまった「人種差別の市」というイメージを払拭するためにも是非参加してもらいたいところ。したがってZuluが出席か欠席か(12月4日に決定)に、Mardi Gras の命運もかかってくる。

以下はここ数日のKatrina関連記事。

Mississippiの窮状(ワシントンポスト)、保険と病院のないNew Orleansの惨状(ワシントンポスト)、そうした惨状が当たり前になって政府などの関心が薄れてきた現状(NY Times)、New Orleansの窮状が放置されているのはHousing ProjectによってGhettoを作り出してしまった失敗を取り消すためだとする見方(Townhall)、Katrinaによる自然破壊対策担当者が事実上何も出来ないことを告げたというリポート(ワシントンポスト)

いい記事がない。。。


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