感謝はまず、人に助けの手をさしのべる者の方がすべきことである。その助けの手が清らかで汚れていないならば。親切を受ける者の方も感謝はしなければならないが、それはただ、互いにそうすべきだという理由だけによる。
@Artssoy やはり漢字ですか。全部読解できたら楽しそうですね。
「男はつらいよ 第18作 寅次郎純情詩集」では、一度も人から愛されたことの無い、戦争成金と結婚したクリスチャンの未亡人が寅さんのマドンナ役で、不治の病いに侵されたこのマダムが寅さんと出会い、それから寅さんと会うことだけを楽しみに、残りの人生を精一杯生きてく。
満州生まれの山田洋次監督は、このエピソードでは珍しく、寅さんのおばちゃんに「戦争成金のあいつら、戦後は占領軍とつるんで随分と悪いことをしたんだ」と攻撃的に語らせている。首相を務めた立場から改宗を躊躇していた吉田茂が、自身の葬儀でバッハの「マタイ受難曲」を流させたことを思い出した。
「近代の超克」論で日本のファシズム路線を決定づけた京都大学の高坂正顕ラインが、戦後になると吉田茂を持ち上げて、占領軍への追随姿勢を強化することで自らの延命を試みた。それが現在の安倍政権につながる対米従属という奴隷根性を生んだ、現在の日本の諸悪の根源ではないか。
高坂正顕は1949年にカントの『永遠平和のために』を翻訳したが、これはせめてもの罪滅ぼしだったのか、それとも、自らの延命のための戦略的かつ政治的な立ち振る舞いだったのか。
吉田茂は「アメリカは必ず引き揚げる、その時が日米の知恵比べだ」と言っていたけれど、この言葉がどこまで誠実なものだったのか、私には判断しかねる。しかし、無条件降伏というポツタム宣言受諾後は、仕方の無いことだったのだろうか?
全ての人は生きて死ぬ。死という終わりがあるからこそ、その過程としての生が輝く。カルペ・ディエム(今日という日の花を摘め)の世界。メメント・モリやヴァニタス等、儚い世界観の背景には三十年戦争の惨禍があり、その背景にはルターの宗教改革と、反宗教改革としてのデカルトのコギトがあった。
『コリント人への第一の手紙』15章32節:キリストの復活がなければ死者の復活もなく、死者の復活もないのであれば人は死んでしまう前に欲に任せた生活をして悪事におぼれるだろう。
非合理の合理をつきつめると、結局は細かい話は抜きにして、性善説を前提にやろうということになると思う。逆に合理をつきつめると、結局は性悪説を前提に物事を進めることになり、書類主義などの官僚的な不効率が発生し、最終的に非合理に達すると思う。すると最終的には、バランスの問題になる。
弁証法とは、自由意志を超えた一人称による、ある種のエントロピーのことなのか?
寅さんの鯨尺で思い出した。呉服屋が新入りに「そこの曲(カネ)尺取ってくれ」と言うと、「これは金(カネ)じゃなくて竹の物差しですよ」と返す冗談があるが、魚問屋の私の父が新入りに「おーい、ネコ(引き車)持ってこい」と言うと、新入社員が猫を頑張って探して来るという珍事が何度かあった。
Wikipediaによると、猫車(ねこぐるま)や猫(ねこ)と呼ばれる手押し車は、猫のように狭いところに入ること、また猫のようにゴロゴロと音を立てること、裏返した姿が猫の丸まっている姿に似ている等の説があるそう。
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B…
猫の額というと狭い所の形容だけれど、これは狭い所に入って行ける猫の、それよりさらに狭い額、という共感覚的なアーキタイプの蓄積が共有された結果、スラング的な感覚で言語に現れたものだと思う。
高貴な理想主義者になるには、「私」が自分の魂を霊的に、高貴になるように働きかけねばならない。「私」が魂の生活を支配できなければならない。そして「私」が許さぬ限りは、魂の中にどんな欲望も、どんな享楽も場所を占めなくなる時、それまで意識魂に過ぎなかった魂の全てが「私」の表現となる。
困らなきゃだめです。人間というのは困ることだ。絶対絶命のときに出る力が本当の力なんだ。人間はやろうと思えば大抵のことは出来るんだから。
君の全生涯を心に思い浮べて気持をかき乱すな。どんな苦労が、どれほどの苦労が待っていることだろう、と心の中で推測するな。それよりも一つ一つ現在起ってくる事柄に際して自己に問うてみよ。「このことのなにが耐え難く忍び難いのか」と。(第8巻, 三六)
人を幸せにすることができれば、自分も幸せになれると思う。それに気づいて行動することが、私が今ここに生きることの意味なのかもしれない。
ユーロ急落、株は軒並み下落・為替は円高が進む : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) yomiuri.co.jp/economy/201506… @Yomiuri_Onlineさんから
「世界の金利は低過ぎる」って、BISは一体どうしろって言うのだろう?もう今まで通りの資本発展は不可能だという所から始めるべきでは?
世界の金利は低過ぎる、金融安定と成長へのリスク高まる=BIS | ビジネスニュース | Reuters jp.reuters.com/article/busine…
吉野裕子さんの「陰陽五行思想から見た日本の祭り」、興味深そうです。情報、ありがとうございます! @sunaga_322 吉野裕子全集をぜひ!(^^)似たようなこと書かれてたはず、、
冬至の笑祭りは即ち火祭りであって、一陽来復(陰が極まって陽が還って来ること。陰暦11月又は冬至の称)で萌(きざ)した微かな一陽即ち火気を大切に、その勢いを増幅させる呪術です。その淵源は,遠く遥かな岩戸隠れのおけるこの八百万の神々の哄笑に求められるのです。-日本の神々と易・五行-
火を生み出すものは「木生火」の理で木気です。そこでまず木畜の鶏を鳴かせて火気を招(よ)び,アメノウズメ命にはその火処を露わにして踊りを踊らせて更に火気の増幅を促し、それを見て(見ることも火気)、八百万の神々が一斉に哄笑するに及んで、火気を招ぶ呪術は完成します。「笑」は火気。