霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

横転事故 その二

2016-10-25 22:05:44 | 機械
帰宅後、横転事故を生産部長に報告するには少し躊躇いがあった。
ジイチャン事故死の衝撃が冷めやらぬ段階だったためだが、予想通り妻は激怒し「そんな危険なことを
するなら農業なんかやめて」とまで言った。

一夜明けて救援に来たクボタが二人がかりでスプレッダーを外してからトラクター救出用の大型バックホーを
手配してくれた。
狭い場所なので「重機で吊し上げて脱出するしかない」との判断だった。



重機が来るには午後まで待たなければならなかったが、着いてからは早かった。
ワイヤーで吊し上げ近くの畑に移してから横倒し状態を解消してくれた。



幸いトクラターの損傷も少なくオイル漏れも無かったので直ぐにでも仕事を再開できたがクボタのOさんから
「欲張らずに今日と明日は仕事を休んで下さい」と諭された。

実は、当日は市野々と中里の叔母、それに川口の叔母夫婦と山形の赤倉温泉に行く予定になっていた。
事故対応のため叔母達には先に出発して貰っていたが、アドバイスをこれ幸いに三時間遅れで後を追いかける
ことになった。



結局、今回の横転事故は「重機の派遣料」だけで事なきを得たが、同様の危険箇所は他にも有ることから
拡幅工事や急傾斜解消等を早急に実施することにした。
また、伐採等危険が伴う作業の場合は「ダブルに安全策」を講じ間違っても事故に遭うことがないよう慎重を
期したい。
コメント (6)
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横転事故 その一

2016-10-25 17:05:03 | 機械
(このブログは昨日掲載する予定だったものです)

昨日の仕事の終盤、堆肥を満載したスプレッダーをトラクターで牽引し狭い農道の坂道を
登ろうとしたら途中でスリップして進めなくなった。

諦めてバックしようとした時にスリップで削られた農道の端が崩れトラクターがスプレッダー
諸共横転し土手下に落ちてしまった。



高低差が3m弱だったのが不幸中の幸いでトラクターが腹を表に向けるまでに至らず怪我は
なかった。

一瞬の事で呆気にとられる状態だったが、一つ間違えば怪我どころか命さえ危うかったので
キャビンの外に出てから「ゾッ」として背筋が寒くなった。



そもそも重い荷物を牽引して狭い坂を登ること自体に無理があったのだ。
怪我せずに済んだのは亡くなったバアチンとジイチャンが護ってくれたに違いない。
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