ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

今後の大谷に求められるもの

2024-04-19 12:15:11 | スポーツ

水原一平氏の問題も一区切りついて、大谷選手も野球に集中できる環境が整ってきました。新天地でのスタートは上々と言っていいでしょう。しかし、現在の大谷選手の活躍に満足しているドジャースファンは少ないでしょう。

 

個人的には打率2割8分、40本塁打以上を期待しています。後は最近しきりに言われているチャンスに打てるかです。

名門ドジャースは黙ってても100勝するチーム。得点圏打率は、大差の時と僅差の時では全く意味合いが違いますが、ある程度の目安にはなります。この数字はいずれ上げてくるでしょう。得点圏打率よりも大事な指標は殊勲打です。先制打、同点打、勝ち越し打、逆転打。これらをいかに積み上げられるかです。要は「ここぞ」という時に打てるかです。

個人競技であれば、分かりやすく数字を残せば良いのですが、野球は団体競技という大前提があるので、主力打者はチームを勝利に導かなければなりません。

 

僕が知っている限り、そうした意味でのカリスマ打者は長い歴史の中でも二人しかいません。古くは長嶋茂雄さん。僕らの世代では清原和博さん。

長嶋さんは巨人のV9、清原さんは西武黄金期の四番打者です。この二人にワールドシリーズMVPの松井秀喜さんを加えて、大谷選手とはっきりとした違いがあります。長嶋さんは優勝を宿命づけられた時代の巨人、清原さんはPL・西武・巨人と常に優勝を意識せざるを得ない環境、松井さんも星稜・巨人・ヤンキースと勝つ野球を叩き込まれました。

それに対して大谷君は花巻東、日本ハム、エンゼルスと比較的、伸び伸びとプレーできる環境でした。今回初めて、ファンやチームメイトの厳しい視線を浴びる経験をしました。

 

幸い打撃の状態は良いので、これから勝負所で打ちまくる大谷選手に変貌することを期待しています。これまでの彼の言動やグラウンドでの姿勢を見れば、彼がいかにチームの勝利のために尽くしてきたかは明白です。だからこそ、「チャンスに強い大谷」というもう一つの勲章を手に入れてもらいたいですね。

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激闘の余韻

2024-02-28 12:34:42 | スポーツ

シューズのさえずる音がまだ記憶に新しい

卓球の世界選手権女子団体決勝は、まれに見る激闘となった

決勝まで勝ち上がってきた日本に立ちはだかるのは、やはり中国だ

第1試合に起用されたのは張本美和だった

しかし、大物感漂う15才も、世界最強の前になす術なく敗れた

 

第2試合は日本のエースとなった早田ひな

伊藤美誠、平野美宇と共に2000年生まれ

黄金世代の1人である

第3試合に出場する平野にも言えることだが、どこぞのアイドルグループにいても、何ら不思議のない顔をしている

ただでさえ日本人は外国人からすれば、若く幼く映る

早田も平野も23才だが、相手からは少女そのものに見えたはずだ

しかし、いざコートに立てば、あどけなさに不似合いな勇敢で圧倒的な強さがあった

力勝負のラリーでも早田の細腕がしなり、試合を制した

 

そして平野美宇である

伊藤が勝負強く、早田が大器なら、平野は天才だ

しかし、同時にガラス細工であることも否めない

この日は良い方の平野、いや、本来の平野だった

彼女の動きに相手が全くついていけない

平野の才能が台上で爆発した

 

ベンチで身振り手振りを交え、アドバイスを送る伊藤の存在も大きかった

中国を知り尽くす彼女の言葉に、コートの3人も真剣に耳を傾けた

未来の指導者までが育った

流れは日本に来ている

 

2対2で迎えた第5試合

張本が1セットを先取する

悲願の世界一まであと2セット

しかし、その道のりは険しく、届かなかった

それなのにどういう訳だろう

この悔しさの中の晴れ晴れとした心地は

 

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大谷、ドジャースへ 今年印象に残ったプレイヤーたち

2023-12-11 11:46:32 | スポーツ

エンゼルスからフリーエージェントになった大谷翔平選手が9日、ドジャースに移籍しました。10年総額7億ドル(約1015億円)という超大型契約です。

 

赤から青へ。やはり本命のドジャースへの移籍になりました。天文学的な数字で訳が分からないのですが、優勝争いを宿命づけられた名門・ドジャースということもあり、これまでとは比べ物にならないぐらい風当たりは強くなります。

来シーズンは打撃だけになりますが、2割8分、40本塁打以上を期待しています。あとはチームを優勝へ導くことです。それには殊勲打(先制打・同点打・逆転打)を1本でも多く打たなければなりません。要はここぞという時に打つことです。

大谷翔平のサヨナラホームランが見たい。ワールドシリーズでプレーする姿が見たい。

 

次に今年、個人的に印象に残ったプレイヤーを挙げていきます。

大谷翔平、吉田正尚、山本由伸、近本光司(以上野球)、リーチマイケル(ラグビー)、久保建英(サッカー)、田中希美、川内優輝、北口榛花(以上陸上)、井上尚弥(ボクシング)、池江璃花子(水泳)、早田ひな(卓球)、和田由紀子(バレーボール)藤井聡太(将棋)

瞬間的に思い付いたプレイヤーを挙げているので、また付け足すこともあるかもしれません。それでは。

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大谷、メジャー初完封・2打席連続本塁打

2023-07-28 12:25:54 | スポーツ

大谷選手、凄いとしか言いようがありません。ダブルヘッダー第1試合でメジャー初完封。第2試合で2打席連続の37号、38号本塁打。まさに超人的な活躍です。 

 

何故、こうした活躍が出来たか。それは心技体の心の部分にあります。技は6月に打撃でひとつ上の段階に達した印象があります。ところが最近の大谷選手はヘルメットを叩きつけたり、ベンチから球審の判定に抗議したりと彼らしくない態度がありました。これは迫るトレード期限に相当ナーバスになっていたのだと思います。

そして試合前にほぼ結論が出ました。エンゼルスのGMが大谷を放出しないことを明言したのです。本人は安心したと思います。それが早速、結果として出ました。

 

投手としてはピークを過ぎつつあると思っていましたが、9回1安打完封で9勝目ですか。怪我さえなければ10勝は確実で、あとは15勝に近づけてもらいたいです。規定投球回数に達することも大切です。これに達しないと防御率をはじめ、投手成績の意味が半減してしまいます。

 

打者としての期待は高まります。7月が終わって37、8本に達してくれればとブログに記した覚えがあるのですが、届きましたね。まずは自己最高、50本は超えて欲しい。現在、58本ペースらしいですが、例年、二刀流の疲れでペースが落ちますから高望みはしないでおきます。この試合でも38号を打ったあと脇腹を痛めてベンチに下がりましたから。疲れと怪我が最大の敵です。

 

しかし、そうした個人記録よりも大谷選手がこだわっているのはチームの勝利です。「身を粉にして」なんて久し振りに聞いた言葉です。WBCを見るまでもなく、ホームランを打った後にセーフティーバントを試みる選手です。「エンゼルスのため、ファンのため」。そうした思いが体で表現されているからこそ、彼には心を動かされるものがあるのです。

 

「9月にヒリヒリした戦いがしたい」。大谷君はもちろん、エンゼルスにも奮起してもらって、彼に秋までヒリヒリした戦いをしてもらいたいものです。

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