ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

近況

2020-07-30 14:17:30 | Weblog
いま仕事場にいるので、休み休み書きます。と言っても30代半ばから続けてきた店ではありません。去年から新たな仕事を始めました。やはり自分には自営業しかないです。自宅から近いのも前と同じです。ただ家賃は安い所を選びました。タバコという武器がないですからね。少し軌道に乗り始めたところでのコロナウィルスは大きな痛手でした。

こないだ将棋世界という雑誌の四段取得コースで規定の点数に達し、回答ハガキなど必要なものを投函しました。問題はかなり難しかったです。さすがに伝統のある雑誌ですし、四段から六段は同じ問題ですから。それでも予定通り半年程で四段になれてよかったです。問題は免状です。藤井棋聖が竜王になれば、少し待とうかとも思っていましたけど、あっさり負けてしまいました。免状には名人と竜王の署名が入るので。それはともかく値段が高い。税別で初段3万に始まり四段は7万。六段に至ってはたしか25万。まあ価値のあるものなので仕方ないんですけどね。今年中には買おうと思います。

最近、いつになく自分の年齢を意識するんですよ。来年50の大台に乗ることと無縁ではないと思います。色々と衰えも感じますし。以前、久米宏さんが「40になるのが怖くて、それが迫って来ると眠れなかった」と話していたのが、いまとなれば分かる気がします。三浦春馬さんの自殺には驚きましたが、彼も30才でした。勿論、原因は他人には知りえない深い事情があったのでしょうが、それを実行するタイミングには年齢やコロナも影響する可能性はあると思います。
三島由紀夫は45才、太宰治は40才直前で死を選びました。彼らは自意識が強かったので老いに対する恐れも遠因だったかもしれません。
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ただ、この世にあるだけ

2020-07-24 12:52:41 | Weblog

季節外れのマスクなどして
歩行者天国をさまよいながら薄々感づいた
天国とか地獄というのは
あの世ではなく、この世に在るのでないかと
僕は地獄しか知らないけれど
どこかに天国もあるのかもしれない

あの世は、この世の脳みそたちの想像ではないのか?
喜びも苦しみも戦争も平和も愛も憎しみも何もない
無の時が永遠に流れるだけではないのか?

今日も50人か60人が自死により地獄から逃れる
僕はその選択を肯定も否定もしない
いや、この世の地獄を知ればこそ
否定も肯定もできないのだ

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藤井聡太、最年少で初タイトル

2020-07-17 16:26:01 | Weblog
昨日、棋聖戦五番勝負の第四局で藤井聡太七段が渡辺明棋聖を110手で下し、3勝1敗として、最年少の17才11カ月で初タイトルを獲得しました。

藤井七段、ついにやりましたね。藤井新棋聖の誕生です。第一人者の渡辺さんを下してのタイトル奪取ですから、より重みがあります。

少し第四局を振り返ると、戦型は矢倉か角換わりと予想しましたが、渡辺さんのプライドが許さなかったのでしょう。第一局、第二局で落とした得意戦法の矢倉の力勝負を選択しました。
ポイントは2六に桂を放ち、金取りとした局面です。藤井七段は、その金を逃げることなく、9四桂打ちと攻め合いに活路を求めました。しかし、渡辺棋聖は敢えて金を取らず、相手の桂をいじめにいきました。深い読みを入れての判断でしょうが、少し渡辺さんらしくなかったかなと思います。
あとは、藤井七段が放った8三銀ですね。飛車取りなのですが、自らの飛車も取られる状態でした。しかし、渡辺棋聖は5九飛と飛車を逃げました。隣の6九には玉がいて、右サイドに壁が出来てしまいました。これで見た目的には藤井優勢になった気がします。相手の飛車が5九に逃げることを読み切った銀打ち。藤井七段、見事でした。

いよいよ新棋聖となった藤井君。まずは現在、木村王位に挑戦している王位戦ですね。2勝0敗とリードしていますが、木村さんは去年もその劣勢を豊島竜王名人相手に跳ね返した実績がありますから、まだまだ分かりません。現時点で渡辺、豊島、藤井の三強だと思いますが、王位戦の結果次第では、すぐ後方にいる永瀬二冠に抜かれてしまいます。スポーツ紙の見出しには「藤井時代」と大きく踊っていますが、まだ群雄割拠と言えるでしょう。

最近、藤井君の顔色があまりよくないような気がして多少、心配です。ハードスケジュールなので当然かもしれませんが、元来、備わっていた内面の美しさに加え、儚さとか哀愁が漂っているような気がします。才能を持ちすぎた者の宿命かもしれませんね。是非、藤井君にはそれを乗り越えてほしいものです。

とにもかくにも、藤井新棋聖、おめでとうございます。
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マリコの子守唄

2020-07-08 11:27:31 | Weblog
午前3時前に流れるマリコの子守唄
僕は微睡みながら、明日の戦場を想像する
いくら人生は過酷だと叫んでも
同世代の若者たちはレジャーランドの青春を高らかに楽しむ

それでも30年も経てば、僕の出始めた白髪のように
ポツポツと同調する人もいるだろう
すでに命を落とした者も少なくはない

天国だか地獄だか知らないけれど
そうした場所が近づいてきたことは分かる
その時まで戦争は続くのだろう
勝ち目などなく、一方的に打たれ続ける戦争が
もうマリコの子守唄も流れない
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王位戦開幕。藤井の才能が溢れた

2020-07-04 14:52:04 | Weblog
藤井聡太七段が木村一基王位に挑戦する王位戦が開幕。第一局は藤井七段木村王位を95手で下しました。 
それにしても、ここに来て藤井君の才能が爆発しています。藤井先手で始まったこの対局は角換わりに。木村さんの誘導で藤井君が一方的に攻める展開になりました。木村さんも手を尽くした受けで反撃の機会をうかがいましたが、ことごとく藤井君が最善の攻めを続け、ついに終局まで木村さんが攻める場面はありませんでした。もはや、強いという一言では語れなくなりつつあります。
やはり、藤井君は実力、スター性共に、将棋界では100年に1人出るかどうかの大天才なのでしょう。だから敵は相手ではなく、AIの発達であったり、コロナであったり、彼が将棋への情熱を失ったりということになると思います。
そうした運命のいたずらがないことを願います。運命だけはさすがの藤井君も勝てませんから。
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