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【食】「肥満の元凶」は小麦 ~ベストセラー『小麦は食べるな!』~

2013-11-16 | 医療、健康

http://blog.goo.ne.jp/humon007/e/f6117c1aed4809e241592cdeecd8ffa9から

2013年11月04日 | 社会
 (1)米国産小麦が「肥満の原因」だ・・・・という声があがっている。
 米国では3人に1人が肥満だ。「食べ過ぎ、運動不足」だからだ、という指摘があるのだが、ウィリアム・デイビス・予防循環器医師(米国)は「小麦元凶説」を打ち出す。その著書『小麦腹』は、米国・カナダで130万部を超えるベストセラーとなった。
 邦訳版は、今年7月に刊行された『小麦は食べるな!』(日本文芸社、2013)。それによると、肥満の元凶は米国産の「全粒粉の小麦」だ。コメで言えば精米前の玄米だ。むしろヘルシー食材として知られる全粒粉によって何故肥満になるのか。

   

 (2)デイビス医師はまず、過去50年間に配合を繰り返した品種改良によって米国産小麦の成分構成が大きく変わった、と指摘する。
 現代の小麦に多く含まれ、極端に消化されやすい炭水化物「アミロペクチンA」が「食欲増進剤」の役割を果たす、と説く。
 <アミロペクチンAは事実上、どの食品(チョコレートバー、砂糖、アイスクリーム)より急激な血糖上昇を引き起こすため、インスリンの分泌量を増やす。インスリン値が上昇した後は、必ず血糖値の低下状態が起きる。つまり、お腹がすいてたまらなくなる>
 さらに、小麦の化合物が「脳内麻薬」のように働き、小麦食を抜くとイライラするなど禁断症状が出る・・・・とか。

 (3)2010年、米コロンビア大学は、小麦の蛋白質「グルテン」によるアレルギー症状で、激しい下痢などを伴う腸管障害「セリアック病」を調査した。患者には肥満が多く、食事から小麦を抜いたところ、1年以内に肥満が半減した。

 (4)デイビス医師は、小麦が神経障害、糖尿病、心臓疾患、関節炎などを引き起こし、ひいては自閉症、ニキビ、脱毛症などにも関係する、としている。小麦食との「離婚」を進める。

 (5)日本は、小麦の9割近くを輸入している。うち6割(330万トン)が米国産だ。パン、菓子、麺類などに加工されている。
 「全粒粉」を使った小麦食は米国ほど普及していない。
 ただ、小麦は政府主導で米国産が優先的に輸入されるため、米国産から逃れられない。

 (6)『小麦は食べるな!』の訳者(白澤卓二・順天堂大学大学院教授)によれば、
 「米国では10年ほど前から極端な肥満が爆発的に増えた。日本でも最近、そうした肥満を見かける。米国のような状況になる前段階かもしれない。決して対岸の火事ではない」

□記事「全米騒然! 「肥満の元凶」小麦が日本にも」(「サンデー毎日」2013年11月10日号)
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