幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

味噌の威力 腸内環境を正常に保つ食品は

2017-08-31 | 医療、健康

https://twitter.com/aoten49003/status/902516575101624320

【私のひとり言】腸内環境を正常に保つ食品は、発酵食品・自然塩・玄米・野菜・豆類・海藻・小魚など。日本で昔から食べられてきた食品で、良質な血液の元となる。放射性物質という最悪の物質からも腸を守ってくれるほどの威力。あれこれ食べる必要はないと思うが、せめて味噌汁ぐらいは毎日飲みたい。

https://twitter.com/Yamamoto0509/status/902321251791781888

日本人の食生活に欠かせない「味噌」を摂取すると、食塩含有量が多いにもかかわらず血圧上昇が抑えられ、脳卒中の予防効果をもたらす可能性のある事を、広島大学の研究グループがラットを用いた実験で突き止めた。 American Journal of Hypertension誌に掲載された。

閉経後の女性では大豆イソフラボンを多く摂取すると脳卒中や心筋梗塞が抑えられることが示されているが、味噌の効果については明らかにされていない。そこで研究グループは今回、味噌の摂取による脳卒中への影響を検討するため、ラットを用いた実験を行った。

研究者らはラットの結果を人に応用するには慎重さが必要としながらも「味付けを食塩から味噌を含む発酵食品に代えることで、脳卒中の発症率がわずかでも下げられるのではないか。癌を減らし生活習慣病を改善するには、昔ながらの『ご飯と味噌汁』の食生活を再評価することが有用かもしれない」とした。

味噌や醤油などの大豆製品では,イソフラボンのアグリコンであるダイゼインやゲニステインの割合が多く、イソフラボンの一つであるダイジンからは腸内フローラの代謝によってエクオールが生成される。

フラクトオリゴ糖がラットのエクオール産生を向上させる事が示唆されているが、人ではエクオール産生性を高める食品成分は見つかっていない。エクオール産生性の腸内細菌を非産生のヒトへ投与する事で腸内でのエクオール産生性の向上が期待されるが、腸内細菌の中でエクオール産生菌は非常に少ない。

人の糞便からエクオール産生性腸内細菌が見い出され、人への応用が論じられている。内山らは、エクオール産生菌として利用可能と考えられる乳酸菌(ラクトコッカス20-92株)を単離する事に初めて成功し、今後この菌の食品への応用が期待される。

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CEOになると脳にダメージを受ける:研究結果

2017-08-31 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170830-00010001-biz_lifeh-sci

私は仕事柄、100人ぐらいのCEOにインタビューしてきました。私の見たところ、ごく少数の例外を除けば、会社の規模が大きいほどCEOの人格がおかしくなります。特に大企業のCEOは、自己中心的で何か起こっているかわかっておらず、自信過剰で自分を天才だと思い込んでいます。

彼らはこういう性格上の欠点があったからこそCEOになれたのだと、私はいつも思ってきました。でも、それは間違っているようです。出世の階段をのぼりつめるか会社を成長させるかしてCEOになりたいと思ったら、人をうまく使うための共感力と自分の考えは横に置いて上司の意見を優先するような、謙虚さが必要だからです。

でも、どうやらCEOの性格はCEOになってから破たんするようです。なぜなら、オンタリオ州のマックマスター大学で行われた研究によれば、社内権力や政治力を行使すると脳に重大なダメージを与えるからです。

神経科学者のSukhvinder Obhi氏は、『Atlantic』誌の最近の記事で以下のように述べています。

権力者とそれほど権力を持たない人の頭を経頭蓋磁気刺激装置で調べてみると、共感力を発揮するとき不可欠な「ミラーリング」という神経プロセスが、権力を行使すると損なわれることがわかりました。

人間の脳は外的な出来事が原因で構造が変化する一方で、神経可塑性という性質があるために、常に「脳の配線をし直して」います。たとえば、業界用語ばかり使っていると、本当にそれしか使えない人間になります。

人間のDNAは少人数のグループの中で協力するように最適化されているので、大人数のグループに権力を行使すると、脳の機能に悪影響が出ても当然です。

Obhi氏の研究結果は、カリフォルニア大学バークレー校心理学教授のDacher Keltner氏が20年間にわたり行ってきた、実験やフィールドワークとも一致します。Dacher Keltner教授によると「権力者は、衝動性が強くなり、リスクに疎く、冷酷で、他人の立場でものを見れなくなりますが、これは、外傷性脳損傷があるときとそっくりの言動です」とのこと。

お察しの通り、権力者がゴマすりとおべっか使いばかり周囲に置くと、脳が受けるダメージが増して、結果的にとっぴな言動も増えます。

『Brain: A Journal of Neurology』誌に発表された画期的な論文によれば、最も顕著なケースでは、脳のダメージは「ヒュブリス症候群」と呼ばれる状態を発生させることがあります。以下にあげる行動のどれか、あるいはすべてが当てはまると、ヒュブリス症候群です。

・世界は自分が権力を行使して優越感に浸るためにあると思っている
・自分のイメージアップを第一に行動する傾向がある
・イメージや体裁を過剰に気にする
・スピーチに救世主的な情熱と高揚感が現れる
・国家や組織と自我を一体化する
・度を越えた自信を示す
・露骨に他人を見下す
・現実との接点を失う
・情緒不安定になり、無謀で衝動的な行動に出る
・政策決定の肝心なところに無関心で、無能さを露呈する

具体的な名前は差し控えますが、最近ビジネスニュースを見ていると明らかに脳にダメージを受けた行動をとっているCEOが散見されます。でも、多くの大企業のCEOたちが多かれ少なかれ正常な行動をしているのは、実に驚くべきことです。

脳にダメージを受けてヒュブリス症候群になり、失態を犯すようなことにはなりたくないと思う権力者は、積極的に対策を講じる必要があります。専門家は次のことを推奨しています。

1.こちらの行動傾向を良くわかっていて、うぬぼれを諭してくれる人たちを周囲に置く。
2.周囲に正直な発言を奨励して、率直な意見を言ってくれた人に報いる。
3.権力や特権の乱用を避けて、正常な対人関係からこれ以上隔絶されないようにする。

今まで私がインタビューしたCEOで言動がまっとうだった人たちは、地に足がついているように見えました。ですから大企業の経営や設立を成功の証だと思っている人は、本来の自分を見失わないようにして、脳がダメージを受けないように気を付けてください。

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au、ドコモユーザーにソフトバンクから本人確認書類必須の荷物が届く? 新手の詐欺かと思いきや

2017-08-31 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000075-it_nlab-sci

送り主は「ソフトバンク」や同じソフトバンクグループの「Y!mobile(ワイモバイル)」からとなっており、特にauやドコモユーザーの中には、新手の契約詐欺なのではないかと警戒して送り返してしまう人も出てしまったようです。

 ところが実際に受け取った人によると、これは「Y!mobile」や旧「イーモバイル」のWiFiモバイルルーターに契約していた人へ宛てた、ルーターの無償交換プログラムだったとのこと。旧機種で使われていた1.7GHz帯 3Gサービスが2018年1月末で終了する都合上、4G回線に対応したモデルに無償アップグレードが8月16日から行われていたのでした。 届いた荷物の中には、不要の場合(解約を検討中の場合)はそのまま着払いで送り返すためのキットも封入されており、届けられた側へのデメリットはなさそうです。

 利用者からしてみると、ルーターはパソコン購入時に「ついでに」契約している場合や、契約料が月々「1円」「0円」である場合も。引き落としに気づきにくいため、中にはいつの間にか契約していたことを忘れてしまっている人もいたようです。

 ねとらぼ編集部がソフトバンク広報に取材したところ、同社では過去に2度(5月と7月)、事前通知を郵送にて行っていたとのこと。また今後はY!mobile公式サイトの「お知らせ」欄に、過去の告知情報を見つけやすい形で再掲載する予定とのこと。なお、来年のサービス終了時期まで端末交換をせず、手元に3G回線端末を持ったままのユーザーは、旧端末のサービス終了と共に自動解約になるとのこと。

 不審な郵便物に注意を払うことはもちろん重要ですが 誤解が元のトラブルに見舞われないためにも、 契約しているサービスの通知をこまめに確認していくことも大切そうです。

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ソフトバンクの募金サービスが「クリック詐欺?」と炎上 身に覚えのない請求はなぜ生まれたのか取材

2017-08-31 | 徒然なるままに

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1609/30/news101.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20170828-075&utm_term=it_nlab-sci&utm_content=rel2-03

ソフトバンクユーザーが「(ソフトバンクから)覚えのない募金の請求が来た」とTwitterで明かし、波紋を呼んでいます。

 「携帯電話の利用料が高すぎること」に気づき、明細を確認したユーザー(Aさん)は「かざして募金」というサービスを利用して日本ユニセフへ1万円の募金をしていたことを知ります。しかしAさんにそのような募金をした覚えはなく、ソフトバンクに連絡。一度は「利用されたのだから」という理由で返金を拒否されますが、その後サポートに連絡し、最終的に翌月の料金から寄付分の料金が差し引かれることとなりました。

 その後Aさんは過去のメール履歴を調べ、恐らくソフトバンクから届いていた「かざして募金」の宣伝メール経由で募金してしまったのではと推測。Aさんが確かめたところ、本人認証などの必要がなく、メールから数タップするだけで募金ができてしまったとして、恐らく誤タップが原因だったのではとしています。

 編集部でも「かざして募金」の「日本ユニセフ」のページを開いて検証してみたところ、トップ画面から「ケータイ料金と一緒に募金する(SoftBank)」→「金額を選択(100円~1万円)」→「はい」と最短3回タップするだけで募金が完了することを確認しました。なお、金額選択画面ではデフォルトで「毎月継続寄付」にチェックが入っており、手動でチェックを外さないと自動で毎月継続寄付になってしまう仕組み。またパスワード入力などの本人認証も求められませんでした。

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「荷物を受け取るだけのアルバイト」という詐欺が発生中! そのカラクリを知ると恐怖しかない

2017-08-31 | 徒然なるままに

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/29/news157.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20170828-075&utm_term=it_nlab-sci&utm_content=rel4-03

 「依頼者の代わりに荷物を受け取るアルバイト」の相談件数が再び増えていると東京都消費生活総合センターが注意を呼びかけています。

荷受け代行アルバイトに注意!(東京都消費生活総合センターより)

 

 SNSなどの投稿で見つけたアルバイト情報がきっかけとなるトラブルです。仕事内容は、自宅に届いた荷物を受け取って、そのまま指定の住所に転送するか、荷物を受け取りに来た人に渡すだけで1回数千円ほどの報酬がもらえるというものです。

 言及されているのは、仕事を始める際に身分証明書の提示を求められるケース。自宅に届いた荷物を転送すれば報酬がもらえますが、実際に自宅に届いているのは、身分証明書が悪用され、自分名義で契約されたスマートフォンや通販で購入された健康食品などで、数カ月後に自分宛に請求書が届き、だまされていたことに気が付くというものです。その際にはアルバイト先には連絡が取れなくなっています。

自分名義で購入したスマホなどを数千円で相手に渡している状態(国民生活センターより)

 

 2016年7月に国民生活センターが注意を呼びかけ、同年10月に事業者が逮捕されたことで、一時は相談が減っていましたが、東京都消費生活総合センターによると2017年5月から再び複数件の相談が寄せられているとのことです。

 

 昨年の注意情報では、FacebookやInstagramなどのSNSがきっかけといわれていましたが、今回の注意喚起情報では地域コミュニティアプリにも気をつけるようにといわれています。

 地域コミュニティアプリとは、地域情報の掲示板機能があり、直接会って不要品の売買をしたり、趣味の仲間を集めて地域で活動したり、得意なスキルを生かしたサービス提供で収入を得たりすることができるアプリのことです。代表的なサービスとしては「メルカリ アッテ」などがあげられます。

 実際に同サービス内に荷物受け取り代行アルバイトの投稿を見つけることができました。こうした投稿が詐欺なのかは投稿だけでは判断できないのですが、国民生活センターは「荷物代行」「荷物転送」アルバイトは絶対にしないように呼びかけています。身分証明書を要求されることがあれば、さらに警戒したほうが良さそうです。

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ソフトバンク、批判のあった「アメリカ放題」キャンペーン再開を発表 過去分にも適用

2017-08-31 | 徒然なるままに

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1607/17/news030.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20170828-075&utm_term=it_nlab-sci&utm_content=rel3-03

 「知らない間に終了していた」「高額請求が来た」などの批判があった「アメリカ放題 サービス開始記念キャンペーン」について、ソフトバンクは7月15日、キャンペーンの再開を発表しました
 「アメリカ放題」は2014年9月に開始されたサービスで、アメリカでの通話やSMS、データ通信が無料で利用できるオプションサービスです。本来は申し込みや月額料金980円が必要ですが、サービス開始記念として申し込み不要・月額利用料無料で利用できる「アメリカ放題 サービス開始記念キャンペーン」を行っていました。申し込み不要でアメリカに行っても通常通りの料金で利用できるため、人気のキャンペーンでした。
 サービスの認知度が高まったことを理由にこのキャンペーンは2016年6月30日に終了。それに伴い、7月1日からアメリカ放題を使う場合は申し込みが必要になり、月額980円の利用料金がかかるようになっていました。申し込みをせずにアメリカでデータ通信などを利用すると「海外パケットし放題」が適用され、別途料金が発生します。

 このため、キャンペーン終了を知らずにこれまでどおりアメリカで利用してしまったユーザーが「高額な請求が来た」とネットに投稿し、大きな話題となっていまた

 ソフトバンクカスタマーサービスTwitterアカウントによれば、Webサイトでの告知や、アメリカ滞在者に向けて6月下旬から月末にかけて2度SMSにてキャンペーン終了のお知らせを送っていたとのことですが、国内のユーザーにはSMSでの通知がされていないなど、告知が不十分だったことに批判の声が寄せられていました。

 ソフトバンクはユーザーに謝罪するとともに、「十分な告知期間を設けられなかったことなどでお客さまを混乱させてしまった」とし、サービスを再開することを発表しています。さらに、7月1日から再開までの期間について、これまでは高額料金も請求する方針だったものの、今回の発表では対象ユーザーにはさかのぼってキャンペーンを適用するとしています。

 なおキャンペーンの終了時期は未定で、終了する場合は十分な告知期間を設けて改めてお知らせするとしています。

 

 

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世界的ジャズ・トランペット奏者、日野皓正が男子中学生を・・・動画

2017-08-31 | Music

やめないで叩き続けたということだからドラマーも悪かったようで、よほど腹に据えかねたのか。暴力はよくなかったけれど。

文より、動画を観たほうがいいかも。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170830-00529717-shincho-soci

【動画】日野皓正氏の暴行の様子

「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」は世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂)で毎年8月に開催され、今年で13年目を迎える。

 8月19日に開かれた『日野皓正 Quintet Live』も話題となったが、やはり本命は翌20日に開かれた『Dream Jazz Band 13th Annual Concert』だ。公募で集まった世田谷区立中学の生徒たちが日野皓正氏など一流のミュージシャンから指導を受けた成果を発表するのだから、人気を集めないはずがない。

 今年も数百人の観客がシアターを訪れ、ビッグバンドの奏でるジャズに聞き惚れた。演奏者の中学生にも最高の夏休みが保証されていたはずのイベントは突然、暗転する。公開中の動画を見て頂きたいが、本番も本番、観客の前でドラマーが演奏している真っ最中にもかかわらず、ただならぬ雰囲気を漂わせながら、日野氏がステージ上を歩いていく。

 日野氏はドラマーの背後に回り込むと、スティックを取り上げる。ジャズのエンターテインメント性は高い。何より演奏を楽しんでいた観客が、これから暴行事件が起きるとは予想できるはずもない。何か面白いハプニングが起きていると誤解し、笑い声が上がるのが極めてリアルだ。

 スティックを日野氏は放り投げるが、ドラマーが手で叩き続け、観客の誤解も解けない。再び笑い声が起きるが、日野氏がドラマーの髪の毛を鷲摑みにしたあたりから、シアター中を困惑が急速に広がっていく。

 ドラマーの顔のあたりで、日野氏の手が2回ほど動く。ビンタをしているとしか思えない。更にドラマーに向かって「なんだ、その顔は!」と罵倒するに至って、演奏中であるにもかかわらず、世界的ジャズミュージシャンが観客の目の前で中学生に暴力をふるうという異常な状況を記録した動画だと分かるのだ。

世田谷区役所は「行過ぎた指導であったと…」

 我々は世田谷区役所に取材を申し込み、教育委員会から回答を得た。まず、日野氏の暴行については、

〈ソロパートでなかなか演奏を止めなかった子どもに対して、コンサートの進行に支障が出ると日野氏が判断し、演奏を中断させるということがありました。その際にとった行為につきましては、教育委員会としましても、行過ぎた指導であったと捉えております〉

と、事実関係を、ほぼ認めた。今後については、

〈日野氏の事務所とは、今後も事業を実施するために話し合う機会をもつ予定です〉

と、暴行問題の解決を目指し、それが実現した場合は、来年以降もコンサートを続けたいとの意向を示している。回答は最後に、

〈教育委員会としましては、今回の件について、重く受け止め、「新・才能の芽を育てる体験学習」の趣旨に沿った事業運営をとなるよう運営に努めてまいります〉

 との一文で締めくくられている。

 日野氏の所属事務所にはFAXを送り、担当者の携帯などにも電話をしているが、8月30日午後4時に至るまで回答はなかった。

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9月1日前後の72時間が子ども自殺のピーク SOSの「受け取り方」に変化を

2017-08-31 | 徒然なるままに

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20170830-00074378/

 昨年12月、大津市がいじめに関するアンケート調査結果を発表し、初めていじめにおける「月別の発生件数」が明らかになった。調査によれば、いじめを受けた者のうち、約3割が「とくにいじめを強く受けた時期」として「9月」を挙げた。一方、9月といえば「9月1日」を頂点として子どもの自殺が最も多い時期である。子どもの命を考えるうえでは、9月はそのリスクが1年を通じてもっとも高い時期と言える。いじめや「死にたい」と思う子どもに対し何ができるのか。児童精神科医や不登校経験者への取材を通じて「SOS(気持ち)の受け取り方」の重要性を考える。

いじめは9月がピーク

 大津市のいじめに関するアンケート調査の回答者は市内の小学生4年生~中学3年生の4836人。質問項目はいじめの有無や発生時期など。

 「いじめを受けた」と答えた者は4836人中573人(11.5%)。いじめを受けた者のうち、「とくにいじめを強く受けた時期」として「9月」を挙げた者は182人(31.8%)で、1年間のうちでもっとも多かった(複数回答可)。

いじめを受けた時期に関する小中学生の回答結果いじめを受けた時期に関する小中学生の回答結果

 国の調査ではいじめの時期にまでは言及しておらず、月別の発生件数が判明したのは初めてのこと。

 9月のいじめ増加について、心理カウンセラー・内田良子さんは「夏休み明けは学校が始まってどの子にとってもストレスがたまる時期。さらに学校行事の影響で部活動がなくなるなどストレスの発散場もなく、いじめが起きやすい」と指摘する。

夏休み明け前後に集中

 一方、前述したとおり、全国的に2学期初日が重なる「9月1日」は子どもの自殺がもっとも多い日である。

 2015年に内閣府が発表した「自殺対策白書」によれば、過去40年間の18歳以下の累計日別自殺者数は、9月1日(131人/年間1位)、9月2日(94人/年間4位)、8月31日(92人/年間5位)と夏休み明け前後に集中している。

18歳以下の日別累計自殺者数18歳以下の日別累計自殺者数

 また、40歳未満の者が自殺に追い込まれやすい時間帯は午前0時台にピークになることもわかっている。つまり、本日(8月30日)の深夜0時から72時間が年間を通して子ども自殺のピークだと言える。

 児童精神科医の高岡健さんは、周囲に悟られずにいじめを受けている子や自殺リスクが高まっている子どもの前兆(SOS)として、夏休み明け前から「宿題が手につかない」「体調不良を訴える」「学校へ行きたがらない」などの言動が見られるという。高岡さんは「一見ささいな言動にも見えるが本人の気持ちを軽視してはならない」と警鐘を鳴らす。

気持ちが軽視されるという二重苦

 学校で苦しむ子どもに取材をするなかでは「本人の気持ちを軽視してはならない」というメッセージが早急に広がる必要性は感じる。

 昨年、ある女子中学生は同級生からのいじめに耐え切れず、教師に相談したものの「ウソをつくな」と言われ、ショックを受けて不登校になった。

 また、ある男子中学生は、教師からのいじめや校則に不満を感じて不登校をした。しかし親や学校から「なぜ学校へ行けないのか」と責められる日が続き「学校に問題があるのに、学校を休んだ僕が問題にされるのはなぜなんだ」と悔しい気持ちを語った。

 学校で傷つけられたうえで、さらに本人の気持ちが軽視され、傷を深めるという二重苦が現実では起きている。

聞くことが解決の一歩に

 苦しさを抱える子どもに対して周囲には何ができるのか。年間20万件の子どもの電話相談を受ける「NPO法人チャイルドライン」では「聴くこと(傾聴)」によって本人の気持ちに寄り添う支援をしている。

 チャイルドラインでは、子どもが話すことに対して、話をさえぎらず、最後まで聞く。なぜ「聴く」ことに徹底するのかと言えば主に3つの理由がある。

1.はじめに話す内容と本人の本音がちがうこともあり、まずはしっかり話を聴くことが大切。

2話すことで気持ちが整理されるため。

3. 「わかってほしい」という気持ちを受けとめるため。

話をするなかで気持ちが整理され、その気持ちが受けとめられることで「大人の理解者もいる」と思うことができる。こうした過程が「解決のための一歩になる」とチャイルドライン向井事務局長は言う。

 第三者は冷静であるぶん解決を急ぐが、困っている本人にとっては、まず気持ちが受けとめられることが必要だ。こうした「聴く(傾聴)支援」はチャイルドラインだけでなく、多くの子ども支援の場でも行なわれている。

自分を救いたいと思えるには

 現在25歳の女性は、離婚や家庭崩壊といった複雑な家庭環境のうえに友人関係のトラブルが重なり、中学2年生で不登校になった。

 抱える問題や苦しさについて彼女は、両親、親戚、担任教師、養護教員、スクールカウンセラーなどに相談したが「誰も気持ちを理解してくれる人はいなかった」と言う。

 彼女は祖母のすすめで不登校の子が集まるフリースクールへ入会。フリースクールで「やっと私の側に立って理解してくれる大人と出会えた」と話す。これまで出会ってきた大人は、彼女の話を途中でさえぎり、矢継ぎ早にアドバイスをしてくるため「聞いていて苦しかった」と言う。

 人は共感されて初めて気持ちが救われる。自分の気持ちが救われてこそ「自分を救いたいと思える」と彼女は言う。自分を救う第一歩への支援、その視点が彼女のまわりにはなかったのだろう。

 現在、彼女はフリースクールを退会後、児童厚生施設で働いている。周囲の気持ち(SOS)の受け取り方によって本人の状況が大きく変わったケースであった。

SOSの受け取り方を

 夏休み明けの時期に私たちが考えなければいけないのは、子どもの自殺だけではないだろう。自殺は子どもたちを取り巻く状況の一端を示しているにすぎない。いじめへの不安などがあり学校に苦しさを感じる子は、その何倍もいる。私が編集長を務めている『不登校新聞』も子ども関連の支援団体と連名で新たなメッセージを配信した。

 周囲の子どもからSOSを感じた場合、まずはその思いを軽視しないでもらえればと思う。子どもからすれば「この人ならばわかってくれるかもしれない」とワラにもすがる気持ちでSOSを発したのかもしれない。であれば、その思いを途中でさえぎらず、最後まで聞いてほしい。子どもが欲しているのは即時解決とはかぎらない。つらさに共感してくれるだけでも気持ちが和らぐことがある。そうした「SOSの受け取り方」があるということを頭の隅に置いてもらえると幸いである。

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「子どもの自殺が特別多い9月1日」~子どもが学校に行きたくないと言ったら~

2017-08-31 | 徒然なるままに

https://news.yahoo.co.jp/byline/hiraiwakuniyasu/20170829-00075016/

今年も「9月1日」がやってきます。

昨年ここに書かせていただきましたが、

9月1日は子どもの自殺が突出して多い日であります。

夏休み明けに子どもたちの心と体が不安定になり、不登校になったり、最悪のケースとして命を絶ってしまう子が増えるわけです。

この「9月1日問題」は社会的な認知がだいぶ進みました。

◯学校と社会の対応は?

まず学校現場では、文部科学省の旗振りのもと、「児童生徒の自殺予防に関する普及啓発協議会」が各地で開催され、「長期休業明けに注意!!」との情報が各地で共有されています。

学校ではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置が進み、特にこの夏休み明けは丁寧に対応することがうたわれています。

さらに、社会での動きも進んでいます。

大きなきっかけになったのは2015年の鎌倉市の図書館の下記のツイートでしょう。これにより、「9月1日問題」が知られると共に大きな共感を呼びました。

もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。

2015年8月26日 09:11

このようなツイートもきっかけに、社会において「子どもたちの居場所を増やそう!」ということが認知され、少しずつセーフティネットが広がっていると言えます。

学校・社会と対応が進むのは喜ばしいことですし、私たちアフタースクールも対応をますますしっかり行いたいと思います。しかしながらそれだけ良いのでしょうか?

◯肝心要の「家庭」の対応は?

学校と社会、それよりも子育ての最も基本となる場所は「家庭」です。家庭でこの問題が起きた時の対応に注目が集まり始め、悩みも多く聞かれています。もしあなたの子どもが『学校に行きたくない。。』と言ったら、どうするでしょうか?

あるお母様のお話です。そのご家庭は小学5年生の長男が不登校になったそうです。

「5年生でクラス替えがあって、子どもの人間関係がうまくいかなくなり始めました。3・4年生の担任の先生はうまく子どもを扱ってくれましたが、新しい担任は上手に仕切れていないようです。

1学期の6月くらいから『頭が痛い』『お腹が痛い』と言い始め、休んだり、保健室に登校したりが増え始めました。

はじめは自分も『学校に行かなきゃ』と子どもに言ってましたが、自分も仕事をしているし、どうして良いか分からなくなりました。

7月にはほとんど学校に行けなくなり『2学期になったらまた行くから』と言うのでそのままにしておきました。

夏休みに入り、リラックスした様子になりました。旅行にもいったり、弟と遊んだりで表情も明るくなりました。

そんな中、8月21日、月曜日を迎えるあたりから表情が落ち着かなくなりました。うちの子どもの学校は8月25日金曜日に夏休み明けなのです。

息子は月曜、火曜、水曜と進むにつれだんだん落ち着かなくなりました。夜も眠れなくなり始めたようです。前日の木曜の夜はいよいよ眠れなかったようです。私も心配で眠れませんでした。なかなか眠れない中、『明日、別に行かなくてもいいよ。』と言ったらようやく眠ってくれました。」

「『明日、別に行かなくてもいいよ。』との言葉を自分もようやく言えました。

なんとか2学期には立て直す、と信じてきたので、それが崩れるようでなかなかその一言が言えませんでした。

初日の8月25日金曜日、子どもは学校に行きませんでした。今でも自分が正しかったかはわかりません。

でも、大人だって休みたい日もあるし、実際に休むこともあります。小さな子どもならなおさらだと思います。」

「『別に行かなくてもいいよ』と言えたことで自分も吹っ切れた気がします。これから長期戦になりますが、じっくりと子どもの気持ちと付き合おうと思います」

このお母様は正しかったのでしょうか?

私としては、正しかったと思いますし、苦しんでいる子どもに対して、勇気ある一言だったと思います。

「2学期から」「9月1日から」

苦しんでいる親子にとっては、9月1日は分かりやすい目標です。

「夏休みにゆっくり休めば何とかなる」「夏の間に何かきっかけが見つかる」

こんな風に考えて、思わず飛びついてしまう象徴的な目標設定かもしれません。

しかしながら実際には、夏の間に何か問題が解決するわけではないし、長い間休んだあとは大人でも会社に戻るのが少々つらくも感じます。また夏の間の楽しい日々とのギャップも大きいとなおさら学校に行くのがつらい気持ちにもなるでしょう。

そのような意味では「9月1日」は難しい目標設定の日だとも言えます。

◯「子どもが不登校になる」そう聞いた時、親はどう思うでしょうか?

そのように聞いて、一番心配なのは「社会から置いていかれる」「まともな就職ができなくなる」という感覚だと思います。でも本当にそうでしょうか。苦しい時に少し休むことがそんなに大きなロスになるでしょうか。また苦しいばかりになってしまった学校に這ってでも行くべきでしょうか。別の学校にするのは難しいでしょうか。

それから「世間や自分の親からなんと言われるか?」と心配していないでしょうか。子どもの心配をしながら自分自身の世間体を気にしていないでしょうか。もちろん全く気にならないと言ったら嘘になるでしょうが、日々色々なことがありますし、ご自身が他人の家庭をどこまで気にしているか考えてほしいと思います。結局他人のご家庭はあんまり気にならないのではでしょうか。

◯もしかしたら悩んでいる君へ

夏休みが明け、「学校に行きたくない」と思っているかもしれません。学校に行かないことが親の期待を裏切るように感じているかもしれません。約束を守れないように感じているかもしれません。でも親は最終的には子どもが無理して学校に行って暗い顔をしているより、少し休んででも元気な顔をしている方が嬉しいものです。人間一日中起きていることはできません。眠る時間があるから起きていられるのです。人生は長いので少しくらい休む時期があっても全然大丈夫です。世界は広いし、想像をはるかに超える色々な生き方があります。どうか悩んだら無理をせずに、素直な心を親御さんや社会の大人たちに話してみてください。きっと受け止めてくれる大人がいます。

◯保護者の方へ

お子様がもし悩まれていたら、すべきことは1つだと思います。それは「ただ子どもの話を聴くこと」です。

できるだけ途中で遮ったり、自分の意見を言わずに相槌を打ちながらじっくり付き合ってただ聴きましょう。それだけで100点です。聴いたあとで、自分が小さい頃からの悩んだエピソードや今の仕事や家庭でも悩むことがあることを伝えてあげるのも良いと思います。「大人だって悩んでいる」「親だって悩みながら大きくなってきた」このことは子どもの心を少し励ましてくれるかもしれません。もちろんアドバイスすることもあっても良いでしょう。でもご自身を思い出してください。「自分は親御さんのコピーだったでしょうか?」「親御さんとまるで同じ価値観だったでしょうか?」きっと大なり小なり親御さんと自分は異なるはずです。一人ひとり歩みの速度は違いますので、どうか子どもの歩みを尊重しましょう。それが子どもの自立を促す第一歩なのです。

家庭・学校・地域が三位一体となって、子どもたちを応援したいと願っています。

子どもが心から安心できる居場所があってこそ、外で頑張れるのだと思いますので、少しでも子どもたちの「心の安全基地」を増やしてあげたいと思います。また悩む親御さんも支えてあげることが極めて重要だと感じています。

今年も「9月1日」が来ます。子どもたちが悲しい決断をしないように心から願っています。

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9月1日、「学校に行きたくない、でも行かなきゃ」と苦しいあなたへ

2017-08-31 | 徒然なるままに

https://news.yahoo.co.jp/byline/miwayoshiko/20170831-00075154/

 9月1日は、子どもの自殺が突出して多い日と知り、驚きました。

平岩国泰さん:「子どもの自殺が特別多い9月1日」~子どもが学校に行きたくないと言ったら~

田中俊英さん:ミサイルと9.1(自殺)問題

 死んでも行かなきゃいけない学校なんか、ありません。

 でも、「行くくらいなら死にたい」と思うほどの学校なのに行かざるを得ない場面や、「行くしかない」と思い込んでいる子どもは、少なくないはず。自分の胸に手を当てて考えてみれば、自分の小中高時代に思い当たる節が一つ二つある大人は、案外多いのではないでしょうか?

 本記事では、どうしても学校に行きたくないけれど「行かざるを得ない」と思い込んでいる子どもたち、少なくとも「2学期が始まったら、朝は家を出て学校に行かなきゃ……死ぬほど行きたくないんだけど」と思っている子どもたちのために、状況の「しのぎ方」をまとめました。

 主に公立小中学校の小学5年生~中学3年生を想定していますが、高校生にも役に立つかもしれません。

1. どんな学校にも、保健室はあるはずだ

 教室とクラスメイトと担任教師たちだけが学校ではありません。学校には必ず、保健室があります。

 学校になんとか行けたら、死ぬほどイヤな担任教師やクラスメイトがいる教室に行く前に、保健室に飛び込みましょう。

 「お腹が痛い」「頭が痛い」「気分が悪い」と言えば、よほどのことがなければ「教室に行きなさい!」とは言われないでしょう。

 保健室の先生(養護教諭)の多くは、保健室に来る子どもたちの「お腹が痛い」などなどが言葉通りの症状ではなく、何か本当に伝えたいメッセージを手渡すためのカプセルである場合も多いことを、よく知っています。

 ただし学校によっては、「学校に来れる子を保健室に居させてはいけない」という方針を取っている場合もあります。このような学校である場合には、3節飛ばして「5. 学校だけが世界じゃない」を読んでください。学校をアテにしていたら傷つくだけですから。

 「自殺しかない」という状況になってまで、あるいはボロボロに追い詰められてまで学校に行ってあげる義務は、子どものあなたにはありません。義務教育の「義務」を背負っているのは、子どもではなく親です(だから、子どもが学校に行かないと、親はあわて、大人たちは親を「ダメ親」と見るわけです)。

2. 保健室はダメ? でも学校には、けっこう居場所があるかも

 学校方針が「どの子も大切に」というものであり、保健室にしかいられない子どもも大切にされるのだとしても、保健室の先生との相性が悪かったり、その先生がイマイチな先生だったりすることはあるでしょう。でも学校には、案外、さまざまな居場所、あるいは「居場所」になれるかもしれない場所があります。

 学校には、図書室もあるはずです。そこには、いつもはいないかもしれませんが、図書館の先生(司書教諭)が来るでしょう。図書館の先生は、その学校の先生たちの「タテ」「ヨコ」のつながりとは少し違うつながり方をしています。

 学校によっては、給食室もあるでしょう。給食を調理して後片付けを終えている給食室の大人たちは、学校の先生ではない立場から、何かを感じ、何かをしてくれるかもしれません。学校の大人たちではあるけれど、先生たちの「タテ」「ヨコ」の中にはいない大人たちです。

 問題は、授業時間中も図書館を開けて出入り自由にしておける学校は非常に少ないということです。図書館の先生が、毎日いつもいるわけではないからです。いま図書館の先生は、「週に1回か2回くらい来る」ということで良いことになっています。その学校の「図書館の先生」がいつもいるのなら、図書館をいつも開けておいて出入り自由にしておき、保健室と同じように、教室に居づらい子どもたちの「居場所」にすることができます。でも、先生の人数は減らされ続けています。図書館の先生は、最初に減らされた先生たちです。

 給食室で働いている職員たちも、仕事だけで精一杯、学校の先生たちに「よけいなことをするな!」と言われないように身を守るだけで精一杯かもしれません。すると、給食室の職員たちの休憩場所に「そっと、居させてもらう」ということもできないわけです。

 図書室がどんなふうに使えるか、給食室、理科や美術や音楽や体育の準備室といったものがあるかどうかは、その地域の大人たちが「しかたない」と考えたり、「こういうのがいい」と選んだりした結果です。

 学校に行くくらいなら死にたい小中学生のあなたに役立つ場所が、学校の中にあれば言うことはないのですが、「必ずあるから大丈夫」とは言えないのが情けないところです。

3. 学校には、スクールカウンセラーもスクールソーシャルワーカーもいる

 保健室も図書室も、アレもソレもコレも、あなたに居場所を用意する力になれないとしても、学校を完全に見放すのは、まだちょっと早いかもしれません。

 学校にはときどき、「スクールカウンセラー」「スクールソーシャルワーカー」と呼ばれる大人が来ているはずです。「カウンセラー」は気持ちをほぐすことの専門家です。「ソーシャルワーカー」とは、いろんな問題で困っている人を助けて元気にすることの専門家です。

 カウンセラーやスクールソーシャルワーカーに話を聞いてもらうことは、やってみる価値が大いにあります。

 ただし、カウンセラーやソーシャルワーカーの中には、いろいろな人がいます。その人の方法が「自分にとっての解決ではない」ということもあります。相性がどうしても良くない人もいるでしょう。得意不得意もあります。優秀な人もいれば、ちょっとダメかなという人もいます。

 死ぬ思いをして学校に行っているあなた、学校に行くことを考えると死にたくなるほどのあなたにとっては、「あなた自身の役に立ってくれるかどうか」が一番大切です。「この人、ダメ」と思ったら、離れちゃっていいんです。苦痛をガマンしてお付き合いしなくてはならないほど大切な人たちではありません。

 もちろん、とても優秀で人柄も素晴らしくて、あなたとの相性も最高のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーがいるかもしれません。もしもそうだったら、しっかり助けてもらって、その幸運を次のもっと大きな幸運に結びつけましょう。

4. 学校のまわりに、「ナナメ」の大人の友だちをたくさん作ろう

 学校によっては、掃除が専門の業者さんなど、先生でも学校職員でもない大人がいるかもしれません。学校に教材などを買ってもらう業者さんも、ときどきは来るはずです。そういう、学校の「タテ」「ヨコ」の関係の中にいない大人を探して、少しでも話を聞いてもらうことは、やってみる価値があります。

 そういう大人たちは、学校の先生の免許(教員免許)を持っていないかもしれないし、学校の先生のように大学を卒業しているわけでもないかもしれません。しかし、泣きそうな顔で、あるいは何か訴えたいメッセージをたくさん抱えていそうな顔をして近づいてくる子どもの、ぎこちなく「こんにちは」と挨拶する姿と表情から「何かあるな?」と気付く鋭さは、学校の先生の数百倍持っているかもしれません。

 ほんの一言二言三言でいいから、いろんな人に話を聞いてもらいましょう。

 そのこと自体が、あなたの気持ちをほぐし、あなたを心強くし、少しずつでも、あなたの立場を良くしていく力になります。

 イジメは、イジメをする人がいるから起こります。イジメの相手として選ばれるのは、弱くて一人ぼっちで、どれだけイジメても仕返しを心配しなくてよさそうな人です。このことは、大人の世界でも子どもの世界でも全く変わりません。たぶん、子どもが大人を見習って、そうしているのでしょう。

 あなたが、いろんな大人と少しずつでも細いつながりを持っていれば、イジメをする人たちは「仕返しが来るかもしれないから、他のイジメ相手を探そう」と考える可能性が高いのです。あなたのバックにいる大人たちは、あなたがイジメられていると知ったら見殺しにするかもしれませんが、イジメる人たちの思いもよらない逆襲があるかもしれません。予想がつかないものを、人は恐れます。だから、あなたがいろんな大人と少しずつ細くつながることは、それだけでイジメを遠ざけるのです。

 もしかすると、「目立ちたがり」「大人のいい子ちゃん」だからイジメるのだ、と言われるかもしれません。また、イジメをする人たちがクラス委員長などを巻き込んでいたら、「先生の知らないところで大人と話している」といったことをクラス会で問題にされ、クラスのルールとして禁止されるかもしれません。そうしないと、イジメを続けにくいからです。

 そういう時にあなたがすべきことは、相手の思い通りにならないことです。すると、「思い通りにならない」を理由として、イジメが一時的に激しくなるかもしれません。しかし効果がないことが分かれば、イジメる人たちは、別のイジメ相手を探すだけです。だから、イジメ効果をなくせばいいのです。

 1回イジメられたら、2人、誰かに少しでも話を聞いてもらいましょう。学校の近くのお店のオバサンに「○小学校で、今日こんなことをされて辛かった」としゃべって走り去る、といったことで充分です。「名前は知らないけど、○小学校でイジメに遭ってる子がいる」ということを知っている大人を増やすだけでも、大いに効果があります。そのオバサンは、次に会ったとき、「あれからどう?」と聞いてくれるかもしれません。

 ただし、完全に知らない人、特に車に乗っている人に話を聞いてもらうのは、やめておいたほうがよいでしょう。「いかのおすし」は、役に立たない場面もあるのですが、一応は気にして守った方がよい心構えです。

5. 学校だけが世界じゃない

「自分に学校はダメ」、あるいは「この学校は自分にはダメ」と見切りをつけざるを得ないけれど、とはいえ「家も居場所じゃない」となると、家でも学校でもない場所を探す必要があります。

 安全で、快適で、誰にも文句を言われない「居場所」を探すことは、実は大変な難問です。子どもだから大変なのではなく、大人にとっても大変なのです。

 しかし、候補はいくつかあります。

  • 図書館

 昨年、「学校に行くのが死ぬほど辛い子は、図書館にいらっしゃい」という公立図書館員のツイートが話題になりました。

 図書館には「給食が出ない」という難点はあるのですが、とても安全な場所です。横になってくつろぐことのできるスペースがある場合もあります。本がたくさんあるし、図書館によってはパソコンも使えます。

 あまり知られていませんが、図書館ではマンガを読むこともできます。誰もが手にとって見られる本棚(開架)にマンガがなくても、実は誰も知らない本棚(閉架)があって、カウンターで聞いたら出してくれることがあります。パソコンがあって、ゲームができるかもしれません。

 図書館の職員は、「なんで、ここにいるの? 学校は?」とか言いません。学校にいれば給食が食べられるはずの子どもが図書館でお腹を空かせていることは、心配するでしょうけれど。声をかけられたら、あるいは自分から話しかけて、「学校にどうしても行きたくないんだけど、家にもいられない」という事情を知ってもらいましょう。図書館の職員の方から声をかけての「おせっかい」はしませんが、利用者・来館者であるあなたに声をかけられたら、応じてくれます。

 食事を含め、図書館だけではどうしようもないこと・図書館が図書館である以上はできないことについて、図書館の職員が「何もしない」ということはありません。いろんな人やサービスや情報をつなぐことが、図書館の仕事ですから。図書館に出来ないなら、出来る組織や人とつながればいいんです。それもしない図書館員しかいない? なら、市境や町境の向こう側の図書館に行ってみましょう。

  • 「子ども食堂」「学習教室」「子どもの居場所事業」をやっている大人や場所

 図書館ほどドーンと構えて「いつでもいらっしゃい」というわけではありませんが、「子ども食堂」「学習教室」「子どもの居場所事業」といった活動をやっている大人たち、さらにそのような活動が行われている場所は、あなたの居場所の一部にもなれるかもしれません。

 いや、必ず、どのような子どもに対しても居場所になってほしいんですけど、相手は人間です。相性問題もあれば、能力・経験・時間・体力・気力・お金などの限界もあります。「子どもの居場所づくりを」と集まった大人たちが、「自分たちの居場所がなかった」ということに気付き、子どもの居場所という名の大人の居場所を作っている場合もあります。ないけど必要なものは、必要だから作らなくては。それが「大人の居場所」でも別にいいじゃないかと私は思います。アリバイづくりに子どもを巻き込んで「こ、子どもの居場所なんです!」と言われるより、ずっと子どものためにもなっていそうですし。

 ともあれ、どこにも、いろんな大人がいます。そういう活動が時々行われている場所(市民センターなど)の人も、いろんな困り方をしている子どもたちがいることに対して、一定の理解を持っています。

「車に乗って近づいてくる知らないオジサンよりは安全」くらいに期待して、ちょっと話を聞いてもらいましょう。あなたと「ナナメ」の関係を作れる大人候補がいることは、間違いありません。

 あなたの救いになる何かが見つかれば、言うことありません。

自分自身の経験~学校にしがみついたのは正解だったのかなあ?

 不登校が「登校拒否」と呼ばれて社会問題とされていた1970年代、家と学校の狭い社会に閉じ込められて苦しい思いをした末、学校にもいられなくなってしまった子どもたちの生きづらさは、想像を絶するものがあります。苦しみながらも生き延びた子どもたちの一部は、大人になると「同じ苦しみを年少の子どもたちにさせたくない」と考え、試行錯誤を重ねてきました。

 ざっと50年近い時間が経過した現在、日本にはフリースクールがあります。また、学校と家庭の代わりになれるかもしれない「子どもの居場所」もあります。不登校児とその親を支えるNPOもあります。少なくとも、そういったものが「ある」ということは、日本の当たり前になりました。「たくさんある」「選べる」「学校の代わりに子どもだけで通える」というのは、まだまだ都市部限定、それも一部地域での話ですが。

 そういった活動や組織に支えてもらいながら大人になるという道だって、もちろんあります。

 でも私は、この記事で「学校じゃないどこかに、Go!」とは訴えていません。

 もちろん、「死ぬ思いをしても学校に行くべきだ」とは思っていません。

 私自身は、極めて真面目に学校に通ったことになっています。小学校6年間の欠席は手術と高熱で止むをえなかった10日間程度、中高は1日も休んでいません。学校が好きだったからではありません。家が居心地や居場所感について考えられるような状況ではなく、また「学校を休ませない」ということに対する母親のこだわりが極めて強く(水疱瘡に罹った時も、隠して学校に行くように命じられました)、したがって「学校に行かずに家にいる」という選択肢がなかったからです。

 私は小学5年のとき、担任教師に嫌われ、その教師推奨のもとで、クラスのイジメのターゲットになりました。コンパスの針で突かれたり、傘で叩かれたり、クラスの中で恐喝されたり、そして担任教師は「クラスのお友達の中で、班の中で解決してください。先生は知りません」という態度を一貫させていました。

 イジメにたまりかねたことが一つの原因で、私は中学受験をして他地域の中高一貫校に行きました。しかしそこには同じ小学校から来た同級生がおり、頼みもしないのに「彼女は小学校でイジメられてて」と周辺に耳打ちしてくれました。結果、私は中高でもイジメのターゲットになりましたが、今思い出しても「よくぞ死ななかった」と思うほど酷いイジメを受けながら、「高校卒業まであと○日」とカウントダウンしながら、なんとか卒業しました。毎日毎日、イジメられるに決まっている学校に行っていたのは、家より学校の方がマシだったからです。登校すれば家の苦しさはなくなり、下校すれば学校のイジメはとりあえず今日はそこでおしまい(学校の噂話が家に伝わっていて家でも続きが……という場合はありましたが)。登校中に見る風景、下校時にいつも私に甘えに来る猫との交流などで気分転換しながら、なんとか高校3年まで学校に通い続けていました。

 ギリギリの綱渡りのような通学をしながら、年々、心身とも大人に近づいていった私は、少しずつ、いろんな大人たちやお兄さん・お姉さんたちとの人間関係を豊かにしていました。そして、「大学に進学することができれば、その後は世界がかなり変わるだろう」と、将来への展望を持てるようになりました。「退学して大検(現在の高認)を取って大学へ」という選択肢は、当然考えましたが、家にいて大検や進学のための勉強をすることは、まず不可能だったでしょう。というわけで、「大学進学資格を得るために最も手っ取り早い」という理由で、高校中退はせずに在学しつづけ、卒業しました。中学と高校に何人か、理解者や味方になってくれた教職員がいたので、なんとか乗り切れました。

 それでも中高時代のイジメの後遺症は、その後も数十年にわたって、私を苦しめつづけました。高校卒業にしがみついた選択が正しかったのかどうか、分かりません。でも、他の選択肢が実質的になかった中で、しかたなく選択して、正解だったかどうか分からないけど今がとりあえずあるし。

 というわけで、「まあ、よくやったじゃないか」と、私は当時の自分を認めてやることにしています。

できれば、学校をあなたの味方に

 今の私の仕事の柱の一つは、貧困問題です。貧困状態の子どもたち、子ども時代に貧困状態にあった大人たちに、私は数多く接してきています。「それほど困っているわけではないけれどお金は足りない」という「貧」、「お金が足りないわけではないけれど、困っている」という「困」を含めると、「貧」問題+「困」問題+「貧困」問題、と言うべきかもしれません。

 調べ、知り、伝える仕事の中で私が再認識したのは、学校というものの力です。特に義務教育の小学校・中学校は、6歳から15歳までの子どもたちが育つのに必要なものすべてを、まとめて子どもたちに与え、手渡すことのできる場所です。

 実際に与えられたり手渡したりできているかどうかは、その学校がどれだけお金を使えるかに大きく左右されますし、そこには数多くの「大人の事情」があります。

 しかし、学校では、教員・職員が子どもたちの育ちにかかわり、給食という形で食事が用意され(地域と学校によりますが)、心身ともの健康にかかわる保健室があり、保健室の先生(養護教諭)という専門家がいます。もちろん、さまざまな科目の学校教育もあります。これら全部が、「学校」という建物の中で一まとめにして供給されていることの価値は、決して小さくありません。そして学校を離れてしまうと、学校の中にいるのと同じように受け取ることはできなくなってしまうのです。

 さらに高校以後の学校になると、もう義務教育ではありません。かなり簡単に「不登校? まだまだ学校に来れそうにない? じゃ、退学ってことで」ということになってしまいます。

 ですから小中学生のうちに、なんとか少しでも学校を味方につける術を身につけ、学校にバックアップしてもらえるようになることができれば、と私は思うのです。

 だから、「学校じゃないどこかに、Go!」とは訴えません。

改めて、学校に殺される必要はありません

 もちろん、何よりも大事なのは、あなたの命です。命を危険にさらしてまで、学校に味方になってもらうための努力をすることはありません。小・中・高の学校教育を失うことが、その後の人生にかなり大きな損失として響いてくることが多いのは、残念ながら事実です。でも、命あれば、生きてれば、けっこう何とかなります。いろんなことを諦めなくてはならなくなるかもしれませんが、幸せな大人になることはできるのではないでしょうか。一度諦めた学校教育も、その気になれば取り戻せます。

 この記事にまとめたのは、「学校をあきらめる前に、出来るかもしれないこと一覧」です。出来たら、物事が動くかもしれません。でも、出来なくても、そこで人生が終わるわけではありせん。

 あなたが「平日の朝、子どもが学校に行かないなんて『ありえない』と思っているウチの親」は、もしかすると、率直に話してみれば一番心強い味方になってくれる人たちかもしれません。

 あなたの親が「家にいたら虐待で殺されそうだし、学校に行ったらイジメられて殺されそうだし」というしんどい状況を作っている張本人の一人なのだとしても、親以外の大人はたくさんいます。

 どこに誰がいて、あなたに何をどれだけ出来るのかは分かりません。あなたの生きていこうという意志が、あなたの必要な人や助けを必ず引き寄せるとは限りません。でも、100%のハズレだけが100%続くことも、ありません。

とりあえず、死ぬほど行きたくない教室からは、逃げちゃえ!

 まずは新学期、どうしても行きたくない学校に着いてしまって、教室に行きたくなかったら、保健室に飛び込みましょう。保健室も追い出されそうだったら、地域の図書館に行きましょう。

 いろんな場所、いろんな大人を紡ぎ合わせながら、今日は生きましょう。

 明日が来たら、明日も同じように生きましょう。

 その繰り返しは、間違いなく、あなたの将来を少しずつ明るく楽しいものにしていきます。

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男女が名前を入れ替えて1週間仕事をしてみた結果

2017-08-30 | 徒然なるままに

https://www.lifehacker.jp/2017/06/33462.html?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=201708

「私は彼女よりも仕事ができるわけではありませんでした。ただ、この目に見えないアドバンテージがあっただけだったのです。」

マーティンは正しい。 科学者はこの目に見えないアドバンテージを潜在的バイアスと呼んでいます。

仕事の上ではこのバイアスはどのように働くのでしょうか。男性は雇用される可能性が高く、昇進する可能性が高く、高い報酬を受け取る可能性が高く、上級管理職に就く可能性が高い。

これは、男性が女性より優れているからでも、賢いからでも、資質が高いからでもありません。ただ、潜在的バイアスのおかげなのです。

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「VALU」が取引ルール変更へ ヒカル氏“売り逃げ”騒動で

2017-08-30 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170829-00000062-zdn_n-sci

 従来のルールでは、売買注文の回数は1日10回までと制限していたが、1日に売却可能なVA数の上限はなかった。そうした中で今月上旬、人気YouTuberのヒカル氏らが、期待をあおるような言動で自らのVA価格をつり上げた後、手持ちの全VAを投げ売りするトラブルが発生した。投げ売り前には、関係者がヒカル氏のVAを売り抜けており、「詐欺的では」「インサイダー取引のようなものでは」などと批判の声が出ていた。

 新ルールでは、1日に売却できるVAを、その総発行数の10%未満に制限。自身が発行したVAを売却する場合も制限対象にするため、ヒカル氏らのように、一度に手持ちの全VAを売り出すことはできなくなる。

 取引ルール変更に伴い、4日に利用規約も一部改定。ルールや罰則などについて、ユーザーが分かりやすい規約を目指す。VALUが、議決権などがある「株式」とは異なることを明確化するため、規約の文言を修正するという。「今後もユーザー保護を最優先事項として、取引ルールや利用規約の整備を進める」としている。

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子供の運動能力から超常現象好きまで 指の長さで分かるいろんなこと

2017-08-30 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170829-00010003-newsweek-int

胎児期のテストステロン量に関係

トムキンソン教授によると、生徒の握力は、人差し指と薬指の長さの比率が小さい方が強いという結果となり、年齢や体格は関係なかったという。「若年層のスポーツや体育イベントにおいて、筋力の違いが試合結果の重要な決定要因となることを考えると、筋力を必要とする試合などで子供たちがどれだけの結果を出せるかは、この比率から予測が可能かもしれない」とトムキンソン教授は述べている。

さらに、筋力が全体的な健康状態の指標にもなると言い、示指環指比が小さい方が健康である可能性が高いとしている。

トムキンソン教授によると、一般的に男性は、人差し指と比べ薬指の方が長い人の方が多く、女性の場合は人差し指と薬指の長さはほぼ同じ。指の長さの比率は、胎児の発達時におけるテストステロンの量によって決定される。胎児がテストステロンを作れば作るほど薬指は長くなり、比率は小さくなる。テストステロンは、運動やスポーツでのパフォーマンスを上げる自然のステロイド・ホルモンであり、示指環指比が小さい人の方が概して運動能力が高いという。

示指環指比からはこんなことも分かる

この示指環指比からは、上記以外にも多くを知ることができるようだ。英紙ガーディアンが2015年に掲載した記事から、算出のしかたと平均値をお教えしよう。

指の付け根(折れる部分)から指先まで、人差し指と薬指の長さをそれぞれ測る。人差し指の長さを薬指の長さで割って出てくる数字が、あなたの「示指環指比」だ。例えば人差し指が7.8センチで薬指が8.2センチなら、示指環指比は0.95だ。男性の平均値は0.95、女性は0.97だという。

ガーディアンによると、示指環指比が平均値よりも小さい場合、その人は積極的で、攻撃的でさえあるかもしれない。摂食障害に陥る可能性は、平均値より大きい人と比べて低い。男性で平均値より小さい場合は、より男性的で支配的な力を持つ人という印象を与える。ある調査では、プロのミュージシャンの場合、平均値よりも小さい人の方が、スキルが高かったという。

一方で示指環指比が平均値よりも大きい場合、性格的な特徴としては、同調性に長けている傾向にあるという。つまり、示指環指比が平均値よりも小さい人と比べ、「良い人」という印象になる。男性の場合、試験の成績は良いが、超常現象や迷信を信じやすいところがあるという。ストレートの女性やゲイの男性の場合は、示指環指比が平均値よりも大きいと、男性的な顔つきのパートナーを好む傾向があるという。

トムキンソン教授の調査同様、ガーディアンによるとこうした特徴は、胎児の時に受けたテストステロンの量によって出てくる違いとのことだが、テストステロン以外にも指の長さに影響する要因はあるので、こうした特徴に当てはまらなくても心配しないように、とのことだ。

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ドイツ車の信頼が大きく地に落ちた理由

2017-08-30 | 世界

ツイートから

ドイツ車の信頼が大きく地に落ちた理由

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/08/post-8313.php

2017年8月28日(月)11時18分 バーナード・リーガー ニューズウィーク

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「お酒を飲むと顔が赤くなり、鍛えて飲めるようになった人」は食道がんのリスクあり!

2017-08-30 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170829-57172839-gooday-hlth

●食道がんの原因は、お酒と熱い料理

―食道がんは、いったん発症すると手術が非常に難しいがんだと聞きますが、食道がんを引き起こす原因は何でしょうか。

井上 日本人が食道がんになる第一の原因は、アルコールです。お酒が原因で健康を壊す時は、肝臓、膵臓、食道、この3つのいずれかがダメージを受けるというパターンがあって、食道がやられると食道がんになりやすい傾向があります。食道がん患者の7~8割を男性が占めているのも、仕事の付き合いでお酒を飲む機会が多いことが影響すると思われます。

 食道がんにはたばこも関係しますが、咽頭がん(*1)ほどではありません。ただ、喫煙する人はだいたいお酒も飲むので、喫煙者にも食道がんが多いといわれています。

―お酒を多く飲む人ほど、食道がんになりやすいということですか。

井上 食道がんは、お酒をたくさん飲む人というよりも、飲酒で顔が赤くなる「フラッシャー」の人が発症しやすい傾向にあります。フラッシャーとは、アルコールが分解されてできる発がん性物質「アセトアルデヒド」に関連して、顔などの毛細血管が拡張して赤くなる人のことを指します。その人がフラッシャーかどうかは、体内でアセトアルデヒドを分解する「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」の1つである「ALDH2」の活性によって決まります。生まれつきこの酵素の活性が低ければ、アセトアルデヒドがなかなか分解されずに体内に長く残り、発がんにつながります。

 特に危険なのは、「昔はすぐに顔が赤くなったのに、付き合いで鍛えられて飲めるようになった。今はワイン1本でも平気」という人。約半数の日本人がこのタイプに該当します。ビール1杯でフラフラになってしまうような人は、お酒を飲まない(飲めない)ので食道がんにはあまりなりません。反対に、一升瓶を空けても顔色が変わらない酒豪は、ALDH2の活性が高いので、やはり食道がんになることは少ないといわれています。この中間、フラッシャーなのに飲めてしまう人が毎日飲む生活を続けると、食道がんのリスクが上がります。

 また、唾液中のアセトアルデヒド濃度は血中濃度よりも高く、口から食道に至る粘膜は高い濃度のアセトアルデヒドにさらされます。このことも食道がんの発生に関与するといわれています。

―お酒以外に、食道がん発症の原因となるものはありますか。

井上 食道のやけどを起こすような熱い食べ物は問題です。胃の内部は分厚い粘膜に覆われているので多少やけどをしても大丈夫ですが、食道粘膜の表面を覆う「扁平上皮(へんぺいじょうひ)」は薄いので、やけどを繰り返すと扁平上皮のがんを引き起こします。

 食道の扁平上皮がんは、圧倒的にアジアに多く見られます。皆さんご存じの通り、鍋物やお粥など、アジアにはフウフウ言いながら食べる熱々の料理が多く見られます。欧米にはそれほど熱い料理がありません。扁平上皮がんがアジアに多いのは、こうした食文化の影響もあるとされています。一方、欧米の食道がんは種類が異なり、逆流性食道炎(*2)が原因になることが多いのです。

―食道がんは自覚症状があるのでしょうか。

井上 残念ながら初期症状はほとんどなく、無症状に近い状態です。がんの進み具合によっては、食べ物を飲み込んだときに胸の奥が痛む、熱い物を飲み込んだときにしみる、食道で食べ物がつかえる、体重が減少する、胸や背中が痛む、むせるような咳が出る、血の混じった痰が出る、声がかすれるなどの症状が出ることもあります。症状が長く続く時は注意が必要です。

 がんのがんたるゆえんは、痛みがない、症状がないことで、これはほぼすべてのがんに共通します。症状が出た時には進行していて、手遅れということもしばしばです。無症状のうちに内視鏡検査を受けなければ、早期発見は困難です。

●早期なら内視鏡治療が可能だが、進行すると大がかりな手術に

―がんが見つかったら切除するのが第一だと思いますが、早期がんの場合はどのように切除するのですか。

井上 分かりやすく言うと、早期がんは転移の可能性がないがん、進行がんは転移の可能性が高い、あるいはすでに転移しているがんです。早期がんなら内視鏡治療、進行がんなら外科的手術で切除するのが治療の基本です。早期がんに対しては、内視鏡でがんの部分の粘膜をはがす、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が広く行われています。内視鏡で切除すればほぼ元の状態に戻ることができ、生活の質を落とすこともありません。

*2 逆流性食道炎:胃酸などが逆流して食道の炎症を起こす。これを繰り返すと、食道の粘膜が変質した状態(バレット食道と呼ばれる)となり、バレット食道がんと呼ばれるがん発生のもととなる。近年、日本でもこのタイプのがんが増えつつある。

―進行がんに対して行う外科的手術は、内視鏡とどう違うのですか。

井上 食道は、心臓と肺の後ろ側で、背骨の手前という、胸の中の一番深い所にあります(図参照)。医師の間で「胸の一番深い場所にあるのは、神のいたずらだ」といわれるほど手術しにくい場所なので、食道がんの手術は大がかりです。開胸して、深い所の食道のがんやリンパ節を切除したら、胃を持ち上げて食道とつながなければなりません。万一ここで縫合不全(*3)が起きたら、肺と心臓の後ろに膿(うみ)がたまるので致命的となることもありえます。

 また、食道がんは首のリンパ節に転移しやすいので、手術では胸とお腹、さらに首も切開する必要があります。言ってみれば、肺と胃と甲状腺、この3つの手術を一度に行うようなものです。胃がんや大腸がんの手術は約3時間で、手術室で呼吸器を外して病棟に着く頃には意識もはっきりしています。でも、食道がんの手術は5~7時間かかるうえ、すぐに病棟には行けず集中治療室に運ばれます。それほど手術の規模が大きく、患者さんの負担も大きいのです。

井上 一般の健康診断はもちろん受けるべきですが、残念ながら早期のがんを狙って拾い上げるタイプの検査ではありません。そのため、食道がんを早期発見するには、一般の内科や人間ドックなどで胃の内視鏡検査(上部消化管内視鏡検査)を自主的に受ける必要があります。胃の内視鏡検査では、咽頭から食道、胃、十二指腸まで、内視鏡が通る場所を一通りチェックできるので、50歳を過ぎたら年1回の検査をお勧めします(*4)。

 血液検査の「腫瘍マーカー」という項目の異常は、進行がんなら発見できますが、早期がんの多くは分かりません。食道がんを早期の段階で見つけるなら、やはり内視鏡検査が一番です。

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